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20221108

ヨガ再開

だいぶ寒くなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

私はと言いますと、10月の初め、急に朝晩の冷え込みが厳しくなった頃、身体がまだ夏仕様だったというのもあると思うのですが、久々に頭痛で5日ほど寝込みました・・。

まだ冬にもなっていないというのに、このくらいの寒さでこんなことになってしまうなんて、本格的な冬が来たらどうするんだろう??と青ざめて、何か対策を取らなければ・・と思い、ヨガのチャンネルを探してみることに。なんとも私にぴったりなヨガのチャンネルを発見して、現時点で1ヵ月くらい続いています。

発見したのはこちらのチャンネルです。

20210921

コーヒーのこと

健康に良くないと言われたり、良いと言われたり、飲んでいいのかよくないのかわからないものの1つがコーヒーです。マクロビオティックでは身体を冷やすと言われ、アーユルヴェーダでもヴァータ(風の要素)を乱すと言われます。

そうは言われていても、コーヒーはやっぱり好きすぎて、こればかりはやめられません。それならばと、少しでも身体にやさしいものを選ぶようにしています。

20190813

何歳になったって

誕生日を迎えるとき、20代前半くらいまでは素直に喜ぶのに、30代が近づいてきたころから複雑な感情表現をする人が増えてくる。40代になると「ガーン!」と言う人もいた。50~60代になると、老いを感じるときについてコメントしはじめてしまい、余計に身体の衰えに不安を大きくしてしまう。世間になんとなく存在する年齢のイメージに縛られてしまっているからそうなるのだろう。何歳になったって、肉体の状態も、精神の状態も、すべては自分の考え方と暮らし方しだいだ。

20190507

砂糖をやめたい方へ―私が砂糖断ちに成功するまでのプロセス

「お砂糖をやめたい!」という声をよく見聞きするようになりました。ダイエットではなく、心の健康や体質改善のためです。

私もかつては砂糖を止めたくてもなかなか止められず、小さな不調はたびたびありましたが、大きな不調があるわけでもないので、砂糖がたくさん入った甘いお菓子の誘惑に勝てませんでした。

でも、昨年2018年の9月下旬から何度目かの砂糖断ちを試み、半年以上継続できました。自己最長記録です。半年が経過した今、甘いお菓子を見ても、なんとも思わなくなり、食べたいと思うことが全くなくなって、とても楽になりました。あまりにも快適で、今までは砂糖の奴隷になっていたのかもと思うほどです。

お砂糖をすっかりやめてから約2カ月で、頭痛や冷え、月経痛、歯の出血といった不調に悩まされることもなくなり、イライラすることも激減し、くまやくすみも治って、肌の調子も良くなりました。医学的に完全には証明されていないかもしれませんし、個人差もあると思いますが、私個人の体感としては、砂糖を食べなくなって体調に望ましい変化が出てきていることは確かです。


「いいね」40号(クレヨンハウス刊)
この特集も役立つ情報が満載でした。
表紙は眞鍋かおりさん。
眞鍋さんも砂糖断ちに成功されたそうです。

お砂糖をやめたいけどなかなかやめられない、というかつての私のような方がいたら、役に立てるかもしれないと思ったので、私がお砂糖をすっかり卒業するまでの道のりを書いてみたいと思います。

20190122

ナチュラルでシンプルなケアに至るまで

今ではかなりシンプルなケアに落ち着いたが、ここに至るまで、本当にさまざまな化粧品に手を出し、肌の手入れに一日に何時間もかかっていたころもあった。

20190108

食品のラベル表示の簡略名と一括表示に関する資料を読んで

食品の材料のラベル表示について、簡略名と一括表示に関する資料を読んだ。

私は台所にないものが入っているものは買わないというスタンスなので、簡略名のものだろうと、一括表示だろうと、ラベルに変なものが入っていたら棚に戻すが、1つ以上入っている可能性があるということは初めて知った。

20190104

食品のラベル表示を確認。台所にない原料を食べる必要があるだろうか

食べ物を買うとき、原材料のラベルを確認するだろうか。

何も知らなかったときでも、私はよくラベルを見ていた。親がよく飲んでいた栄養ドリンク剤のラベルで、カラメル色素、パラベン、果糖ブドウ糖液糖などを目にしていた。食べてもいいものかどうか疑う気持ちはまったくなく、単に、国で認可されているものなのだから大丈夫だろう、くらいにしか思っていなかった。

翻訳の仕事で訳した企業の非財務的価値に関する評価報告書で、パラベンなどの化学物質に関する記述を読み、日本で認可されていても、海外では危険視されているものもあって、ほとんどは危険だとは証明されていないが、完全に安全だとも証明されておらず、「疑わしきは使わない」というリスク軽減意識のある先進国では使用を控える傾向にあることを知った。よくわからなくても、ラベルを見ていてなんとなく覚えていたおかげで、その記述と、食の問題とがつながった。

20181225

20181218

『自然栽培』のvol. 15掲載の連載コラム『みっちゃんのイイモノひろめ隊』を読んで

季刊書籍『自然栽培』のvol. 15に

季刊書籍『自然栽培』のvol. 15


載っていた、さとうみつろうさんの連載コラム『みっちゃんのイイモノひろめ隊』でこんな下りがあった。

20180327

モノが持つ力

水を入れると、入れた水がおいしくなるというグラスに出会った。水を入れて数分後には透明度が増して水が輝いて見える。摩訶不思議なグラスだ。その形状が水を振動させて活性化するのだという。

初めて説明を読んだときは、半信半疑だった。発明した人が真剣だったのと、作っている人が真面目そうな職人さんだったので、もう少し読んでみると、値段も手ごろで、デザインも好きだったので、試しに取り寄せてみた。「ちょっと変わるくらいかな?」と思いきや、全く味が違う。あまりにも劇的な変化で「なんでだろう」と飲むたびに不思議だ。

20160821

身体は正直。痛みや不調は、何かが違っていることを知らせるサイン。

身体は正直です。私は基本的には玄米菜食で、白砂糖と化学物質は避けています。白身の魚や小魚は、放射能汚染に注意しながらときどき食べます。卵は、無農薬野菜と草をついばんで育った放し飼いの卵を自然派コープで届けてもらっています。

こういう食事について、ゆるくポップに書かれた本が、最近、書店に並んでいました。『「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村のからだを整える「食養術」』(秋山龍三/草野かおる・著)という本です。

「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村のからだを整える「食養術」

「こうしなきゃだめ!」みたいなよくある感じではなく、続けやすい形で提案されているところがよいなぁと思いました。読み物としてもおもしろく、必要な情報がよくまとまっていると思います。

私はこの本で言うと、仙人級まであと少しのゆる仙人みたいな感じかな、と思いましたが、こうした食生活にしてから、体調を崩すことがほとんどなく、肌がきれいになって化粧品がいらなくなりました。もともと身体が丈夫だったわけでは決してなく、幼いころから虚弱体質と言われていたほどで、1カ月に数日は寝込み、毎年3月と9月には総決算のように数週間寝込むし、風邪はしょっちゅうひき、月経中は頭痛と月経痛で鎮痛剤なしでは過ごせないくらいでした。

肌のほうはと言えば、鼻の毛穴の黒ずみが気になって、毛穴すっきりパックは「痛い(泣)」と思いながらもいろいろ試し、クレンジング剤、洗顔料、拭き取り化粧水、美容液、化粧水、乳液、クリーム、オイル、日焼け止め、と、化粧品はゴロゴロいろんなものを使っていたのに、皮膚表面が固い感じがするし、おでこと鼻(いわゆるTゾーン)はベタベタ、くすみが気になるからファンデーションでごまかす、みたいな感じでした。顔と身体と手でも分けていた化粧品が、今では天然素材の石けん一つと植物性オイル一本だけ。食べ物を変えた今のほうが、ずっときめも細かく、透明感が出て、皮膚も柔らかくなった感じがします。小鼻の黒ずみもなくなりました。

東京では、玄米菜食の飲食店が結構あったので、事前に調べて行けばたいていどのエリアでも(東側にはあまりなかった)、普段と近い食事ができました(放射能の心配が出てきてしまいましたが、それでも、そうしたお店は良心的なところが多くて、お客さんも気にする人が多いからだと思いますが、産地を表示してくれていたり、放射能検査済みで不検出のものを提供してくれていました)。

しかし、地方へ移住後、外でゴハンを食べるときには、無添加はそれなりに見つかるのですが、無農薬となるとかなり難しい。完全に菜食にするのが難しくなり、ときどき、お肉を食べることがあります。動物性の食品をたくさん食べるとお腹が痛くなることがあるので、メニューからなるべく入っていなさそうなものを選ぶのですが、勘がハズレて入っていることも。あんまり避けまくるのも身体にわるいし、食べ物にも、農家さんを含め、作ってくれた人にも、失礼なので、入っていたらありがたく感謝していただきます。

最近、相方はお付き合いで外食が増えていて、お肉を食べてもそれほどお腹を壊すこともなくなったので、また、マクロビを習っていた友人が「男性は動物性をとったほうがいい」(私はこれには懐疑的。男女問わず個人差があるはず)と言っていたこともあってか、ときどきはお肉をと言うようになりました。

それで、外食でお肉が入っていると、相方に食べてもらっていたのですが、ついに、てきめん、来てしまいました。鶏肉がごろごろ入ったメニューを食べた後、最終電車の中でお腹が痛い…と始まり、降りてしまったら次の電車がないので最寄りの駅までヒヤヒヤ。私も、その日は生クリームやチーズなど、動物性の食品がたくさん入ったメニューを食べたのですが、胃が気持ち悪く、翌朝になってお腹が痛くなりました。二人とも、合わない食べ物はすぐ排出するように身体が整ってきたようです。思い返せば、自然食になる前によくお腹を壊していたのも、身体さんが教えてくれていたんだろうなぁ、と今ならわかりますが、昔は下痢止めを飲んでも効かないと怒っていたものでした。

身体は正直だなぁと思った出来事をもうひとつ。この二ヶ月ほど、ちょっとストレスのかかることが多くて、甘いものが欲しくなり、白砂糖の入ったお菓子を調子にのって食べまくっていました。

白砂糖は身体を冷やし、カルシウムなどのミネラルを奪うと言われていますが、実際に白砂糖の入ったものを食べるとイライラしやすくなったり、頭痛が起こったり、顔色が悪くなることもよくありました。それで食べないようにしていたのですが、夏の暑さで顔色はわからなかったのと、もともとストレスでイライラしているので、変化がわからなかったのもあり、あんなに避けていた白砂糖の入ったお菓子をしょっちゅう口にするようになっていました。

その結果、やっぱり、身体さんは正直です。メイド・イン・アースのオーガニックコットンの布ナプキンにしてからはほぼ皆無だった月経痛が復活。鎮痛剤を飲むほどでもなく、昔ほどではなかったのですが、それでも身体が重くてしんどくて、内臓を冷やしてしまったということだなぁ、と反省しました。

身体の痛みや反応は、より健康になって人間本来の状態を取り戻すにはどういう食べ物を食べ、どういうものを使い、どういう生活をしたらよいのかを教えてくれるサインだと実感しました。痛みや普段と違う不調があったら、その原因を探ってみて、改善を図り、試行錯誤を続けることで、何を食べるべきか、どう生きるべきかがわかるのではないでしょうか。久々に体調を崩し、友人が自分の子に「身体さん感じて。まだ食べたい?」と聞きながら食事を与えていたのを思い出しました。

) 関連記事

20141119

アマルガムのその後の話

【旧暦閏月廿七日 月齢 26.2 霜降 金盞香(きんせんかさく)】

*English edition below*--アマルガムのその後の話です。アマルガムは、水銀を含む歯の詰め物のことです(健康と環境への悪影響や各国の禁止状況については過去の記事をご覧ください)。

自然派の人々がおすすめされていたので(その人たちは悪くないのです。アマルガムのことは知らなかったのだと思うので。「アマルガム ◯◯歯科」で調べて見なかった私が悪い (-_-; )、マクロビオティック(正食、食養とも)を提唱している歯医者さんを相方が受診したら、詰め物はアマルガムしか使わないと言われ、アマルガムの危険性について、次の受診時に説得してみようと、情報を集めた話を先日の記事で書きました(コチラ→アマルガムにうなされる)。

クーヨンなどの自然派の雑誌にも書かれている歯医者さんで、講演もされているので、全国から患者さんが来ているそうです。アマルガムしかないことがわかっていたら、絶対に受診しませんでした。保険がきかなくて、初診料が3万円台後半もします。歯医者さんの名前は出せませんけれど、この記事が私たちみたいな人で受診を検討している人の目に止まり、判断材料の1つになることを願って、ことの顛末を書きたいと思います。

結局、説得はできなかったそうですが、一応議論にはなったそう。いや~、でもひどすぎて、久々にはらわたが煮えくり返りました。

相手の言い分は、玄米を食べて、砂糖をやめれば、問題ないの一点張りです。水銀が危なくないとは言わなかったみたいですが。

口の中でずっと水銀を出し続けるのに、口の中でずっと電磁波のアンテナになって身体に不調をきたすのに、玄米を食べてれば大丈夫って、そんなアホな…。 

友人が、アメリカでもアマルガムが規制されるというニュースを教えてくれて、国際条約の水俣条約を受けて日本も日本歯科医師会がアマルガムの廃絶に取り組むと宣言していることを伝えたところ、「研究者の言うことなんて信用ならん」とアタマから否定。否定するからには、論拠を示してほしいのですが、ないから言えないのでしょう。水銀が大丈夫だというのは誰の言うことを信用してのことなのでしょうか。

内海聡さんという現代医療に疑問を投げかけるお医者さんの本を、その歯医者さんも持っていたそうです。その本にも「アマルガムは毒」とはっきり書かれているのですが、都合の悪い話は無視なんですかね(内海さんがアマルガムについて触れられているFBの投稿その1その2。同じような内容が本にも書かれていました)。

アマルガムが危ないと言われたのは10年ほど前のこと。もう日本にはアマルガムの在庫がないそうで、その歯医者さんはわざわざオーストラリアから輸入しているそうです(なんで、そんな危ないもん輸入してんねん!)。

前の投稿でも書きましたが、この歯医者さん、食事療法も含めた独自の診療をしているため、保険がききません。院長先生が担当する場合は1時間あたり2万円、歯科衛生士さんが担当する場合は1時間あたり1万円だそう。簡単な治療でも難しい治療でも一律で時給計算って、個人的には法外な感じがします。保険の効く普通の歯医者さんよりも安全なもので治療してくれるならそれもわかりますが、アマルガムを使う普通より危ない治療なのに、トータルで60万近くかかるという見積もりを出されました。

アマルガムが身体に悪いことはこれだけ自明のこととなっているし、それを知っているからには口の中に入れたいわけがありません。代替策が一般的になっている現代なのに。イヤだと言っているのに、「入れてみてから考えては?」と言われたそうです。私からすれば無責任としか言いようがありません。あなたに高いお金を払って、そんなに身体に悪いものを悪いとわかっていながら口の中に入れるバカがどこにいると思っているのでしょうか。しかも、もしやっぱりダメだったら、また高いお金を、身体に毒を入れた張本人に払って、とってもらわないといけない。もはやブラックコメディのよう。

しかも、その歯医者さんでは、アマルガムを詰めた後、ヤスリで磨いて表面をツルツルにするとのこと。そんなことをしたら飛び散った水銀を飲み込んでしまいます。下手な歯医者でアマルガムを除去しようとして、飛び散った水銀を飲み込んでしまい、身体中に激痛が走ってのたうち回った事例を映像で見たことがあるので、ぞっっとしました。

しまいには「そんなこと言って、あなた虫歯10本もあるじゃないの!」と、弱みにつけこんで発言権を奪おうとする始末。水銀が身体に悪いことと、それでも彼らが水銀を使い続ける理由と、相方に虫歯があるということには全く因果関係がありません。論理が破綻しています。

カルテに挟まれていた説明には、「水銀よりも砂糖のほうが何万倍も身体に悪い」と書かれていました。だれの研究結果なのかも、どう実験したのかも、どういうデータに基いているのかも、まったくなし。あるのは一方的な主張だけです。論理思考の基本である「主張―理由付け―証拠(具体例)」のピラミッド構造がまったくありません。

そもそも、何について水銀と砂糖を比べているのかも不明です。何万倍と言うからには、例えば、水銀を摂取した場合と砂糖を摂取した場合とでガンの発生率を比べるなど、同じものについて数値がなければいけないはずですが。砂糖を目の敵にして、玄米を無条件に良いものとするその姿勢は、他の考え方を認めず、唯一神のみを絶対とする原理主義者に重なるものがあります。

その次のページには、その歯医者さんが強度が弱いから使わないと主張するレジン(樹脂)を埋めた歯で虫歯が再発した恐ろしい写真が何枚も載っていて、「ね、アマルガムのほうがいいでしょ?」と言わんばかり。同じ条件下で、アマルガムについては再発率を調べたのでしょうか。頑丈だとおっしゃるアマルガムだって「3年以内に劣化の兆候が表れ、10年後には平均で総重量の約73%が減少する」と言われていますし、身近な例で言えば、うちの父はアマルガムの下で虫歯が再発しています。

いくらマクロビを提唱しているにしても、アマルガムの危険性もフッ素の危険性(ここではフッ素も使うそう)も勉強していないなんて、歯医者という本業をおろそかにしているように思います。こう言っては失礼でしょうけれども、玄米を圧力鍋や炊飯器で炊いてもよいと教えているなど、マクロビを仕事にしている私の友人知人たちより理解がずっと浅く、レベルははるかに下に思えます。歯医者という本業はおろそかで、マクロビもそこまでなのに、私の友人知人たちよりも高いお金をとるなんて許せないと思いました。若杉ばあちゃんも言っていますが、食養で金儲けしようなんてとんでもない。毎日の暮らしで食養を実践している一人として、そう思います。

そもそも、医者の役割というのは、なるべく患者の意向に沿って、患者が治るのをサポートすることだと思います。専門知識をもとに患者に情報を与え、患者がよりよい判断をできるようにするのが良い医者であり、患者の意向を無視して自分のやり方を押し通そうとするなんて傲慢です。

その先生の指導のおかげで玄米で元気になった人がいっぱいいるとおっしゃるのですが、「治してやった」という上から目線な物言いは間違っていると思います。お米を作ったのは彼ではありません。偉いのはお米を作った農家さんだし、そういう身体にいい自然のお米を作っている農家さんは決まって、お米が偉い、自然が偉いと言うものです。不可能と言われるりんごの無農薬栽培を成功させた木村秋則さんも、「あなたの腕にきゅうり一本成らせることができますか?あなたが作っているのではない。きゅうりがきゅうりを作っているのです」と、おごり高ぶる人間を諭しています。

教訓としては、知識と論理的に考える力は自分を守ることにもなるし、人を助けることにもなると思いました。これだけ社会毒があふれている今の時代、これらがなければ簡単に毒漬けになってしまいます。受診してしまってから見つけたのですが、アマルガムについてその歯医者さんのブログで質問していた人がいました。その人はあっさり引き下がって信じてしまっていました。知識と調べる力が足りなかったのか、それとも、穏便に済ませるためにお茶を濁したのかはわかりません。おかしいことはおかしいと主張しなければ、被害者が増えるばかりだと思いました。

お医者さんについては、自然派やホリスティックなお医者さんも、普通のお医者さんも、同じくらい警戒して慎重に調べたほうがよいと思いました。特に、代替医療などはまだ走りですし、流行りにのってマーケティング的に使っているお医者さんにも当たってしまったことがあります。

それから、英語が読めてよかった!と思いました。日本語だけだと、日本の中のことしかわかりませんが、英語が読めると世界中から情報が集められるので、例えば、日本で安全と言われていても、海外では危ないというのが常識になっていることなども知ることができます。日本で公開されていないのに、アメリカでは公開されている重大な文書を読めてしまったり。殺されないようにするために必要な力だと思いました。

This post is about a debate my partner had over the health risk of dental amalgum with a dental clinic which calls itself "natural dental clinic". (Several friends who do macrobiotics and love natural lifestyles recommend this clinic.) Studies around the world say dental amalgum, consisted with mercury up to 50%, is highly harmful for health.
i.e.) http://www.biomedcentral.com/content/pdf/1745-6673-6-2.pdf
Some countries, including Sweden, have banned or restricted the use of it.

The dentist advises its patients to avoid chemicals in food such as additives, pesticides, and refined sugar, so it was the last thing I expected that such a macrobiotic dentist uses such a dangerous metal, now that the alternative material, composite resin, is more common in Japan. Though they were quite illogical and my partner refuted all their claims with enough data and studies, they never agreed.

The lessons are that English gives me larger domain to find important information to survive than Japanese, and that enough knowledge and good logical thinking are necessary to survive or live better in this society full of invisible toxic substances. Of course, we decided never to see that dentist again.

20141101

アマルガムにうなされる

【旧暦閏月九日 月齢 8.2 霜降 霎時施こさめときどきふる

盲点でした。

相方が東京の歯医者さんで治療していた虫歯。治療の途中で地方へ移住してきてしまったのですが、特に痛むこともないので、放置していました。痛まないからと調子に乗って砂糖を食べ続けていたら、ついにまた痛み出してしまい、歯医者さんで診てもらうことになりました。

移住先で自然派の人々がオススメされていた歯医者さんがあり、なるべく抜かない・削らないがモットーで、食養も含めた根本治療をされているようだったので、保険が効かないのですが、そこへ行ってみることにしました。

が、しかし…。相方がしょげてげっそりして帰ってきました。何があったのかと思ったら、詰め物にはアマルガム(水銀50%+銀35%・スズ9%・銅6%・亜鉛少々の合金)、しか使わないとのこと。

理由は?と聞くと、アマルガム(銀歯)のほうがレジン(樹脂)よりも頑丈だから、ということらしく、電磁波のアンテナになるから入れたくないと言ったら、毒は玄米で排出できるから、というようなことを言われたそうです。

「論点すり替わってるやん! 出せるって、そういう問題か?? 原則的には危険性が指摘されているものは身体に入れない、やむをえない場合のみ排出方法を考えるってのが大前提やないん? 玄米食べたら出せるってそんな簡単に済むんやったら、農薬だろうが添加物だろうが何を身体に入れても玄米食べときゃええっちゅうことやないか。食べ物の化学物質はあかんゆうてんのに。そもそも重金属がずっと歯にひっついとんのに玄米で出せるわけないやんか!」と突っ込みたくなりました。。。

自然育児系の雑誌(たしかクーヨン)にも取り上げられていたので、まさかアマルガムを使うとは夢にも思わず、この歯医者さんのサイトでは検索してみなかったのです・・・。そもそも、最近では歯の詰め物にレジンを使うところが多くなり、セラミックもあるこのご時世に、アマルガムなんて言葉すら思い出しもしませんでした。自然派の歯医者さんでアマルガムなんて言葉を久々に聞くなんて「まさか!」以外の言葉が浮かびません。。。完全に盲点でした。

レジンも何でできているかよくわからないけど、ほかに選択肢がないならアマルガムよりはマシだと思います。アマルガムは、電磁波を集めるアンテナとして働き、電磁波過敏症の原因になると言われています。証拠をと調べていたら、アマルガムを除去して、電磁波過敏症が改善した様子を映した動画もありました。

また、昨年、仕事関係で「水俣条約」について知る機会がありました。この条約は、水俣病を教訓として、国際社会が人体と環境に悪影響がある水銀の使用を段階的に減らしていくことで合意したものです。ピンときて「よかったなぁ、これでアマルガムもなくなるのでは?」と思っていたら、やっぱり使用削減対象物のリストに歯科用アマルガムも含まれていました(参照→環境省「水銀に関する水俣条約」の概要)。死んで火葬されるときに、アマルガムの水銀が気体となって放出されて、後の世代に水銀汚染を残してしまうという問題は、水俣条約関連のことを調べていて初めて知りました。死んでからまで迷惑をかけたくないなぁと思いました。

アマルガムに含まれる水銀は口の中で食べ物を噛むたびに水銀が少しずつ蒸発して、水銀の蒸気を吸い込んでいるという研究報告もあり、口の中で水銀がイオン化しているかどうかを調べてくれる歯医者さんもあります。頑丈と言われていますが、3年以内に劣化の兆候が出てきて、10年後には平均で総重量の約73%が減少するという研究報告もあります。水銀は神経毒なので、さまざまな病気や身体の不具合の原因になることがあり、アメリカでは自閉症の原因になったとして訴訟がたくさん起こっているようですし(関連記事(英語))、スウェーデンでは2008年に使用が全面的に禁止されています。ほかには、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、イギリス、カナダでも使用が制限されているという情報も出てきました。

今回は検査だけで、2週間後に治療計画の話し合いをしてから治療開始になるので、まだアマルガムを詰められたわけではありません。よく話を聞いてくれて、治療計画もきちんと相談して納得の上で進めてくれる歯医者さんなので、説得してみようとは思うのですが、どうしてもアマルガム以外はできないと言われたら、他の歯医者さんに行くしかないなぁと思っています。自分で知る分には、直感的にアカン、だけで充分なのですが、安全だと思っている人を説得するとなると、材料をしっかり集めないといけません。おかげで詳しくはなりましたが、夢でまでアマルガムにうなされました・・・。

今回のことは、たとえ専門家であっても、完全に人任せにしては身を守れないという教訓になりました。それから、両親に感謝したくなりました。私の両親は、「チョコレートは食べるな!」「砂糖食べたらすぐ歯磨きしろ!」「よく噛め!」と耳にタコができるほど口うるさく言ってくれたので、私は虫歯がなく育ち、おかげでアマルガムなんてものには無縁でした。大人になって、磨きにくい親知らずの影に虫歯ができてしまったのが初めての虫歯で、その頃にはもうレジンが一般的になっていたので、私の歯には今もアマルガムはありません。電磁波にもやや敏感なほうですが、相方ほどではなく、厳しくしつけてくれた親に感謝したいです。

>>後日談:「アマルガムのその後の話

*ご参考*
ちょっと調べるとアマルガムの危険性についてはいろいろ出てきます。

◆歯の水銀がアトピー要因/アマルガム除去で確認(四国新聞2001/10/19)
http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/20011019000093

その不調「有害金属」が原因かも? 「解毒力」を高めよう(1)(日経ヘルス・フォーメン2011/9/2)

●PDF版:「幸せな人生を奪い去る水銀アマルガム」メアリー・デービス著/歯科用アマルガム水銀症候群支援協会(DAMS)デ・モイン支部刊)

●論文:Is dental amalgam safe for humans?(The opinion of the scientific committee of the European Commission Joachim Mutter)

アマルガムは安全だという主張もありましたが、出典がないものばかりで、信用できるものはありませんでした。その中には、危ないのは有機水銀で、アマルガムは無機水銀だから問題ないという論拠が多いのですが、これについて論文を引用しながら反論している動画がありました。簡単に言うと、無機水銀+大腸菌などの菌類→有機水銀になるという研究論文(「水銀の化学形態変化と生物活動」)があるそうです。