20141119

アマルガムのその後の話

【旧暦閏月廿七日 月齢 26.2 霜降 金盞香(きんせんかさく)】

*English edition below*--アマルガムのその後の話です。アマルガムは、水銀を含む歯の詰め物のことです(健康と環境への悪影響や各国の禁止状況については過去の記事をご覧ください)。

香川の自然派の人々がおすすめされていたので(その人たちは悪くないのです。アマルガムのことは知らなかったのだと思うので。「アマルガム ◯◯歯科」で調べて見なかった私が悪い (-_-; )、マクロビオティック(正食、食養とも)を提唱している歯医者さんを相方が受診したら、詰め物はアマルガムしか使わないと言われ、アマルガムの危険性について、次の受診時に説得してみようと、情報を集めた話を先日の記事で書きました(コチラ→アマルガムにうなされる)。

クーヨンなどの自然派の雑誌にも書かれている歯医者さんで、講演もされているので、全国から患者さんが来ているそうです。アマルガムしかないことがわかっていたら、絶対に受診しませんでした。保険がきかなくて、初診料が3万円台後半もします。歯医者さんの名前は出せませんけれど、この記事が私たちみたいな人で受診を検討している人の目に止まり、判断材料の1つになることを願って、ことの顛末を書きたいと思います。

結局、説得はできなかったそうですが、一応議論にはなったそう。いや~、でもひどすぎて、久々にはらわたが煮えくり返りました。

相手の言い分は、玄米を食べて、砂糖をやめれば、問題ないの一点張りです。水銀は危なくないとは言わなかったみたいですが。

口の中でずっと水銀を出し続けるのに、口の中でずっと電磁波のアンテナになって身体に不調をきたすのに、玄米を食べてれば大丈夫って、そんなアホな…。 

友人が、アメリカでもアマルガムが規制されるというニュースを教えてくれて、国際条約の水俣条約を受けて日本も日本歯科医師会がアマルガムの廃絶に取り組むと宣言していることを伝えたところ、「研究者の言うことなんて信用ならん」とアタマから否定。否定するからには、論拠を示してほしいのですが、ないから言えないのでしょう。水銀が大丈夫だというのは誰の言うことを信用してのことなのでしょうか。

内海聡さんという現代医療に疑問を投げかけるお医者さんの本を、その歯医者さんも持っていたそうです。その本にも「アマルガムは毒」とはっきり書かれているのですが、都合の悪い話は無視なんですかね(内海さんがアマルガムについて触れられているFBの投稿その1その2。同じような内容が本にも書かれていました)。

アマルガムが危ないと言われたのは10年ほど前のこと。もう日本にはアマルガムの在庫がないそうで、その歯医者さんはわざわざオーストラリアから輸入しているそうです(なんで、そんな危ないもん輸入してんねん!)。

前の投稿でも書きましたが、この歯医者さん、食事療法も含めた独自の診療をしているため、保険がききません。院長先生が担当する場合は1時間あたり2万円、歯科衛生士さんが担当する場合は1時間あたり1万円だそう。この診療報酬について、みなさんどう思われるかわかりませんが、簡単な治療でも難しい治療でも一律で時給計算って、個人的には法外な感じがします。保険の効く普通の歯医者さんよりも安全なもので治療してくれるならそれもわかりますが、アマルガムを使う普通より危ない治療なのに、トータルで60万近くかかるという見積もりを出されました。

アマルガムが身体に悪いことはこれだけ自明のこととなっているし、それを知っているからには口の中に入れたいわけがありません。代替策が一般的になっている現代なのに。イヤだと言っているのに、「入れてみてから考えては?」と言われたそうです。私からすれば無責任としか言いようがありません。あなたに高いお金を払って、そんなに身体に悪いものを悪いとわかっていながら口の中に入れるバカがどこにいると思っているのでしょうか。しかも、もしやっぱりダメだったら、また高いお金を、身体に毒を入れた張本人に払って、とってもらわないといけない。こんなバカな話がありますか。

しかも、その歯医者さんでは、アマルガムを詰めた後、ヤスリで磨いて表面をツルツルにするとのこと。そんなことをしたら飛び散った水銀を飲み込んでしまいます。下手な歯医者でアマルガムを除去しようとして、飛び散った水銀を飲み込んでしまい、身体中に激痛が走ってのたうち回った事例を映像で見たことがある私はぞわーっっとしました。

しまいには「そんなこと言って、あなた虫歯10本もあるじゃないの!」と、弱みにつけこんで発言権を奪おうとする始末。水銀が身体に悪いことと、それでも彼らが水銀を使い続ける理由と、相方に虫歯があるということには全く因果関係がありません。論理が破綻しています。

カルテに挟まれていた説明には、「水銀よりも砂糖のほうが何万倍も身体に悪い」と書かれていました。だれの研究結果なのかも、どう実験したのかも、どういうデータに基いているのかも、まったくなし。あるのは一方的な主張だけです。論理思考の基本である「主張―理由付け―証拠(具体例)」のピラミッド構造がまったくありません。

そもそも、何について水銀と砂糖を比べているのかも不明です。何万倍と言うからには、例えば、水銀を摂取した場合と砂糖を摂取した場合とでガンの発生率を比べるなど、同じものについて数値がなければいけないはずですが。砂糖を目の敵にして、玄米を無条件に良いものとするその姿勢は、他の考え方を認めず、唯一神のみを絶対とする原理主義者に重なるものがあります。

その次のページには、その歯医者さんが強度が弱いから使わないと主張するレジン(樹脂)を埋めた歯で虫歯が再発した恐ろしい写真が何枚も載っていて、「ね、アマルガムのほうがいいでしょ?」と言わんばかり。同じ条件下で、アマルガムについては再発率を調べたのでしょうか。頑丈だとおっしゃるアマルガムだって「3年以内に劣化の兆候が表れ、10年後には平均で総重量の約73%が減少する」と言われていますし、身近な例で言えば、うちの父はアマルガムの下で虫歯が再発しています。

いくらマクロビを提唱しているにしても、アマルガムの危険性もフッ素の危険性(ここではフッ素も使うそう)も勉強していないなんて、歯医者という本業をおろそかにしているように思います。こう言っては失礼でしょうけれども、玄米を圧力鍋や炊飯器で炊いてもよいと教えているなど、マクロビを仕事にしている私の友人知人たちより理解がずっと浅く、レベルははるかに下に思えます。歯医者という本業はおろそかで、マクロビもそこまでなのに、私の友人知人たちよりも高いお金をとるなんて許せないと思いました。若杉ばあちゃんも言っていますが、食養で金儲けしようなんてとんでもない。毎日の暮らしで食養を実践している一人として、そう思います。

そもそも、医者の役割というのは、なるべく患者の意向に沿って、患者が治るのをサポートすることだと思います。専門知識をもとに患者に情報を与え、患者がよりよい判断をできるようにするのが良い医者であり、患者の意向を無視して自分のやり方を押し通そうとするなんて傲慢です。

その先生の指導のおかげで玄米で元気になった人がいっぱいいるとおっしゃるのですが、「治してやった」という上から目線な物言いは間違っていると思います。お米を作ったのは彼ではありません。偉いのはお米を作った農家さんだし、そういう身体にいい自然のお米を作っている農家さんは決まって、お米が偉い、自然が偉いと言うものです。不可能と言われるりんごの無農薬栽培を成功させた木村秋則さんも、「あなたの腕にきゅうり一本成らせることができますか?あなたが作っているのではない。きゅうりがきゅうりを作っているのです」と、おごり高ぶる人間を諭しています。

教訓としては、知識と論理的に考える力は自分を守ることにもなるし、人を助けることにもなると思いました。これだけ社会毒があふれている今の時代、これらがなければ簡単に毒漬けになってしまいます。受診してしまってから見つけたのですが、アマルガムについてその歯医者さんのブログで質問していた人がいました。その人はあっさり引き下がって信じてしまっていました。知識と調べる力が足りなかったのか、それとも、穏便に済ませるためにお茶を濁したのかはわかりません。おかしいことはおかしいと主張しなければ、被害者が増えるばかりだと思いました。

お医者さんについては、自然派やホリスティックなお医者さんも、普通のお医者さんも、同じくらい警戒して慎重に調べたほうがよいと思いました。特に、代替医療などはまだ走りですし、流行りにのってマーケティング的に使っているお医者さんにも当たってしまったことがあります。

それから、英語が読めてよかった!と思いました。日本語だけだと、日本の中のことしかわかりませんが、英語が読めると世界中から情報が集められるので、例えば、日本で安全と言われていても、海外では危ないというのが常識になっていることなども知ることができます。日本で公開されていないのに、アメリカでは公開されている重大な文書を読めてしまったり。殺されないようにするために必要な力だと思いました。

This post is about a debate my partner had over the health risk of dental amalgum with a natural dental clinic in Kagawa which recommends macrobiotic foods. Studies around the world say dental amalgum, consisted with mercury up to 50%, is highly harmful for health.
i.e.) http://www.biomedcentral.com/content/pdf/1745-6673-6-2.pdf
Some countries, including Sweden, have banned or restricted the use of it.

The dentist advises its patients to avoid chemicals in food such as additives, pesticides, and refined sugar, so it was the last thing I expected that such a macrobiotic dentist uses such a dangerous metal, now that the alternative material, composite resin, is more common in Japan. Though they were quite illogical and my partner refuted all their claims with enough data and studies, they never agreed.

The lessons are that English gives me larger domain to find important information to survive than Japanese, and that enough knowledge and good logical thinking are necessary to survive or live better in this society full of invisible toxic substances. Of course, we decided never to see that dentist again :-(