tag:blogger.com,1999:blog-72316686993175140272024-03-05T13:55:49.360+09:00A RECORD OF THOUGHTS----cachososhiUnknownnoreply@blogger.comBlogger383125tag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-45669995590891730492023-02-21T11:11:00.001+09:002023-02-21T11:11:00.173+09:00 紅茶の魔法<p>今日はつれづれです。</p><p>もやもやする気持ちになったある日のこと、家にずっといても気持ちが晴れそうにないので、こんなときは出かけるに限る!と気分転換に街へでかけました。</p><p>自然のあるところが普段は好きなのですが、もやもやしているときは、自然のあるところにいると内省的になってしまい、余計に自分を責め出したり、ぐるぐると考えがちなので、楽しい刺激がいっぱいある、街に出かけたほうが気分転換になることが多いです(私の場合)。おもしろいもの、きれいなもの、かわいいもの、触り心地のよいもの、いろんな本、明るい色彩、次々といろいろなものを見て回っているうちに、いらいらやもやもやが消えてきます。<span></span></p><a name='more'></a><p></p><p>何年かぶりに無農薬野菜のカレーと紅茶がおいしい喫茶店に行ってみたら、何年も行っていないうちに、野菜のカレーがお肉入りのカレーになっていて大ピンチ(ずっと菜食でいたらお肉が食べられない体質になってしまいました)。お店の方にお願いしたら、お肉がなるべく入らないようにしてもらえるということで、どうにかお昼ごはんが食べられることになりました。</p><p>食後に出してくださる紅茶は、何年か前と変わらず、相変わらず絶妙なタイミングでした。</p><p>この紅茶が、ついさっき「ピンチ!」と焦った気持ちも、もやもやしていた心の曇りも、一気にぶっ飛ばしてしまうくらいおいしくて、紅茶には魔法のような力があると思いました。こんなにおいしく紅茶が淹れられるお店の方もすごいと思いました。ここの紅茶を初めて飲んだとき、紅茶ってこんなにおいしいものだったのか!と感動したのを思い出しました。</p><p>お店の方は、紅茶が好きで、紅茶について学びを深めてこられて、お店を出すまでにもなられて、本当に好きで紅茶を入れてくださっているのだと思います。そういう好きでなさっていることのおかげで、心のもやもやが一気に晴れたという体験をして、そういうお仕事ってとても素敵だと思いました。</p><p>帰り道、ふとまた「お昼の紅茶おいしかったなー」と思い出して、好きでやっていることが知らず知らずのうちに、だれかの生きる希望につながったりということも大げさではなしにきっとあるんだろうなーとか、仕事に限らなくても、いつも自分が好きでしていることが、だれかの救いになったり、喜びになったり、そういうのが広がっていったら素敵だろうなーと思ったりしました。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-48005361264151535292022-12-09T11:11:00.007+09:002022-12-09T11:11:00.157+09:00[お気に入り紹介]Yogi Tea Echinacea(ヨギティーのエキナセア)<p>寒いときに飲みたくなるもの。チャイと<a href="https://amzn.to/3Xtonbs" rel="nofollow" target="_blank">エキナセアのヨギティー</a>です。</p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%83%A8%E3%82%AE%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC-%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC-%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%83%8A%E3%82%BB%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89-%C3%9710%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/dp/B01NGTRHU4?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=HAZ4RTHGJWN7&keywords=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA+%E3%83%A8%E3%82%AE%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC&qid=1668930407&qu=eyJxc2MiOiIxLjgzIiwicXNhIjoiMC4wMCIsInFzcCI6IjAuMDAifQ%3D%3D&sprefix=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA+%E3%83%A8%E3%82%AE%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%2Caps%2C297&sr=8-3&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=85364fea1ccce926ab62c6bc60f354da&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B01NGTRHU4&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3UUjG8E" rel="nofollow" target="_blank">Yogi Tea Echinacea</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=B01NGTRHU4" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p><p>Yogi Teaはハーブティーのブランドで、さまざまな種類があります。<span></span></p><a name='more'></a><p></p>
<p>喉に優しい<a href="https://amzn.to/3GBgCdz" rel="nofollow" target="_blank">スロートティー</a>や<a href="https://amzn.to/3AqfuWb" rel="nofollow" target="_blank">ルイボスチャイ</a>も好きなのですが、エキナセアのブレンドが特にお気に入りで、この時期に飲みたくなります。身体を温め、免疫力を高めてくれる、冬を越すのに心強いサポーターです。</p>
<p>免疫力を高めると言われているエキナセアの他に、身体を温める根菜のこぼうやエルダーベリー、ビタミンCが豊富なローズヒップなどが入っていて、シナモン、ジンジャー、クローブ、ブラックペッパーなどのスパイスも効いています。ペパーミントの風味が一番強いですが、おかげで飲みやすくなっているのだと思います。ステビアリーフと甘草(リコリス)も入っているので、ほんのり甘みもあります。</p>
<p>パッケージにはcompostale tea bags(コンポスト可能なティーバック)の表記もあって、ティーバックはそのままコンポストに入れることができるのもありがたいです。B Corpの認証マークもいつのまにやら付いていて、ヨギティーってB Corpだったんだ!ともうれしくなりました。</p><p>B Corpは、フェアトレードやオーガニックなど、環境と社会のサステナビリティに取り組んでいる公益性の高い企業に対する国際的な民間認証制度で、認定されている企業としては、アウトドアウェアブランドのパタゴニアなどが有名です(詳しくはこちらも参考になります→<a href="https://www.patagonia.jp/stories/three-guides-for-going-b-and-why-it-matters/story-71600.html" rel="nofollow" target="_blank">B コーポレーションの一員になるための3つのガイド、そしてなぜそれが有意義なのか[パタゴニアウェブサイト]</a>) 。</p>
<p>パッケージには、ブレンドごとに異なるヨガのポーズが書かれているのもおもしろいです。オラクルカードみたいなメッセージも、ティーバッグに付いているタグの1つ1つに異なるものが書かれていて、これも「まさに!」なメッセージが出ることもあってびっくりします。友人はかつて、2回連続で同じメッセージが出て驚いたと話していました。</p>
<p>ヨギティーはカルディでも買えるので助かっています。最近は、オーガニックの専門店でなくても、オーガニックや無農薬、野生の食材を取り扱ってくれるようになって、本当にありがたいことです。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-80932563330017137502022-11-24T11:11:00.003+09:002022-11-24T11:11:00.154+09:00[本紹介] 『SCRAPBOOK』&『青空 そよかぜ 深呼吸』(引田かおりさんの新刊)<p>久々に大型書店を散歩していると、引田かおりさんの新刊を発見しました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/SCRAPBOOK-%E7%A7%81%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%84%E6%97%A5%E5%B8%B8-%E5%BC%95%E7%94%B0%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A/dp/4860295323?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=NNT2OXE38HLL&keywords=%E5%BC%95%E7%94%B0%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A&qid=1668749529&qu=eyJxc2MiOiIzLjk0IiwicXNhIjoiMy4wMSIsInFzcCI6IjIuOTAifQ%3D%3D&sprefix=%E5%BC%95%E7%94%B0%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A%2Caps%2C697&sr=8-1&linkCode=li1&tag=pomodoro06-22&linkId=16309ab51be26f2434bb354dd2212a75&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4860295323&Format=_SL110_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3GssGh8" rel="nofollow" target="_blank">SCRAPBOOK 私を作る愛しい日常<br />(引田かおり・著/清流出版・刊)</a></td></tr></tbody></table>
<img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li2&o=9&a=4479785604" style="border: none; margin: 0px;" width="1" />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E9%9D%92%E7%A9%BA-%E3%81%9D%E3%82%88%E3%81%8B%E3%81%9C-%E6%B7%B1%E5%91%BC%E5%90%B8-%E6%B0%97%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%84%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E6%AD%A9%E3%81%8D%E6%96%B9-%E5%BC%95%E7%94%B0-%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A/dp/4479785604?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=NNT2OXE38HLL&keywords=%E5%BC%95%E7%94%B0%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A&qid=1668749529&qu=eyJxc2MiOiIzLjk0IiwicXNhIjoiMy4wMSIsInFzcCI6IjIuOTAifQ%3D%3D&sprefix=%E5%BC%95%E7%94%B0%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A%2Caps%2C697&sr=8-2&linkCode=li2&tag=pomodoro06-22&linkId=f402bab540666b53eff551685f374dde&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4479785604&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3OiQQfQ" rel="nofollow" target="_blank">青空 そよかぜ 深呼吸<br />(引田かおり・著/大和書房・刊)</a></td></tr></tbody></table><br />
<p>引田さんのことは、暮らし系の本でよくお見かけして、<a href="https://amzn.to/3XeoM1m" rel="nofollow" target="_blank">片付けコンサルタントの本多さおりさんの本</a>でインタビューを読んだのをきっかけにぐんぐん惹かれるようになりました。見慣れない本が2冊、棚に面で並んでいて、いつのまにか2冊も新著を出されていたのかーとうれしい驚きでした。<span></span></p><a name='more'></a><p></p>
<p><a href="https://amzn.to/3EioC0e" rel="nofollow" target="_blank">繕い物がアートだと思わせてくれた本「お直しとか」</a>の横尾かおるさんの別の本にも引田さんとのお話が書かれていて、その本の、とても心温まるエピソードの中で「かーりん」と呼ばれているのを見て以来、引田さんを本や雑誌でみかけるたびについ「あ!かーりんだ!」と思ってしまいます。</p>
<p>吉祥寺の大好きなパン屋さん、いつも大人気で、訪れるとよく行列ができていたダンディゾンのオーナーと知ったときは、知らないうちにすでにお世話になっていたのかーとまたびっくりしました。引田さんのギャラリーの「ギャラリーフェブ」はあの頃は知らず、また東京に行くことがあったら訪れてみたいです。</p>
<p>優しいピーチ色の表紙の<a href="https://amzn.to/3GssGh8" rel="nofollow" target="_blank">SCRAPBOOK</a>は、引田さんのお気に入りがスクラップブックのように写真に一言が添えられて紹介されています。パラパラと眺めているだけでも、好きな気持ち、使ったり見ていたりして嬉しい気持ちが伝わってきて、じんわり心が躍ります。考える整えるなどテーマに分かれています。それぞれの章にはそのテーマについて引田さんのエッセイも入っていて読み応えがあります。巻末にはYOUR SCRAPBOOKの欄が数ページ用意されていて、自分のお気に入り、見てうれしくなるモノやコトをスクラップできるようになっています。それもまた素敵なアイディアだと思いました。暮らしのことや、生きていくこと全般で大切にしていることが文章で伝わってくるだけではなく、大切に思うことを大切にして暮らしてこられた中で出会ってきたお気に入りのものたちがあって、そこで生まれてきたストーリーがあって、ものを見ているだけでも生き方、考え方が伝わってくるような感じがしました。眺めているだけで顔がほころんできます。</p>
<p>もう一冊はエッセイで<a href="https://amzn.to/3tEdsxJ" rel="nofollow" target="_blank">『青空 そよかぜ 深呼吸』</a>。読んでいて心が爽やかに晴れ渡っていくような感じがしました。普段お考えになられていること、お感じになられていることを書いてくださっていて、これまでは暮らしのことや暮らしの風景などからお人柄を垣間見る感じが多かったのですが、そういったことを改めて読ませていただいて、あーそれでこういう暮らしを築かれているんだなーとさらに学びが深まった感じがしました。ますますファンになりました。</p>
<p>思っていらっしゃること、感じていらっしゃること、お考えになられていることを、飾ることなく、まっすぐにのびのび書かれていて、こんなふうに自分をありのままに表現して、かつ、読んだ人に罪悪感や無価値感を覚えさせないのは、普段から他人や自分に対してずばっと裁く姿勢を持っていないからなんだろうなーと思いました。ともすれば「いい・悪い」に陥りがちなテーマになっても、読んでいて責められている感じや自分はだめだな・・と落ち込んでしまう感じとかは全くなくて、すごいなーと思いました。そういう状態に入るのは長年の積み重ねがあればこそなんだろうなあとも思いました。</p>
<p>私だったら、「うーん、なーんかカドが立ちそうだからやめとこーかなー・・。でも言わなきゃ逃げてるみたいかなー・・。うーん・・・、工夫して丁寧に言ったらなんとかなる??それも労力と時間がかかりすぎそうだから、今日のところはやめとこう・・・」と回避してしまいそうな話でさえ、屈託なく、ほがらかに書かれていて、でも全然カドも立ってないし、威圧感も、責められている感じもないし、むしろ読んでいて爽快感を覚えるような感じで、それがすごいなーとひたすら感心しました。私がそうなるにはまだまだ日々の鍛錬が必要そうです。たびたび読み返したくなる本でした。</p><p>どちらもとても素敵な本です。いい本と出会えてうれしい日になりました。</p><p>類似の記事)</p><p></p><ul style="text-align: left;"><li><a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2022/08/check-and-stripe-my-favorite.html" rel="nofollow" target="_blank">20220828 [本紹介] 『CHECK&STRIPE my favorite 私の好きな服』</a></li><li><a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2022/04/stop-buying-new-clothes-for-a-decade.html" rel="nofollow" target="_blank">20220403[本紹介]『服を10年買わないって決めてみました』(どいかや・著/白泉社・刊)</a></li><li><a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2021/09/how-to-enjoy-housework.html" rel="nofollow" target="_blank">20211021[本紹介]『OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住』(奥平 眞司・著/誠文堂新光社・刊)</a></li></ul><p></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-37446648132346421392022-11-08T17:18:00.000+09:002022-11-08T17:18:31.538+09:00ヨガ再開<p>だいぶ寒くなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?</p>
<p>私はと言いますと、10月の初め、急に朝晩の冷え込みが厳しくなった頃、身体がまだ夏仕様だったというのもあると思うのですが、久々に頭痛で5日ほど寝込みました・・。</p>
<p>まだ冬にもなっていないというのに、このくらいの寒さでこんなことになってしまうなんて、本格的な冬が来たらどうするんだろう??と青ざめて、何か対策を取らなければ・・と思い、ヨガのチャンネルを探してみることに。なんとも私にぴったりなヨガのチャンネルを発見して、現時点で1ヵ月くらい続いています。</p>
<p>発見したのはこちらのチャンネルです。<span></span></p><a name='more'></a><p></p>
<p>マヤンヨガ - MAYAN YOGA -<br /><a href="https://www.youtube.com/channel/UCxM_c-iSA6321P_R2AuDftw">https://www.youtube.com/channel/UCxM_c-iSA6321P_R2AuDftw
</a><br />こちらのマントラも心地よいです。
<br />【平和と幸運を引き寄せるマントラ】~Shanti Mantra~
<br /><a href="https://www.youtube.com/watch?v=VKGgrmN0wEE">https://www.youtube.com/watch?v=VKGgrmN0wEE</a><br />
</p><p>1回10分くらいで、季節に合わせて週ごとにテーマが設定されていて(「肩こり改善」「冷えを解消」など)、2~3種類くらいの動きを組み合わせたフローヨガを毎日配信してくれています。声が穏やかなのも心が落ち着きます。</p>
<p>スタートして3日くらいで冷えを感じにくくなり、あんなに「寒い寒い」と言っていたのは何だったの?という感じに。ひざまわりもすっきりして、腿の向きも前は若干外向きだったのがまっすぐになりました。5日後、久々に外に歩きに行くと、足がすっすっすっと前に出て歩行がスムーズ。今までって実は歩きにくかったのか、と気が付きました。始めてから2週間ほど経った頃、階段をたくさん登る神社に行ったとき、普段なら毎回筋肉痛になっているところですが、マヤンヨガで座ったままの筋トレとかもあったおかげか、筋肉痛にもなりませんでした。</p>
<p>うーん、これはすごい、と、お話をする機会があった人についついおすすめしたくなってしまっています。というわけで、このブログを読んでくださっている方にもご紹介したくなりました。</p>
<p>大昔にヨガの教室にいくつか通ってみたこともあるのですが、身体がかたくて恥ずかしかったり、靴下を脱がなければいけない教室に当たったことがあって(5本指ソックスでもアカンと…)、絶対に嫌というわけではないけど素足を出すのがちょっと嫌で、だんだん足が遠ざかり・・みたいな感じて、敢えなくリタイアしていました。本を買って家でやってみたりもしていましたが、しばらくは続いたものの、しだいに同じポーズばかりになってきて飽きてしまうのか、いつのまにかやらなくなっていました。自己流でアーサナ(ポーズ)を選んでいたので、効いているのかどうかもよく分からなかったというのもあります。</p>
<p>ネックになっていたそんなこんなも全部解消してくれて、しかも、3日くらいで効果てきめんで、これはいい!と、今では毎日の楽しみになっています。運動があまり好きではない私にはなかなか珍しいことです。YouTubeのチャンネルだと、分からなかったら戻せるし、もう少しやりたかったら一時停止もできるし、まわりの人の目を気にしなくていいし、しんどすぎたら飛ばせるし、完全に自分のペースでできるのがありがたいです。</p>
<p>マヤンヨガはあまりヨガヨガしていないのも私にはよいです。ヨガってかなり広いスペースがないとできないものが多かったり、ヨガマットがないとできなかったり、家事や仕事の合間のちょっとした時間にさっとやるには不便というのも続かない理由の1つでしたが、マヤンヨガで教えてくれるヨガは省スペースで椅子に座ったままできたり、立ったままささっとできたり、座布団の上でちょこっとできたり、というのが結構多くて、日常生活に取り入れやすいです。でもばっちり効いています。</p>
<p>形や見た目はいかにも「ザ・ヨガ」ではなくても、呼吸や身体への向き合い方はまさにこれがヨガの真髄なのかもという感じで、解説でちょこちょことお話しくださる内容にいろいろとハッとさせられています。</p>
<p>たとえば、少しずつ探りながら心地よいところを自分で発見するというフレーズをよくおっしゃられるのですが、ヨガって身体に厳しい荒行みたいなことで悟りを得るみたいなものといつしか思いこんでいたことに気がついたりもしました。そうではなく、ヨガは身体と対話をしたり、普段動かさないところを動かして気を通したり、滞りを解消したり、身体をいたわってよりよくコミュニケーションを取る方法の1つなのだと分かりました。ヨガ=キツイものではなく、ヨガ=心地よいもの、と認識が改まってきました。</p>
<p>やればやるほど奥深く、これからもしばらくは続けられそうです。肩こりが少しよくなって胸が開いてきたおかげか、秋から冬にかけてのこの時期のわりには気持ちが晴れやかなことが多いです(日がだんだん短くなって、葉がどんどん落ちて、寒さも増してくると、例年は気持ちが塞ぎがちでした)。身体の変化、それに伴う心の変化が楽しみです。</p><p>立冬を過ぎてだんだん寒くなってきましたね。みなさんも温かくして身体を大切に楽しい毎日をお過ごしください。</p><p></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-86561363685790029982022-10-26T11:11:00.001+09:002022-10-26T11:11:00.146+09:00[本紹介] 『旅する八百屋』(青果ミコト屋・著/アノニマ・スタジオ・刊)<a href="https://amzn.to/3PB4dXJ" rel="nofollow" target="_blank">『旅する八百屋』(青果ミコト屋・著/アノニマ・スタジオ・刊)</a>を読みました。<div><br /><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E5%85%AB%E7%99%BE%E5%B1%8B-%E9%9D%92%E6%9E%9C%E3%83%9F%E3%82%B3%E3%83%88%E5%B1%8B%EF%BC%88%E9%88%B4%E6%9C%A8%E9%89%84%E5%B9%B3%E3%80%81%E5%B1%B1%E4%BB%A3%E5%BE%B9%EF%BC%89/dp/4877587365?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=KWYJ7G1BHJOH&keywords=%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E5%85%AB%E7%99%BE%E5%B1%8B&qid=1660984326&sprefix=%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E5%85%AB%E7%99%BE%E5%B1%8B%2Caps%2C491&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=4a7c9f257bd93dd399f2930cbac47f82&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4877587365&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3PB4dXJ" rel="nofollow" target="_blank">『旅する八百屋』<br />(青果ミコト屋・著/アノニマ・スタジオ・刊)</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4877587365" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p><p><span></span></p><a name='more'></a>青果ミコト屋さんは、自然栽培や有機栽培の野菜や果物を取り扱っている移動型の八百屋さんです。ミコト屋さんのことは、東京に住んでいたときに、何度かイベントでお見かけしたことがあり、ファンになりました。自由が丘のオーガニックコットンの専門店の店先でときどき小さなマルシェが開かれているときがあり、たまたま通りかかったらマルシェの日で、運良くおいしくて珍しいお野菜さんを買って帰れたこともありました。移住してからは遭遇できていなかったのですが、本に遭遇してうれしくなりました。<p></p>
<p>ミコト屋さんの屋号の由来は、この本を読んで初めて知りました。ミコトとは、「3つの誠」のことで、この「3つの誠」とは、「誠の言葉」「誠の行動」「誠の意思」を指すそうです。昔の人はこの3つが揃っていることを「みごと(見事)」と言い、3つともなっていないことを「みっともない(3つともない)」と言ったのだそうです。「まだまだみっともないぼくたちですが見事を目指していきたい」と書かれていました。ミコト屋さんは3つの誠の揃っている八百屋さんだと思います。</p>
<p>旅する八百屋さんになるまでのストーリーもとても興味深かったです。最初は自然栽培の農家になろうとして、農家のところで研修を積んだそうですが、圧倒的に商人優位で、作れば作るほど赤字になったり、報われないにもほどがあるような現状を目の当たりにして、新しい流通のスタイルを作る側にまわることにされたのだと理解しました。私も農家の方の現実は小さいときからよく知っているので、本を読んでいて、まさにそのとおりと思うところがたくさんありました。</p>
<p>新しい流通のスタイルを作ってくださったことは、買う側としてもとてもありがたいことだと思いました。作る人もハッピーで、地球もハッピーで、食べる人もハッピーな、そういうお野菜さんや果物さんが入手しやすいルートが増えるなることは、とてもうれしいことです。</p>
<p>ミコト屋さんは、大切にしたいことをしっかりと持ちながらも、二項対立的ではないところが素晴らしいと思いました。畑の数だけ農法がある、という表現が出てきましたが、野菜を育ててみるとまさにそうだと感じます。臨機応変に、様子を見ながら、土、空気、植物、天気、さまざまな要素と相談しながら、「こうかな?」「こうしたほうがいいかな?」と探っていく。完全に唯一の正解というのはないように思います。そういう柔軟性を持ちながら、大切なことは大切にし、他者の考えを尊重する姿勢もやわらかくて素敵だと思いました。</p>
<p>農家の人に会いにいく旅、食べる人に会いに行く旅、料理をする人に会いにいく旅…。さまざまな旅が詰まった本でした。農家の人と料理をする人と食べる人が一堂に会する場面もありました。人に会いに行く旅、人と人をつなぐ旅というのも素敵だなーと思いました。お野菜さんを食べるとき、旅をする気持ちで、かかわってくれた方々に思いをはせたいと思いました。</p></div>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-51949326670034805002022-10-10T05:55:00.000+09:002022-10-10T05:55:00.153+09:00[本紹介] 『ルヴァンとパンとぼく』(甲田幹夫・著/平凡社・刊)自家製天然酵母パンの老舗<a href="http://levain317.jugem.jp/" rel="nofollow" target="_blank">ルヴァン</a>の創業者の甲田さんが書かれた本<a href="https://amzn.to/3wiyrbe" rel="nofollow" target="_blank">『ルヴァンとパンとぼく』(甲田幹夫・著/平凡社・刊)</a>を読みました。絵もすてきで、もちろん文章もとてもおもしろかったです。<br /><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%BC%E3%81%8F-%E7%94%B2%E7%94%B0-%E5%B9%B9%E5%A4%AB/dp/4582632254?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=25VUX8BCY5ZPT&keywords=%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%BC%E3%81%8F&qid=1660982827&sprefix=%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%BC%E3%81%8F%2Caps%2C200&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=7362bd657e6898e99f73a41e55f40f8e&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4582632254&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3wiyrbe" rel="nofollow" target="_blank">『ルヴァンとパンとぼく』<br />(甲田幹夫・著/平凡社・刊)</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4582632254" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p><p><span></span></p><a name='more'></a>この本の原稿はもともと、雑誌『うかたま』(農文協・季刊)に連載されていたものを再構成し、書き下ろし原稿と対談(按田餃子店の按田優子さんとの対談)を追加したものだそうです。連載の期間は2008年から2017年までと、なんと10年近くに渡るロングラン企画だったようです。<p></p>
<p>甲田さんの描かれた絵もたくさん掲載されていて、ユーモアが効いていたり、描いているときの楽しさが伝わってきたり、さわやかな景色だったり、見ているだけでふっと力が抜けてリラックスできるような絵でした。お店のスタッフの方々も美術系の得意な方が多いとのことで、スタッフの方が描かれた絵もあちこちに載っていました。</p>
<p>ルヴァンのパンは、昔、東京に住んでいた頃に食べたことがあります。とても大好きなパンでした。富ヶ谷のお店には行ってみたいなと思いながら、渋谷とか都会のど真ん中が苦手で近づく機会がなく、結局行けずじまいでしたが、本で読んでいたら、思ったよりものんびりした雰囲気の場所で、行ってみたらよかったなーと思いました。</p>
<p>ルヴァンの創業は1984年とのこと。私が生まれる前から、自家製天然酵母を焼いていたなんてすごいなーと思いました。今でこそ、天然酵母パンはよく知られるようになりましたが、その頃はふわふわの白いパンが主流で、ハード系のパンは、「その日焼いたパンなのに『古いんじゃないの?』『わるくなってるよ』と言われたこともある」とのことでした。今のように天然酵母の起こし方や天然酵母でのパンの焼き方のレシピもあまりない時代に、試行錯誤で取り組まれていた話も書かれていました。まさにパイオニアだったのですね。<a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2022/06/talmarybook.html" rel="nofollow" target="_blank">前にこちらのブログでご紹介させていただいた、天然酵母パンタルマーリーの本『菌の声を聴け』</a>にも、著者の渡邉さんがタルマーリーの創業前にルヴァンで修行していた話が出てきました。ついでながら、調布で卸売中心でパンを作っていた頃の仲間として<a href="http://www.din.or.jp/~kinohige/ki-home-pannohanasihtml.html" rel="nofollow" target="_blank">自家製天然酵母パンの「木のひげ」</a>を創業した方のお話が出てきて、「木のひげ」のパンもよく自然食品店で買って食べていたのでとても懐かしかったです。「親指トム」というクッキーの話も出てきて、これも本当によく食べていたのでなんとも懐かしかったです。</p>
<p>先駆者というものは、外からの評価を気にするようでは務まらないのだなあと思いました。自分がこれだと思うことを続けていれば、そのうち気の合う人が現れて、そのうち気の合う人がどんどん増えて、道ができてくるものなのだと思いました。</p>
<p>対談で出てきたお話で、おもしろいなーと思ったのがお客さんが様子見をして黙るという現象。これまでにないものなのでおいしいのかどうかお客さんが判断できないでいて、まわりの様子を見ながら「おいしい」とか何も言わない状況が続いた後で、インフルエンサーみたいな人が「おいしかった」と言い出すと、自分の感覚は間違っていなかったのかと安心して様子見をしていた人たちが「おれもおいしかったと思ってたんだ」みたいなことを発信しはじめるという現象について語られていて、そういうものなんだなーと思いました。「おいしかった」と言ってしまった後で実はよいものではなかったという評価になるのも怖いし、「おいしくなかった」と言ってしまった後で実は優れていて「あいつはモノの良さが分からないやつだ」と言われるのも怖いという。様子見というのはそういう現象なんだろうと思いました。まわりの評価がしーんとしていても、だからといって、よくないものを作っているというわけでは決してなく、むしろ斬新で真新しいことを表現しているということもあるのだと思います。自分がこれだというものを続けていればいいのだと思いました。</p>
<p>しっくりこないので3年で仕事をやめて、1年旅をして、また3年仕事をして、みたいなことを続けてきたそうです。甲田さんは若い頃、しっくりこないことをずっと続けるのではなくて、しっくりこなければやめて次へ行く、やってみてまた考える、というのを繰り返していくうちに、本の中では「ルヴァンとパンには矛盾がない」から続いたと語られていましたが、自然としっくり来る自分のなりわいと出会えたのだなーと思いました。そういう偶然の出会いの積み重ねがおもしろかったです。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-25890239333276706512022-09-26T11:11:00.001+09:002022-09-26T11:11:00.159+09:00[本紹介] 『おいしい牛乳は草の色―牛たちと暮らす、なかほら牧場の365日』<p>またまた<a href="https://nakahora-bokujou.jp/about/" rel="nofollow" target="_blank">中洞牧場</a>の本を発見しました。今度は大人向けの写真メインの本です。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%81%AF%E8%8D%89%E3%81%AE%E8%89%B2-%E4%B8%AD%E6%B4%9E%E6%AD%A3/dp/4394880033?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3QXEROMP7LJIP&keywords=%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%81%AF%E8%8D%89%E3%81%AE%E8%89%B2&qid=1660981912&sprefix=%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%81%AF%E8%8D%89%E3%81%AE%E8%89%B2%2Caps%2C397&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=3152e26097ceff3a9f6bd879e76a87d3&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4394880033&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><span style="text-align: left;"><a href="https://amzn.to/3AAI5Zq" rel="nofollow" target="_blank">『おいしい牛乳は草の色―牛たちと暮らす、なかほら牧場の365日』<br />(中洞正・著/安田菜津紀、高橋宣仁、なかほら牧場・写真/春陽堂書店・刊)</a></span></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4394880033" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p><p><span></span></p><a name='more'></a>動物が大好きなので、牧場長の中洞正さんを舐める牛の写真がすぐに目に飛び込んできました。下はザリザリしていて舐められると痛いそうです。中洞牧場は、何度かこちらのブログで本をご紹介していますが、牛を山に放牧して、ポストハーベスト農薬や遺伝子組換の心配のある一般的な配合飼料ではなく、山の野草を餌にしていて、牛の大切な角を切り落とさず、なるべく自然な形で酪農を行なっている、山地酪農の牧場です。<p></p>
<p>写真の見ごたえもたっぷりながら、文章もしっかり詰まっていて読み応えもありました。山地酪農とは? アニマルウェルフェアとは? そのあたりもしっかり書いてくださっていて、勉強になりました。牛乳を分けてくれる牛さんたちの幸せや健康について、自分の食べるものが世界の環境や社会とつながっていること、さまざまなことを改めて思い巡らす良い機会になりました。</p>
<p>中洞牧場のスタッフさんたちのことも書かれていて、若くて目がきらきらしていて、芯がしっかりしているのを感じる方々が多く、これからおもしろい人たちがどんどん出てきて地球をもっとハッピーにしてくれるような予感がしました。</p>
<p>タイトルの「おいしい牛乳は草の色」、東京に住んでいたとき、中洞牧場の牛乳を夏に飲んだことがありますが、まさに草の色でした。夏は牧草が増えるので、少し緑がかっていました。それが自然なのだと思います。すっきりしていてくさみがなくてとてもおいしくて、ミッドタウンの近くにあった直営ショップに牛乳好きの友だちを連れていったこともあります。今はハチミツ以外の動物性食品をまったく取らなくなったので、牛乳も滅多に飲まなくなりましたが、中洞牧場の牛乳はまた機会があれば飲みたいなと思うことがあります。</p>
<p>本を読んでいたら、また飲みたくなりました。</p><p>)関連記事</p><p><a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2022/07/nakahoramilkfarm.html" rel="nofollow" target="_blank">20220729 [本紹介] 『しあわせの牛乳』(佐藤慧・著/安田菜津紀・写真/ポプラ社・刊)</a><a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2015/01/blog-post_13.html" rel="nofollow" target="_blank">20150113 中洞牧場の山地酪農</a></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-4037522792341773572022-09-11T11:11:00.000+09:002022-09-11T11:11:00.143+09:00[本紹介] 『お繕いの本』(野口光・著/日本ヴォーグ社・刊)<p>雑誌で「ダーニング」というのを知ってから、自己流で靴下やストールなど、いろいろなものを繕ってきました。本屋さんで<a href="https://amzn.to/3c6hDNE" rel="nofollow" target="_blank">『お繕いの本』</a>を見つけて、この本が1冊あれば、もっと技が増えて、いろんなものが直せるなと思い、家にお迎えすることにしました。</p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E5%85%89%E3%81%AE%E3%80%81%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A7%E3%83%AA%E3%83%9A%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%AF-%E3%81%8A%E7%B9%95%E3%81%84%E3%81%AE%E6%9C%AC-%E9%87%8E%E5%8F%A3-%E5%85%89/dp/4529059855?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=345RFBB1M17ZN&keywords=%E3%81%8A%E7%B9%95%E3%81%84%E3%81%AE%E6%9C%AC&qid=1660980619&sprefix=%E3%81%8A%E7%B9%95%E3%81%84%E3%81%AE%E6%9C%AC%2Caps%2C406&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=428383f2f92512da2cc642e4f4264c93&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4529059855&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><span style="text-align: left;"><a href="https://amzn.to/3c6hDNE" rel="nofollow" target="_blank">『お繕いの本』(野口光・著/日本ヴォーグ社・刊)</a></span></td></tr></tbody></table><p>
<img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4529059855" style="border: none; margin: 0px;" width="1" />
</p><p><span></span></p><a name='more'></a>今までよく使っていた、織るように穴を塞ぐ手法は「バスケットダーニング」というそうで、そのほかにも、さまざまな手法が、実例と共に載っていて、「うーん、これはどうやって直そうかな―」と頭をひねるときに、開いてみるといつも何かしらヒントがもらえます。どれも芸術的に生まれ変わっていて、「そうきたかー」と、写真を眺めているだけでも楽しいです。<p></p>
<p>V字に編み目のように繕える「スイスダーニング」という手法が載っていて、薄くなってきたニットを繕うときにやってみたらとてもいい感じに直せました。ブランケットステッチの応用の「タンバリン」というのも、ちょっとした穴やシミ隠しに、多用しています。</p>
<p>繕いものはなかなか時間がかかりますが、お気に入りに新しい表情がプラスされて、また着られるようになるのはうれしいことです。お気に入りに手をかけながら、長く大切に付き合って行きたい方におすすめの一冊です。</p><p></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-71699127618805825702022-08-28T11:11:00.002+09:002022-08-28T11:11:00.143+09:00 [本紹介] 『CHECK&STRIPE my favorite 私の好きな服』夏は昼間に屋内で過ごす時間が多くなるので、ちくちく仕事が楽しみの1つになります。今年発売になった『<a href="https://amzn.to/3PDxK3d" rel="nofollow" target="_blank">CHECK&STRIPE my favorite 私の好きな服</a>』は、作ってみたくなる服がたくさん載っていました。<br /><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/CHECK-STRIPE-my-favorite-%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AA%E6%9C%8D/dp/4391157128?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3D721TRHPHBVP&keywords=CHECK%26STRIPE+my+favorite+%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AA%E6%9C%8D&qid=1660981135&sprefix=check%26stripe+my+favorite+%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AA%E6%9C%8D%2Caps%2C518&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=ad21cff7ab7af7ec250873f6252751f2&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4391157128&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">『<a href="https://amzn.to/3PDxK3d" rel="nofollow" style="text-align: left;" target="_blank">CHECK&STRIPE my favorite 私の好きな服</a>』</td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4391157128" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p><p><span></span></p><a name='more'></a>おしゃれな暮らしの本によく登場されている素敵な方々が、「こんな服があるといいなー」と思う服を、CHECK&STRIPEが形にするというコンセプトの本です。肩肘張らず、自然体でおしゃれな服がどれもすてきでした。また、みなさんどれもとてもよく似合いそうで、ご本人のそのままの魅力が引き出されそうな感じで、ご自分の好きなものをよく理解なさっていて、それもすてきだなーと思いました。<p></p>
<p>CHECK&STRIPEは、国産の布や、リバティプリントの布、トラネコボンボンさんの布など、すてきな布を販売しているお店です。夏は国産のリネン、冬は国産のコーデュロイでテパードパンツやワイドパンツを作ります。無地の布も、どれも色合いがよくて、どの色にしようかいつも迷います。着てみたいな、使ってみたいなと思う布がたくさんあって、ウェブサイトを眺めているだけでもうれしくなってきます。</p>
<p>これまでの本も何冊か服作りの参考にさせていただいています。作り方が分かりやすくて、他の本で「ん?これどうやるんだろう??」と思ったところを、CHECK&STRIPEさんの本で似ているのがないか探して見てみると、「あーそういうことか!」と解決することが多いです。今回の本は、かなり凝っている作りの服が多いので、買ったものの「果たしてほんとに作るかなー??」という感じではありますが…、凝った作り方が載っているので、何かを作っていて「ここ、どうするんだろう?」というときに、とても役立ってくれそうです。</p>
<p>本はミシンで作るやり方で書かれていますが、私は未だに何でも手縫いなので(ミシンの速度についていけず…。手のほうが小回りが効いて楽というのもあり‥)、あんまり縫うところが多い服は「たいへんだなー」と思ってしまいますが、それでも挑戦してみたい服がたくさんでした。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-9137163260424646182022-07-29T11:11:00.007+09:002022-07-29T11:11:00.146+09:00[本紹介] 『しあわせの牛乳』(佐藤慧・著/安田菜津紀・写真/ポプラ社・刊)<p>山地酪農の中洞牧場さんについて書かれた本<a href="https://amzn.to/3Mk4qgc" rel="nofollow" target="_blank">『しあわせの牛乳』(佐藤慧・著/安田菜津紀・写真/ポプラ社・刊)</a>を読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%97%E3%81%82%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%AE%E7%89%9B%E4%B9%B3-%E3%83%9D%E3%83%97%E3%83%A9%E7%A4%BE%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E2%80%95%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%9F-%E5%AE%89%E7%94%B0-%E8%8F%9C%E6%B4%A5%E7%B4%80/dp/4591158136?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1X2KI32W0626A&keywords=%E3%81%97%E3%81%82%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%AE%E7%89%9B%E4%B9%B3&qid=1654399289&sprefix=%E3%81%97%E3%81%82%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%AE%E7%89%9B%E4%B9%B3%2Caps%2C615&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=89b4cb0c042671125ed3b843593bff1d&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4591158136&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3Mdx7vq" rel="nofollow" target="_blank">『しあわせの牛乳』<br />(佐藤慧・著/安田菜津紀・写真/ポプラ社・刊)</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4591158136" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p>
<p>山地酪農で「しあわせの牛乳」を生み出している中洞(なかほら)牧場の中洞正さんの生き方と、中洞牧場の牛たちの様子を、写真と共に描いています。児童書コーナーで見つけました。小学生の方でも読めるように平易な文体で読み仮名も付いています。大人でも読み応えがある内容ですが、大きな文字で物語のように書かれているので、たいへん読みやすく、気軽に読み始めることができました。<span></span></p><a name='more'></a><p></p>
<p>中洞牧場のことは、東京に住んでいた頃、<a href="https://naturalharmony.co.jp/plants/" rel="nofollow" target="_blank">自然食品店のナチュラルハーモニーのお店</a>で初めて知りました。お店の方に詳しく教えてもらって、とても興味を持ちました。中洞牧場の牛乳を飲んだときの衝撃は今でも覚えています。すっきりしていて、温めてもくさみがなくて、本に書かれている通り、「本当に牛乳?」と思いました。</p>
<p>その後、<a href="https://amzn.to/3NjwBNG" rel="nofollow" target="_blank">中洞正さんが著された『しあわせな牛からおいしい牛乳』</a>も読みました。山地酪農のことについて学ぶことができました。こちらもとてもためになる本でした。山地酪農のことや一般的な近代酪農の実際についてもっと多くの人々にも知ってもらえたらいいなあと思っていたので、平易で気軽に読めて、写真でもイメージがわきやすいこちらの本が新たに出版されたことをとてもうれしく思いました。</p>
<p>中洞牧場のことを知って以来、いつか行ってみたいなーとずっと思っていたので、こちらの本で写真をたくさん見させていただいて、行ってみたような気分が味わえたのもうれしかったです。写真の牛たちがとてもかわいくて、雪の中でも山道を歩く姿などはとてもたくましく、澄み切っていた目もずっと見ていたいくらい美しかったです。</p>
<p>中洞さんが牛に舐められて、痛いけどうれしそうな表情をしているシーンが描かれていました。牛の舌は草をちぎりやすいようにザラザラしているのだそうです。中洞さんと牛たちとの心温まる関係が伝わってきてとても素敵でした。</p>
<p>家で牛と一緒に暮らしている家が近所にも普通にあった子ども時代、近代酪農を学んだ高校~大学時代、山地酪農のドキュメンタリー映画との偶然の遭遇、山地酪農の牧場を軌道に乗せるまでの険しい道のり…。読んでいて、本当にすごい人生だなーと思いました。また中洞さんの芯の強さに感動し、とても尊敬を感じました。自分がやると決めたことは、まわりにどう見られようと、どんな困難に見舞われようと貫き通し、反対に、必然性が感じられないものについては、これからはそういう時代だとか、いくらまわりに勧められようと、強いられようと、自分で納得しない限りはやらないという、自分軸をしっかり持って、そこからぶれない姿勢を見習いたいと思いました。 </p>
<p>今に至るまでの道のりは、楽な道では決してありませんでしたが、幾多の困難を乗り越えて、牛たちも、飼う人たちも、牛たちが分けてくれる牛乳を飲む人たちも、自然環境も、みんながしあわせになる牧場のスタイルを築き上げてくれたのが本当にありがたいことだと思いました。 </p>
<p>中洞牧場のことを知ることができたのは、本当に幸運なことだったと思います。本来の牛乳の味というものを知ることができただけではなく、アニマル・ウェルフェア(動物の福祉)のことを考えるきっかけを与えてもらいました。牛をはじめ、鶏や豚、羊など、人間に食べ物や着るものを提供してくれている動物たちの生きている時間が幸せなものであってほしいと思うようになりました。こちらの本ではアニマル・ウェルフェアのことにも分かりやすく書かれていて、これからきっと、こっちのほうがいいな、と思う人も増えていくのではないかなあと希望を持つことができました。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-75369843264886078902022-07-14T11:11:00.008+09:002022-07-14T11:11:00.168+09:00[絵本紹介]『つきよのおんがくかい―The Moon Light Jam Session』(山下洋輔・著/柚木沙弥郎・絵/秦好史郎・構成/福音館書店・刊)<p>絵本<a href="https://amzn.to/3MlFxke" rel="nofollow" target="_blank">『つきよのおんがくかい―The Moon Light Jam Session』(山下洋輔・著/柚木沙弥郎・絵/秦好史郎・構成/福音館書店・刊)</a>を読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%82%88%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%82%93%E3%81%8C%E3%81%8F%E3%81%8B%E3%81%84-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%82%91%E4%BD%9C%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%B1%B1%E4%B8%8B-%E6%B4%8B%E8%BC%94/dp/4834015939?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=39NGTQHBM8IDP&keywords=%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%82%88%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%82%93%E3%81%8C%E3%81%8F%E3%81%8B%E3%81%84&qid=1654398817&sprefix=%E8%85%90%E3%82%8B%E7%B5%8C%E6%B8%88%2Caps%2C621&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=b958f481ffd142343831ac91f315288c&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4834015939&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3MkQItq" rel="nofollow" target="_blank">『つきよのおんがくかい―The Moon Light Jam Session』<br />(山下洋輔・著/柚木沙弥郎・絵/秦好史郎・構成/福音館書店・刊)</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4834015939" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /><br /></p>
<p>ジャズピアニストの山下さんが物語を書いて、大好きな芸術家の柚木さんが絵を描いたこの絵本を図書館で発見したときには思わず「わあ!」と歓声を上げてしまうほどうれしかったです。わくわくしながらページをめくりました。<span></span></p><a name='more'></a><p></p>
<p>山下洋輔さんのことは<a href="https://www.tfm.co.jp/podcasts/museum/" rel="nofollow" target="_blank">ピーター・バラカンさんのラジオ番組『ライフスタイルミュージアム』</a>で初めて知りました。とてもトークが楽しくて、何回か登場されていますが、山下さんがゲストの回は毎回楽しみに聞いています。東京FMの番組で、過去の放送はポッドキャストでいつでも聞くことができます。世界を舞台にピアノを弾いて渡り歩くとなると、もちろん大変なこともあったのではと想像しますが、人生をとても楽しまれている様子が伝わってきて、人生は楽しむものであるということを思い出させてもらっています。</p>
<p>柚木さんは型染めが一般的には有名ですが、型染め以外にもさまざまな作品を作られています。どれも自由でのびのびしていて、見ているだけでうきうき楽しい気分になってきます。こちらの絵本も、山下さんの楽しいお人柄とマッチして、とても楽しい作品になっていました。楽器に迫力があって、触ってみたくなります。登場する動物たちは表情や動きがユーモラスで躍動感があります。最後のページの月夜に照らされた動物たちのシルエットの絵も幻想的でとても好きでした。</p>
<p>動物たちが月夜にジャズのジャムセッションをするというお話で、音が平仮名やカタカナで表されていて、これがまた独特です。山下さんらしい音だと思いました。どんな音なんだろうと想像するのも楽しく、子どもたちが再現してもらったらまたおもしろいだろうなあと思いました。</p>
<p>対象年齢は3歳からとなっています。ジャズや音楽、動物が好きな大人も楽しめる絵本でした。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-63688528070822695542022-06-30T11:11:00.038+09:002022-06-30T11:11:00.160+09:00[本紹介] 『菌の声を聴け』(渡邉格・渡邉麻里子・著/ミシマ社・刊)<p>大好きなパンやさん「タルマーリー」さんの本<a href="https://amzn.to/3xgNdQK" rel="nofollow" target="_blank">『菌の声を聴け』</a>を読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%8F%8C%E3%81%AE%E5%A3%B0%E3%82%92%E8%81%B4%E3%81%91-%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%81%A7%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E3%81%A8%E6%8F%90%E6%A1%88-%E6%B8%A1%E9%82%89%E6%A0%BC/dp/4909394516?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E8%85%90%E3%82%8B%E7%B5%8C%E6%B8%88&qid=1654398097&sr=8-3&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=d440348c09c752586d563a96e4c8d9e5&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4909394516&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3H5DbW1" rel="nofollow" target="_blank">『菌の声を聴け』<br />(渡邉格・渡邉麻里子・著/ミシマ社・刊)</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4909394516" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p>
<p>タルマーリーさんは、自家製天然酵母のパンとビールのお店で、野生の菌を採取して酵母とされています。私が知ったころには千葉県いすみ市にあったパンやさんでした。今は鳥取県の智頭町を拠点とされています。<span></span></p><a name='more'></a><p></p>
<p>前書きが「こんなクレイジーな人生はあんまり参考にならないかもしれにけれど、楽しみながら何かのヒントを共有してもらえたら、幸いである」と結ばれていましたが、本当にたくさんのヒントをいただきました。常識を超えていくまっさらな観察眼や探究心、一見失敗に見えることすらも過程でしかなく大きな発見や成功へつながっていくと実感させられるようなエピソードの数々、とても感銘深く読みました。井戸を掘る話もおもしろかったです。</p>
<p>最も印象深かったのは、必要なときに必要なことを与えてくれる人たちが次々に現れてくること。自分の気持ちにまっすぐに生き、実現を疑うことなく真剣に取り組んでいると、こんなふうに奇跡のような出会いや、渡りに船のようなことが起こってくるものなのかーと驚きました。それもまた発酵の世界と似ているような感じがしました。</p>
<p>冒頭で「大好きな」と申したものの、タルマーリーさんのパンをいただいていたのは、東京に住んでいた頃のこと。もう10年近く前になるでしょうか。タルマーリーのパンをお取り寄せしている都内の自然食品店でよく買わせていただいていました。入荷日が楽しみでしょっちゅう寄っていたので、お店の方にも「あ、パンの人だな」と覚えられていたようで、「今届いたところなので開けますね」と届いたばかりの段ボール箱を開けてもらって、選ばせてもらったことも1度や2度ではないような記憶があります。</p>
<p>その後、私も地方に移住し、タルマーリーさんは智頭町に移られていて、距離は近くなったので、いつか訪れてみたいな―とかねがね思っていました。本でお店の様子を見せていただいて、とてもうれしかったです。とても素敵なお店で、訪れてみたい気持ちが一段と増しました。</p>
<p>タルマーリーさんがこの本の前に出されていた<a href="https://amzn.to/3GPXnL4" rel="nofollow" target="_blank">『腐る経済』(講談社・刊)</a>も、この本が出た頃にとても興味深く読みました。また読み返したいなと思っています。(<a href="https://amzn.to/3xhNRgI" rel="nofollow" target="_blank">文庫版</a>も出ていました。)</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-22379501370226628592022-06-15T11:11:00.007+09:002022-06-15T11:11:00.164+09:00 [お気に入り紹介]カーミエンのオーガニックルイボスティ<p>輸入食品店のカルディでもよく売っているカーミエンのオーガニックルイボスティがお気に入りで、よく買っています。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/CARMIEN-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%A8%E3%83%B3-CARMIEN%EF%BC%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%A8%E3%83%B3%EF%BC%89%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF40%E8%A2%8B%E5%85%A5%EF%BC%88100g%EF%BC%89%C3%974%E7%AE%B1-JAN6009623190215/dp/B00E5W45AK?crid=JS6CTNB8N0FE&keywords=%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%A8%E3%83%B3+%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC+40p&qid=1649740224&sprefix=%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%80%80%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%2Caps%2C216&sr=8-2&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=27f6213ab312dd30971bf4adbc584321&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B00E5W45AK&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/38yp6D0" rel="nofollow" target="_blank">カーミエン オーガニックルイボスティ</a><br /></td></tr></tbody></table><p>
<img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=B00E5W45AK" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p>
<p><span></span></p><a name='more'></a>午後になってからカフェインの入ったものを飲むと夜よく眠れなくなるので、午後はなるべくノンカフェインのものを飲むようにしているのですが、ルイボスティーはノンカフェインで、スパイスにもハーブにも合わせやすく、アレンジがいろいろできるのも良くて、朝たくさん沸かして保温ポットに常備しています。<p></p>
<p>オーガニックのルイボスティーは他にもいろいろあるのですが、カーミエンのルイボスティーはいっぱい入っていて値段が手頃なのもありがたく(セールだと一箱40袋入りで税込398円くらい※現時点での情報です)、もう何年もリピートしています。味もおいしいです。</p>
<p>そしてそして、何よりありがたいのが、ティーパックが生分解可能な素材で作られていて、コンポストに入れられること。数年前は特に何も書かれていなかったので、コンポストに入れずに燃えるゴミで捨てたり、ティーパックを切ってコットン製の別のお茶パックに移し替えてから煮出したりしていました。最近、たぶん1年以内だと思いますが、ふと箱を眺めていたら、生分解可能な素材でできているということが記載されていて、「いつの間に!」とうれしい驚きでした。</p>
<p>箱に、ティーパックがデリケートで煮出しには向かないとの注書きがある通り、たしかにそのまま煮出すと沸騰してティーパックが膨らんだときに破裂して中身が飛び出すことがよくあります。コットン100%のお茶パックにティーパックごと入れて煮出すようにしたら、今のところ、破裂したことはなく、茶葉が飛び出す問題も解決しました。</p>
<p>パッケージがおしゃれで、そのまま置いておいてもサマになるのもありがたいところです。冬はジンジャー、カルダモン、シナモンなどと合わせてマサラチャイ風にしたり、夏は庭で摘みたてのミントやレモングラス、ホーリーバジルなどと合わせてすっきりしたフレーバーティーにしたりして、年がら年中楽しんでいます。</p>
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<a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2021/09/coffee.html" target="_blank" rel="nofollow">20210921 コーヒーのこと</a></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-64410617281071940682022-05-31T11:11:00.008+09:002022-05-31T11:11:00.142+09:00[本紹介]『自分の薬をつくる』(坂口恭平・著/晶文社・刊)<p><a href="https://amzn.to/363ZUnb" rel="nofollow" target="_blank">『自分の薬をつくる』(坂口恭平・著/晶文社・刊)</a>を読みました。実際に行なわれたワークショップをもとに作られた本で、悩みのある人々の話を坂口さんが聞いて処方箋を書くという形式で進んでいきます。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E8%96%AC%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B-%E5%9D%82%E5%8F%A3-%E6%81%AD%E5%B9%B3/dp/4794971842?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=19A7CO5L8664A&keywords=%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E8%96%AC%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B&qid=1649739324&sprefix=%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E8%96%AC%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%2Caps%2C551&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=d62178a8e0295927923f28a1366571d9&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4794971842&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><span style="text-align: left;"><a href="https://amzn.to/363ZUnb" rel="nofollow" target="_blank">『自分の薬をつくる』<br />(坂口恭平・著/晶文社・刊)</a></span></td></tr></tbody></table><p>
<img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4794971842" style="border: none; margin: 0px;" width="1" />
</p>
<p>著者の坂口さん自身も躁うつの症状に悩まされてきて、どう付き合っていくかを考えて、さまざまな実践を重ねられ、その結果、たどりついた対策や方法を紹介してくれています。</p>
<p><span></span></p><a name='more'></a>
<p>そのうちの1つは、坂口さんが「しおり」(旅のしおりのようなもの)と呼ぶ、ゆるいスケジュールのようなものを作って、それに従って動いていくことでした。ぎちぎちに決めて「守らなければ」となるようなスケジュールは余計にストレスになりますが、ある程度、スケジュールが決まっていて、「次は何しよう?」と迷うことなく、「次は何」「次はこれ」とどんどん動けるようにしたほうが、うつの気が入り込みにくいといいます。</p>
<p>たしかにそれはあるかもしれないと思いました。私は普段、天候や状況に応じて使える時間を予測し、その都度、今何をするか検討して動いていて、それだけでもかなり消耗します。「何をしようか」と考えているときに、あと何分だからこれはできない、これはできそう?いやできない…と考えていくと、できないことが多くてうんざりしてきたり、終わっていないタスクがどんどん頭に浮かんでしんどくなったり、それがうつの気(け)の入り込む原因かもしれないと思いました。</p>
<p>…………だが、しかし…。現実的に考えてみると、しおりを作ってそれをたどっていくというのは私の今の暮らしでは不可能で、今のように状況に応じてやることを決めてどうにか1日をまわしていくというのを続けていくよりほかありません。でも、もう少し、シンプルにやることが決められるような工夫はできるかもしれません。月に1~2回程度、半日でもいいので、自分以外のファクターがない状態で「しおり」を作って過ごすというのもリフレッシュになるかもしれないとも思います。</p>
<p>他には、アウトプットの重要性を繰り返されていました。情報のインプットは何気なくどんどんしているわりに、アウトプットはしていないと。食べ物は食べたら(=インプット)、身体に必要なものに変わったり、不要なものは排出されたりしてアウトプットされる。呼吸も、息を吸ったら(=インプット)、吐く(=アウトプット)。すべてのものはインプットしたらアウトプットがセットになっているのに、情報のインプットの場合はアウトプットされることが少ない。もっと気軽にアウトプットしていいと坂口さんは書かれていました。息を吐くようにもっともっと気軽に、と。</p>
<p>それでもやっぱり、出し方は大事だと思ってしまいました。ぽんぽん、ぺらぺら、そんなに気軽に何でもかんでもしゃべったり、ところかまわず書き散らしたりというのは私には無理だなあ…と思ってしまいます。暴言になってしまって、他者を傷つけることになっては嫌だし、まわりの人のことを許可なく書き散らしたり話しまわったりしてプライバシーの侵害になるのも困ります。</p>
<p>でも、もう少しアウトプットはしていったほうが心の健康のためによいのかもしれないと思いました。ブログに書く、人に話す、(自分だけが見る)ノートに書くなど、どのアウトプットの手段が適切かどうか、選んだ手段に応じてどのようにアウトプットにするのが適切か、そういうのはよく考えた上で、もう少し、取り入れた情報を出していく必要を感じました。</p>
<p>本もただ読んで終わりではなく、こんなふうに感想や内容や考えたことなどをブログに書いたり、料理や縫い物など作り方の本を読んだらその中の料理を作ってみて、自分の作りやすいようにアレンジしたり、何らかのアウトプットに持っていくように心がけてみようと思いました。ブログを再開しようと思えたのは、この本を読んだことも要因の1つになっています。アウトプットの場を作ることは大切だと思いました。ただ読む/見る/聞くだけよりも時間はかかりますが、ちょっと楽しいと感じられる範囲でアウトプットすることは大事だと実感しました。心の凹んだ感じも起こりにくくなってきたような感じもします。どこにも出せないようなことは、人に見せない紙に書き出すようにしたら、すっきりして心が軽くなり、前よりも少し余裕を持ってストレスに対処できるようになったような気がします。</p>
<p>こんな感じで、読んでいると、自分なりの心のバランスのとり方、健康の保ち方をいつの間にか考えていて、試したくなってくる…というそんな不思議な本でした。さまざまな人が登場して、リアルな話をして、それに対する処方箋を坂口さんがご自身の経験をもとに提案するというのは、リアルなケーススタディを読んでいるようで、「自分の薬」を自分でつくるのにこれほど役に立つものはないかもしれないと思いました。</p>
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</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-70798634191952945092022-05-16T13:33:00.051+09:002022-05-16T13:33:00.150+09:00 [本紹介]『ぼく モグラ キツネ 馬』(チャーリー・マッケンジー・著/川村元気・訳/飛鳥新社・刊)<p><a href="https://amzn.to/3uxiyxe" rel="nofollow" target="_blank">『ぼく モグラ キツネ 馬』(チャーリー・マッケンジー・著/川村元気・訳/飛鳥新社・刊)</a>という本を読みました。</p>
<p>
</p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BC%E3%81%8F-%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%A9-%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%8D-%E9%A6%AC-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B1%E3%82%B8%E3%83%BC/dp/4864107580?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2RB1C6HBP6N1Q&keywords=%E3%81%BC%E3%81%8F+%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%A9+%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%8D+%E9%A6%AC&qid=1649738179&sprefix=%E3%81%BC%E3%81%8F+%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%A9+%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%8D+%E9%A6%AC%2Caps%2C534&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=d2fee41a342e864585e78f16af3662fb&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4864107580&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><span style="text-align: left;"><a href="https://amzn.to/3uxiyxe" rel="nofollow" target="_blank">『ぼく モグラ キツネ 馬』<br />(チャーリー・マッケンジー・著/川村元気・訳/飛鳥新社・刊)</a></span></td></tr></tbody></table><p>
<img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4864107580" style="border: none; margin: 0px;" width="1" />
</p>
<a name='more'></a>
<p>本屋さんでよく見かけて、絵と題字に独特の雰囲気があって素敵だなーと、前々から気になっていました。図書館でついに発見して、「これは読まねば!」と即借りてきました。</p>
<p>前書きから読み始めたのですが、前書きからいきなりほめてくれるので、くすっと笑ってしまいました。前書きもそうなのですが、全体を読んで、読む人への愛と、支えてくれた人たちへの感謝に溢れた本だなーという感じを受けました。</p>
<p>この前書きに「いつでもどこでも、どこから読んでもらってもかまわない。」とある通り、どこから読んでもいい作りになっていて、好きな飲み物を片手にリラックスしながらパラパラ眺めたいときにも良い本だなあと思いました。前から順に読むとストーリーとして読んでいけるようになっています。</p>
<p>どこを開いても、じんわり、いいこと言うなあーと思う言葉が書かれていて、じわじわと、いいなーというのが深まってきました。勇気づけられたり、心が軽くなったり、生きていくのに必要な言葉が散りばめられていて、何度も開くページもありました。いわゆる「心が温まる」というよりは、いわゆる「心が洗われる」という感覚のほうが近い感じがしました。読み進めるにつれて、澄み切った水がひんやりと心地よく、心に染み入ってくる感じがして、読み終わるころには、「ま、生きていたらいろいろあるけど、やっぱり、この人生は生きるに値する。ま、なんとか今日も一歩、進んでみよう」と、覚悟が決まって清々しい軽やかさとでも言うような(どんなだ‥)気持ちになっていました。</p>
<p>絵も本当に素敵なのですが、この日本語の字を描いた方がまたすごいと思いました。絵の雰囲気によくマッチしていて、最初、何も知らずに本屋さんでぱっと目にしたときには、もともと日本語なのかと思ったほどでした。英語の字も見てみたいです。</p>
<p>だれかにプレゼントしたいなあーと思うくらい、支えになってくれる言葉と、心を潤してくれる美しい絵が素敵な絵本でした。</p>
<p>[関連記事]
<br><a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2021/09/escape-and-seek.html" rel="nofollow" target="_blank">20210915[本紹介]『にげてさがして』(ヨシタケシンスケ・著/赤ちゃんとママ社・刊)</a></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-1907853569420456582022-05-01T11:11:00.079+09:002022-05-01T11:11:00.147+09:00 [本紹介]『自分をたいせつにする本』(服部みれい・著/ちくまプリマー新書)<p>服部みれいさんの本<a href="https://amzn.to/3uqDtlv" rel="nofollow" target="_blank">『自分をたいせつにする本』</a>を読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%9B%E3%81%A4%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9C%8D%E9%83%A8-%E3%81%BF%E3%82%8C%E3%81%84/dp/4480684018?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2232QHW214QD3&keywords=%E8%87%AA%E5%88%86%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%9B%E3%81%A4%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E6%9C%AC&qid=1649576008&sprefix=%E8%87%AA%E5%88%86%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%9B%E3%81%A4%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E6%9C%AC%2Caps%2C554&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=d1bc8a2629ec67d6f1bf2b04e9514017&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4480684018&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3uqDtlv" rel="nofollow" target="_blank">『自分をたいせつにする本』<br />(服部みれい・著/ちくまプリマー新書)</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4480684018" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p><p><span></span></p><a name='more'></a>ちくまプリマー新書という中高生向けのシリーズから出ているのですが、大人になってから読んでも参考になるところがたくさんありました。<p></p><p>自分をたいせつにする、ということは、「利己的」「自分勝手」「自己中心的」「自分本位のわがままし放題」とは言葉がやや似ていて混同される可能性がありますが、それとは全く違い、むしろ逆だとされています。ほんとうに自分を大切にすることができれば、まわりとも自然に調和がとれて、まわりの人のこともたいせつにする状態につながるのだそうです。「自分で自分を満たす」ということが最近のテーマというか、ずっと、どうしたらそれができるだろうか、と手がかりを探していたところだったので、読んでみたいなと思いました。</p>
<p>自分をたいせつにするためにできることにはどんなことがあるのか、具体的な方法がたくさん紹介されています。これまでの本で書かれている冷え取りやアーユルヴェーダの白湯や瞑想、呼吸法などについてもよくまとめてくださっています。白湯や冷え取りはすでに他の本で読んで、できる範囲で取り入れていますが、なんだか良さそうです。</p>
<p>みれいさんのこれまでの人生を振り返ったお話も赤裸々と言えるほど具体的に書かれていて、ずいぶんたいへんな歩みをされてきたのだなあ・・と思いました。いろいろな傷がまだ癒えていなくて、それに向き合って、自分で良くしていこうとさまざまな試みをされてきて、そのなかで良かったものをこうして本やさまざまな媒体を通じて私にもシェアしてくださって、ありがたいなあと思いました。</p>
<p>この本で初めて知ったエミール・クーエの自己暗示法はちょっとやってみようかなと思ってやってみています。お金もかからないし、簡単にすぐ取り組めます。もともとがフランス語ですが日本語だとどうもあまりしっくりこなかったので(こういうのを日本語で言うと直球過ぎて照れくさい感じがして……)、英語でEvery day, in every way, I am getting better and better. と唱えてみています。</p><p>朝起きたときと夜寝る前に20回ずつがおすすめということでしたが、朝もドタバタしているし、夜は途中で寝てしまうことが多かったので、一日の間の気がついたときにちょこちょこと頭の中で唱えています。声に出してというのも状況的に厳しいので、頭の中で唱えています。まだ大きな変化は感じませんが、どんな変化が起こるか少し楽しみです。</p>
<p>きぐるみ問題の話は、私にとっては少し意外でした。この本の中に、「自分風」の「きぐるみ」の話が出てきます。それを脱いでいくことが大切だと書かれていて、「へえーそうなんだあー」とちょっと発見でした。</p><p>小さいときから、まわりの人たちが、大人も子どもも含め、「きぐるみ」を着ているのは気がついていました。それは、まわりとうまくやるためであったり、自分の心を守るためであったり、心の中の平和や自由を守るためなのだろうと思っていました。</p>
<p>私はと言えば、洞窟にたてこもることはあっても、「きぐるみ」はどうしたって着られない人間だったので、他の人々がいる場所に出ているときに、うまく「きぐるみ」を着て楽しくやりすごせる人たちがうらやましかったです。嫌なものは嫌。人がどう言おうが好きなものは好き。いつでも鎧も盾もなしにぶつかっていき、だいたいいつも傷だらけでした。あんなふうに「きぐるみ」でやりすごせるなら、心の中の平和や自由はどうにか守れるのではないか。そんなふうにまわりの人たちを見ていました。</p>
<p>大人になってからは離れておいたほうがよさそうな人には極力近づかないことを選択できるようになりましたが、子どものころというのは、クラスメイトは選べませんし、どんな教師に当たるかもわかりませんし、近所の人や親戚にどんな人がいるかもわかりません。自分で選べない人間関係の中で、無防備にむき出し状態では、本当にたいへんでした。「きぐるみ」を着ることができたら、どんなにか楽だろうと思っていたものでした。</p>
<p>振り返ってみると、今まで、まわりの人がやるから自分もやる、そういうものだからそうしておく、というのはたぶん、したことがないと思います。だから「なぜやらないのか?」とまわりの人に聞かれたりして気まずかったり、聞かれたからと正直に答えてひんしゅくを買ったり、まわりから浮いてしまって変な目で見られて居心地がわるかったり、そんなことがしょっちゅうでした。好いてくれる人にはとことん好かれるけど、嫌いな人にはとにかく嫌われます。クラスのボスキャラみたいな子や担任の先生に好かれれば平和に過ごせましたが、嫌われたらたいへんな一年になるものでした。</p>
<p>「きぐるみ」が着られたら楽だろうなーと思うことがありましたが、みれいさんのお話を読んで、着ている人たちも実はそんなに苦しいものなのかと、結構かなりびっくりしました。後々になって「きぐるみ」が毒素になってそれを排出するのがたいへんという苦労というのは、そんなにも大変なのかと思いました。自分じゃないものになりきるのは、精神的にきついだろうと想像することがありますが、まわりの「きぐるみ」を着ている人たちのほとんどは「きぐるみ」を着ていることにすら気がついていなさそうだし、世間と同じ考え方に同調しているので、抵抗とか不協和音とか全く感じていなくて楽そうだし、楽しそうに見えていました。もし実際に深く話を聞くことができたら、実はしんどいという声が聞こえてくるのかもしれません。</p>
<p>「きぐるみ」は脱いだほうがよいというお話でしたが、すぐに素っ裸になったりはせずに、徐々に外していくのがいいのではないかなあと思いました。「きぐるみ」も、未成熟な今の世の中を生き延びるためのサバイバル術の一種だと思います。意識的に脱ぎ着できるなら、脱げるところでは脱いで、着とかないといけないところでは着といて、着とかないといけないところにいることを徐々に減らして、脱いでおける時間を長くする、というのがいいのかなと思ったりします。私みたいに最初から「きぐるみ」が着られない人間は、完全に隠れているか、ずたぼろになりながらやっていくかでした。ずたぼろになっても傷や毒素は生じます。「きぐるみ」を着ることでできる毒素とどっちがマシかは、正直なところ、わかりません。</p>
<p>スピリチュアルな話は、私自身が直に体感できていないためにまるごと受け入れるのはまだ早いかなと感じる部分も個人的にありましたが、本当にたくさん、みれいさんが良かったと感じられていることをたくさん盛り込んでくださっていて、自分で考えたり試したりして、自分をたいせつにする方法を見つけていけるヒントがたくさんありました。イラストもほんわかしつつどーんとしていてとても好きでした。こんなにたくさんのことを教えてくれて、とてもありがたい本だなーと思いました。</p>
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<a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2021/07/ayurvedic-bento-recipe-book.html" rel="nofollow" target="_blank">20210710 [本紹介]アーユルヴェーダ式のお弁当のレシピの本</a><br>
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<a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2021/09/escape-and-seek.html" rel="nofollow" target="_blank">20210915[本紹介]『にげてさがして』(ヨシタケシンスケ・著/赤ちゃんとママ社・刊)</a></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-45991124300690774862022-04-17T11:11:00.003+09:002022-04-17T11:11:00.165+09:00本紹介『木をかこう』『太陽をかこう』(ブルーノ・ムナーリ・作/須賀敦子・訳/至光社・刊)<p>ブルーノ・ムナーリさんの絵本<a href="https://amzn.to/3uqjp2z" rel="nofollow" target="_blank">『木をかこう』</a>と<a href="https://amzn.to/3DW4Iaw" rel="nofollow" target="_blank">『太陽をかこう』</a>を読みました。</p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%A8%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%93%E3%81%86-%E8%87%B3%E5%85%89%E7%A4%BE%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%89%88%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA/dp/4783401322?crid=1PL65VDGTK2HQ&keywords=%E6%9C%A8%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%93%E3%81%86+%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E+%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA&qid=1649574629&sprefix=%E6%9C%A8%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%93%E3%81%86%2Caps%2C626&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=14ec2c60d5751fa1aa7ee12e0f359e33&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4783401322&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3E1HKPA" rel="nofollow" target="_blank">『木をかこう』<br />(ブルーノ・ムナーリ・作/須賀敦子・訳/至光社・刊)</a></td></tr></tbody></table>
<p><br /></p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%93%E3%81%86-%E8%87%B3%E5%85%89%E7%A4%BE%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%89%88%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA/dp/4783401349?qid=1649574775&refinements=p_27%3A%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA&s=books&sr=1-3&text=%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=7b5bdd6482672aa7ff20766c02743c9d&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4783401349&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><span style="text-align: left;"><a href="https://amzn.to/3JssjB5" rel="nofollow" target="_blank">『太陽をかこう』<br />(ブルーノ・ムナーリ・作/須賀敦子・訳/至光社・刊)</a></span></td></tr></tbody></table><p><a href="https://amzn.to/3jnWiiN" rel="nofollow" target="_blank"><span></span></a></p><a name='more'></a>
<p><a href="https://amzn.to/3jnWiiN" rel="nofollow" target="_blank">『木をかこう』</a>は線で形を作るレッスンに、<a href="https://amzn.to/3JssjB5" rel="nofollow" target="_blank">『太陽をかこう』</a>は色使いのレッスンによさそうな感じがしました。</p>
<p><a href="https://amzn.to/3jnWiiN" rel="nofollow" target="_blank">『木をかこう』</a>はページを追って木を書く練習をしながら読みました。形を捉えるのが少し上達したような気がします。絵が描けないという人でもYの字が書けるならその組み合わせで木が描けるという提案に、それならちょっとチャレンジできるかもしれないと思いました。シンプルな線で描いていたのが、だんだん発展して、紙を切ったものになったり、針金になったり、アイディアが膨らんでいくのもおもしろかったです。</p>
<p><a href="https://amzn.to/3xiiB1K" rel="nofollow" target="_blank">『太陽をかこう』</a>は最後のページに「画家たちも、じつにいろいろな太陽をかいているけれど、ほんとうは、きみのすきなようにするのが、いい。」という言葉が書かれていて、自由に描く楽しさを教えてくれる本でした。</p><p>絵を描いてみたいけど、どこから始めたら、と思ったときに、手にとって見ると楽しいきっかけを与えてくれる2冊かもしれません。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-39835233747136813002022-04-03T17:58:00.000+09:002022-04-03T17:58:00.620+09:00 [本紹介]『服を10年買わないって決めてみました』(どいかや・著/白泉社・刊)<p>絵本作家のどいかやさんの本<a href="https://amzn.to/3J2ts1V" rel="nofollow" target="_blank">『服を10年買わないって決めてみました―買わずに楽しく絵本作家のシンプルライフ』</a>を読みました。</p>
<p>
</p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%8D%E3%82%9210%E5%B9%B4%E8%B2%B7%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%B1%BA%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F-%E8%B2%B7%E3%82%8F%E3%81%9A%E3%81%AB%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%8F%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E4%BD%9C%E5%AE%B6%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95-MOE-BOOKS-%E3%81%A9%E3%81%84/dp/4592732901?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=N023G5P10YA0&keywords=%E6%9C%8D%E3%82%9210%E5%B9%B4%E8%B2%B7%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%B1%BA%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F&qid=1648975648&sprefix=%E6%9C%8D%E3%82%9210%E5%B9%B4%E8%B2%B7%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%B1%BA%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%2Caps%2C215&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=8e0c69a10a3290b665a38dee2b5e23f5&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4592732901&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3J2ts1V" rel="nofollow" target="_blank">『服を10年買わないって決めてみました』<br />(どいかや・著/白泉社・刊)</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4592732901" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p>
<p>どいかやさんの暮らしのことについては、<a href="https://amzn.to/3j17QbG" rel="nofollow" target="_blank">暮しの手帖のムック『暮らしのヒント集・5』</a>で初めて知り、視野を広くして世界全体のさまざまな状況を踏まえて「こっちのほうがいいな」と感じられることをどんどん行動に移されている様子が印象に深く残っていました。なので、図書館の手芸コーナーにこの小さな本を発見して、「あ!」と思いました。<span></span></p><a name='more'></a>
<p>この本は、タイトルの通り、10年間服を買わないというチャレンジをした体験を、イラストと一緒にまとめられたもので、読み物としておもしろいだけでなく、実践にも役立てられるアイディアがたくさん載っています。</p>
<p>とある年の大晦日に手持ちの服を整理していたどいさんは、収納しきれないほどたくさん服を持っているのにまだ服を買い続けている自分を振り返り、「なにをやっているのだろう?」とふと思ったのだそうです。私も思い当たるフシがあります…。</p>
<p>どいさんは絵本を作るという「ものをつくること」を仕事にしていることもあって、服がどのように作られているかに思いを馳せ、このまま大量生産、大量消費を続けたらどうなるのだろうか?と考えたことから、この10年チャレンジをスタートしたそうです。すてきなイラストで、服ができるまでの道のりと、そこに関わってくる環境問題と社会問題について、わかりやすく描かれています。</p>
<p>どいさんはまず持っている服を整理した後、残っている服をリメイクしたり、染め直したり、工夫して10年間を乗り越えていきます。チャレンジスタートから5年ほど経った頃、お知り合いが手芸クラブをスタートして、リメイクがさらに順調に波に乗っていきます。いまあるものを工夫することを通じて、さまざまな人々とのあたたかい交流が生まれていく様子も、とても素敵だと思いました。</p>
<p>2006年にスタートして2015年に見事に10年間の服を買わない挑戦をやり遂げられました。全体を読んで、どいさんは、みんなに服を買わないことを勧めているわけではなく、服がどのように作られているのかに少し思いをめぐらせて、どういったものを買うのか、買うことでどういう活動を残していきたいのか、を考える機会にしてもらいたいのだと思いました。オススメのエシカルな(ethicalは「倫理的な」という意味で、環境問題や社会問題に配慮して作られている製品を指します)お店の紹介や、参考文献も載っています。私も好きなお店が載っていてうれしくなりました。</p>
<p>自分の服を作るようになって、服は下着や靴下くらいしか滅多に買わなくなりましたが、それでも、ついつい布は買ってしまい、どんどん布も、服も増えています・・。たくさんありすぎると、全部を大切にするのがむずかしくなると、どいさんも最初のほうで書かれていましたが、適正量をもう一度考えようと思いました。モノとの心地よい付き合い方を今一度、見直したいと思います。</p><p></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-30276334574466864582022-03-19T07:00:00.059+09:002022-03-19T07:00:00.148+09:00 [本紹介]『ものは言いよう』(ヨシタケシンスケ・著/MOE編集部・編/白泉社・刊)<p>『<a href="https://amzn.to/3bRw9oP" rel="nofollow" target="_blank">りんごかもしれない</a>』『<a href="https://amzn.to/3H4o9ze" rel="nofollow" target="_blank">こねてのばして</a>』などの絵本や、『<a href="https://amzn.to/3BXBd5C" rel="nofollow" target="_blank">ヨチヨチ父</a>』などのエッセイをはじめ、様々な作品で知られる絵本作家のヨシタケシンスケさんの本<a href="https://amzn.to/3bRhYQP" rel="nofollow" target="_blank">『ものは言いよう』</a>を読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E8%A8%80%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86-MOE-BOOKS-%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%82%BF%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%B1/dp/4592733010?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3CITIQRV1ICT1&keywords=%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E8%A8%80%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86+%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%82%BF%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%B1&qid=1636424427&sprefix=%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86%E3%80%80%2Caps%2C265&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=dc6c7a887fbbbfeec8e63da2aaf3cdf3&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4592733010&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3EVJHMy" rel="nofollow" target="_blank">『ものは言いよう』<br />(ヨシタケシンスケ・著/MOE編集部・編)</a><br /></td></tr></tbody></table>
<img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4592733010" style="border: none; margin: 0px;" width="1" />
<br />
<p><span></span></p><a name='more'></a>てっきり、ものの言い方の本かと思って手に取ったのですが、ヨシタケシンスケさんについての本でおもしろかったです。絵本を出版するまでの道のりや、子ども時代のこと、学生時代のこと、最近の暮らし、好きな本などなど、さまざまな側面からヨシタケさんについて垣間見ることができます。ファンからの質問100にイラストで答えるコーナーはなんて大変な仕事をしたんだろう…と思いました(でもものすごくおもしろかったです)。<p></p>
<p>世間的な成功をここまで収めている人でも、ゴミ出しに行ったり、洗濯をたたんだり、生活は私とあんまり変わらないものなのかと少し驚きました(驚きつつ、それはそうだろーと自分にツッコミを入れたくなりましたが・・)。朝は絶望を感じて目が覚めるとか、私も「もうだめかもしれない」と思って起きることがよくあるので、私と同じだなーと思いました。世間的に成功してお金も十分にある人でも絶望を感じたりするものなのか、と意外でした。有名になっている人でも普段の生活とか感じることとかは多くの人々とそれほど変わらないだろうと想像することはあっても、ご本人の言葉で聞くとやはり現実味が違います。世間的な成功もおもしろいかもしれないけれど、普段の生活を自分が幸せを感じられるものにする工夫をコツコツ地道にやっていくことが大事だと思いました。</p>
<p>「絵本作家にナルニワ国物語」のコーナーも参考になりました。絵本作家になるための道のりについて漫画で描かれています。何か特別な近道が紹介されているわけではありません。極めて王道です。自分の好きなものをコツコツ作り続けて、コツコツまわりの人に見せたりして発表して、運がよければ、世の中の大勢の人のところに届けられる立場にある人(編集者とか有名人とか)の目に止まって、作品が世に送り出される、というまともで地道なものでした。</p>
<p>ヨシタケさん自身も、コツコツ絵を書き続けてきて、それを自費出版の形で発表し、最初は売れずに在庫がじゃまだからとまわりの人にあげまくっていたら、いつしか編集者の目に止まり、「絵本を出しませんか?」ということになってデビューすることになったそうです。ご本人の体験から導き出されているものだったので、なおさら説得力がありました。社会の多くの人々に自分の作品を送り出したいという希望があるなら、それを実現できる立場の人の目にいつか止まるまで諦めずに続けることだと思いました。</p>
<p>一番印象に残ったことは、ヨシタケさんが自分自身をありのままに受け入れられていることでした。ご自身のことをイラストでたくさん書かれていましたが、かなり客観的で、笑い飛ばしている感があります。子どものときにご自身の性格について「なさけない」と書かれていたのですが、「なさけない」からだめだと自分を責めているわけではなく、自分をありのままに肯定して受け入れて、自分に合ったことを伸ばす方向で努力されているのがすごいと思いました。私はついつい自分にダメ出しをしがちなので、見習いたいと思いました。</p>
<p>ヨシタケシンスケさんのことは、雑誌『暮しの手帖』の連載『みらいメガネ』で知りました(単行本化されていて<a href="https://amzn.to/3qjYo7X" rel="nofollow" target="_blank">1巻</a>と<a href="https://amzn.to/3wvmhdL" rel="nofollow" target="_blank">2巻</a>があります)。荻上チキさんの鋭い視点の論考に、ヨシタケさんの、くすっと笑わせてくれて、視点を変えるのを助けてくれるような漫画が付いていて、毎号楽しみに読んでいました。ヨシタケさんってどんな人なんだろうと思っていたので、この本に出会えて本当に良かったです。</p>
<p>関連記事) <br /><a href="https://cacho-soushi.blogspot.com/2021/09/escape-and-seek.html" rel="nofollow" target="_blank">20210915[本紹介]『にげてさがして』(ヨシタケシンスケ・著/赤ちゃんとママ社・刊)</a></p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-78017735443382920392022-03-03T07:00:00.000+09:002022-03-03T07:00:00.177+09:00芸術を生活のなかに<p>「ものづくり、されてるんですか?」</p>
<p>数年前、初めて入ったおしゃれなコーヒーショップで代金を払っていたとき、店主さんにかけられた言葉をときどき思い出す。</p>
<p>私のどこを見てそう聞きたくなったのかはわからない。小銭がないか財布のなかを探していると、不意に突然、さりげなく自然に、たずねられた。私はどう答えていいものか、迷ってしまった。</p>
<p>確かに、日々、ものは作っているが、自分で使ったり、プレゼントしたりするためのもので、これで生計を立てているわけではない。この店主さんはどう定義しているかわからないが、世間ではものづくりによって生計を立てていない限り、「ものづくり作家」を名乗ったら笑われるだろう。</p>
<p><a href="https://amzn.to/2YX3USH" rel="nofollow" target="_blank">『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』(内田樹・編/晶文社・刊)</a>に、ミュージシャンの後藤正文さんが寄せた文章「君がノートに書きつけた一編の詩が芸術であること」を読んで、励まされた。<span></span></p><a name='more'></a><p></p>
<p>アメリカの作家カート・ヴォネガットさんの<a href="https://amzn.to/3lKldiK" rel="nofollow" target="_blank">『国のない男』</a>からの文章が引用されていて、何気ない鼻歌や友人にあてたメッセージ、日常のささやかなところに藝術は見いだせるし、作ることができる、それがだれかの喜びや創造の原動力やきっかけにつながることもある、というようなメッセージと受け取った(ぜひ後藤さんの文章そのもので読んでいただけたらと思う)。</p>
<p>「僕はみんなに、生活のなかに芸術を取り戻すための仲間になってほしい」という呼びかけに、エネルギーをもらった。私もそうありたいと思った。目指していることはこれだったのになあと思い出させてもらえた。へなっとしぼんでいた気持ちがもう一度しゃきっと元気を取り戻した感じがした。生活のなかで美しいものをつくること。それが自分のやりたいことだと実感した。</p>
<p>「生活のなかに芸術を取り戻すための仲間にな」るには、「断固として、僕や君がノートに書きつけた一編の詩や、心を込めて書いた手紙や鼻歌が、芸術であることを」自分で決めて信じることだという。「それは君の魂を解放して、自由にする」だけではなく、この世界のだれか他の人の魂を解放して自由にしている例も紹介されていた。自分はそう思ってきたつもりだったが、「断固として」という決意がちょっと足らなかったと思った。自分のこととなると、ちょっとしたことで揺らぎはじめてしまう。</p>
<p>暮しのなかに美しいものをつくりたいと思いながら、いつしか、マジョリティの感覚に流されて、自分の生活を彩るもの、言い換えれば売り物にはならないものをつくっていると、「こんなことしていていいのだろうか」と不安になってくるときがある。これでいいのだと言い聞かせても、もっと何かを極めて世間で通用するくらいになるための努力に時間を充てたほうがよいのではないかと頭の中の声に不安をかき立てられる。</p>
<p>「芸術はだれかが『芸術だ」と決めたものと思われることが多い」「芸術とそれ以外を区別する言葉や考え方が、芸術を特別な人たちのものにしようとする。そんな言葉を真に受けているうちに、生活のなかから、少しずつ芸術がなくなってしまったんだと僕は感じる」という指摘に、まさに、と頷いた。</p>
<p>世間で芸術だとされているもの、たとえば、美術館で展示されるような絵画や彫刻、上映されているような映画、受賞したりベストセラーになったりしているような小説、そういったものが世間一般では「これが芸術です!」とされ、芸術とそれ以外とを区別するなにかが世間にはあって、そういう姿勢が芸術を遠い存在にしてしまっていると、私も常々思う。世間一般で「芸術です」とされているものをいいと思えないとき、それは自分の中の芸術に関する知識や感性なんかが足りていないせいだと考え、その良さを理解しようと努力する人さえいる。</p>
<p>真夏の昼前、農作業の手を止めて、日陰で一休みしておしゃべりしている夫婦を見かけた。とても絵になる風景だった。これを写真に収めるなり、絵を描くなりして、世間的に認められたら、その作品は「芸術」とされるだろうが、作品に収めれた光景そのものは世間では「芸術」とはみなされない。ましてや、この2人が「芸術家」とは称されない。その芸術性を生んでいるのは、この2人の人間の普段の生活の積み重ねであるにもかかわらず。</p>
<p>美しい棚田の風景。これを絵画や写真にされて美術館に展示されたり賞を取ったりしたら芸術になる。絵を書いた人、写真を撮った人は芸術家、アーティストと称される。棚田を守っている人たちはアーティストとはされない。</p><p>毎日掃き清められた寺院の静かな庭。野生の植物がのびのびと存在感を放ち、トンボやツバメが飛び交う野趣あふれる庭。手入れの行きどといた彩り豊かな庭。そこに芸術性を見出した人間が、写真や絵画の題材にして世に発表し、世間で認められれば、その作品は「芸術」ということになるだろう。庭を作った人は「ガーデナー」と呼ばれることはあっても、「アーティスト」と呼ばれることはあまりないかもしれない。</p>
<p>自然の風景や野生の動物を美しい写真に収めれば、その写真は「芸術」と呼ばれるかもしれない。その風景やその野生の動物が住める環境を意識的に努力して作っている人たち、もしくは意識はしていないが、普段の生活が環境によいものであるために、その風景やその動物たちが住める環境を結果的に生んでいる人たちがいる。そういう人たちは世間一般では「芸術」を作っているとは考えられていない。</p><p>世間で認められるような芸術を作ろうという意図で作るものは、他人の視線を気にしながら作るものになり、自分の心の奥底から湧き上がってくるものの表現にはなりにくく、作っていても楽しくはない。</p>
<p>芸術を作ってやろうと思わずに、日々の営みのなかで、自分やだれか、ほかの生き物たちのことを思って繰り返される行動や生み出されるものによって現れる物質や光景は、芸術とは称されないかもしれないが、芸術と称されているものよりももっと美しさが感じられることもある。「これが芸術です!」とされているものよりもむしろ、そういうもののほうに魅力を感じる。</p>
<p>自分の感性を大切にすれば、本当に美しいものは身のまわりに溢れていることがすぐに分かる。世間一般の「これが芸術です」という声に惑わされなければ、自分で芸術を生み出すことができる。本当に美しいものを理解できる人間でありたいし、本当に美しいものを日々生み出せる人間になりたいと思った。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-48419084858914698072022-02-17T07:00:00.001+09:002022-02-17T07:00:00.186+09:00[本紹介]『イヌイットの壁かけ』(岩崎昌子・著/誠文堂新光社)<p><a href="https://amzn.to/3DOzdOF" rel="nofollow" target="_blank">『イヌイットの壁かけ―氷原のくらしと布絵』(岩崎昌子・著/誠文堂新光社)</a>を読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%84%9B%E8%94%B5%E7%89%88-%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E5%A3%81%E3%81%8B%E3%81%91-%E6%B0%B7%E5%8E%9F%E3%81%AE%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%A8%E5%B8%83%E7%B5%B5-%E5%B2%A9%E5%B4%8E-%E6%98%8C%E5%AD%90/dp/4416617682?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E5%A3%81%E3%81%8B%E3%81%91&qid=1634281047&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=79e0f5c41b8cc5c74588a3bd601f5c99&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4416617682&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3DOzdOF" rel="nofollow" style="text-align: left;" target="_blank">『イヌイットの壁かけ―氷原のくらしと布絵』<br />(岩崎昌子・著/誠文堂新光社)</a></td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4416617682" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p>
<p></p><a name='more'></a>以前、ときどき行く自家製天然酵母のパン屋さんに教えてもらったカフェに立ち寄ったことがあります。陽気な感じのそのカフェの本棚にこの本が飾られていて、とても興味を引かれました。その後もずーっと気になっていて、時おり思い出すことがありました。そのくらい、表紙の壁かけが印象深い作品だったのだと思います。<p></p>
<p>図書館の芸術書コーナーでこの本と再会したときは「わー!あのときの本だ!」と感激しました。すぐに借りてきて読みました。</p>
<p>紹介されているのは、カナダに住む先住民族のイヌイットの人たちが手作りした壁かけです。布と糸で暮らしのひとこま、季節ごとの暮らしや風景、動植物や人間の営みなどがユーモラスに描かれています。刺繍糸で丹念に模様が縫われていたり、どれもとても時間がかかるだろうなあと想像しました。</p>
<p>著者の岩崎さんはこうした壁かけ作品と1970年に出会い、それ以来、30年以上の間、1枚1枚集められ、109枚ものコレクションができたそうです。素敵なコレクションを見せてもらえて、創作の原点について思いを巡らせるよい機会になり、とてもありがたく思いました。</p>
<p>岩崎さんのあとがきによると、イヌイットの女性たちは厳しい寒さから家族を守るための「パーカ」と呼ばれる防寒服を作っていて、そのハギレで布絵を作るようになったそうです。今は生活協同組合の縫製センターで専業の女性たちがパーカをミシンで縫っているそうですが、ミシンもない時代は、各家庭で女性が手でひと針ひと針毛皮を縫って作っていたそうで、「こんなにつらい仕事が続くなら、私はいっそ海の魚になってしまいたい」というイヌイットの女性のうたも残されているそうです。その気持ち、とてもよくわかる気がしました…。</p>
<p>手元に置いて時おり読み返したい1冊でした。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-39527966612790888612022-02-02T07:00:00.002+09:002022-02-02T07:00:00.153+09:00 [絵本紹介]『買物絵本』(五味太郎・作/ブロンズ新社・刊)<p><a href="https://amzn.to/31znKEA" rel="nofollow" target="_blank">『買物絵本』(五味太郎・作/ブロンズ新社・刊)</a>を読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%B2%B7%E7%89%A9%E7%B5%B5%E6%9C%AC-GOMI-TARO-WORK-SHOP/dp/4893094939?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1O8UXISBUYMZT&keywords=%E8%B2%B7%E7%89%A9%E7%B5%B5%E6%9C%AC+%E4%BA%94%E5%91%B3%E5%A4%AA%E9%83%8E&qid=1636429113&sprefix=%E3%80%8E%E8%B2%B7%E7%89%A9%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E3%80%8F%EF%BC%88%E4%BA%94%E5%91%B3%E5%A4%AA%E9%83%8E%2Caps%2C300&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=7a0e40ebbbbfa7d9cf9378eb28aaf56e&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4893094939&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><a href="https://amzn.to/3klQyad" rel="nofollow" target="_blank">『買物絵本』<br />(五味太郎・作/ブロンズ新社・刊)</a></td></tr></tbody></table><br />
<img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4893094939" style="border: none; margin: 0px;" width="1" />
<br />
<p><span></span></p><a name='more'></a>お金のことをテーマにした本で、表紙を開くと「これは(お金で何を買うことができるか)という考察の絵本です」と書かれています。子どものときに読んだら、お金に対する観点が広がっただろうなあと思いました。お金で何を買うか、だけではなくて、何かものやサービスを買うことを通じて、さらに言えばなにを買っているか、という話まで進めていて、なるほどなあと考えさせられます。この本を小さいときに読んでいたら、お金を主体的に使う姿勢がもっと早く身についていたかもしれないと思いました。<p></p>
<p>こんな感想だと難しい本のように聞こえてしまうかもしれませんが、全くそうではなくて、洒落っ気が効いていて、思わずくすっとさせられます。絵もユーモラスでとても楽しいです。</p>
<p>奥付のページにアンケートが載っていて、このアンケートにもまた笑わされました。奥付のページには最低限の情報だけが書かれている場合が多いですが、サービス精神というか、こんなところにまでおもしろい仕掛けを用意してくれるとは凝っているなあと思いました。</p>
<p>五味太郎さんのことを初めて知ったのは暮しの手帖社の本<a href="https://amzn.to/3CZEina" rel="nofollow" target="_blank">『暮しのヒント集・4』</a>ででした。「こんなおもしろい大人がいるのか!」と驚いて、作品を読んでみたいなと思い、図書館で探してみると、つい最近まで知らなかったのが不思議なくらいたくさんありました。かなり夢中になって次々に読みましたが、読みきれないほどたくさん作品があり、しばらく楽しめそうだし、読み終わってもまた読みたくなりそうだと思いました。</p>
<p>カバーの記載によると、『買物絵本』はGOMI TARO WORKSHOPというシリーズの1冊で、他に<a href="https://amzn.to/3kjV34W" rel="nofollow" target="_blank">『質問絵本』</a>と<a href="https://amzn.to/3F1eGGS" rel="nofollow" target="_blank">『挨拶絵本』</a>もあるようです。こちらも読んでみたいと思いました。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-85255910120608232322022-01-19T07:00:00.001+09:002022-01-19T07:00:00.151+09:00[本紹介]『買わない暮らし。』(筆子・著/大和出版・刊)<p>筆子さんがシンプルライフについて書かれた本『<a href="https://amzn.to/3mZq3YL" rel="nofollow" target="_blank">買わない暮らし。</a>』を読みました。</p>
<p>
</p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%B2%B7%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%80%82-%E7%89%87%E3%81%A5%E3%81%91%E3%80%81%E7%AF%80%E7%B4%84%E3%80%81%E3%83%A0%E3%83%80%E3%81%A5%E3%81%8B%E3%81%84%E2%80%A6%E2%80%A6%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%81%AB%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95-%E7%AD%86%E5%AD%90/dp/4804706003?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E8%B2%B7%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E7%94%9F%E6%B4%BB+%E7%AD%86%E5%AD%90&qid=1634278364&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=7e391425d453c3c4d9592ddcc6cbc03f&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4804706003&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">『<a href="https://amzn.to/3j6y9xv" rel="nofollow" target="_blank">買わない暮らし。</a>』(筆子・著/大和出版・刊)</td></tr></tbody></table>
<img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4804706003" style="border: none; margin: 0px;" width="1" />
<p></p>
<p></p><a name='more'></a>著者の筆子さんのことは、シンプルライフについて<a href="https://minimalist-fudeko.com/" rel="nofollow" target="_blank">ブログ</a>にいろいろ書かれているカナダ在住の方と友人から聞いて知りました。なかなかパソコンの前にゆっくり座る時間がないドタバタ生活で、ブログはまだ拝見したことがなかったのですが、市の施設で本棚に発見して「あ、あのひとだ!」とうれしくなり、手に取りました。<p></p>
<p>物を買うということについて、ここまでとことん考えられているとは。さまざまな視点で考察されたことがよく整理されていてとてもおもしろかったです。買い物をしてしまう心理や、買い物をさせようとする売る側の作戦なども考察されていて、「わかるわかる!」と頷きながら読みました。筆子さんは今はシンプルライフをされているとのことですが、20~30代の頃は買い物をしすぎていたと書かれていて、その頃の買い物の傾向やそのときの背景なども率直に語られていました。本の中でも触れられていましたが、この本は全く物を買わないための本ではなく、必要なものだけを買えるようになるための本でした。</p>
<p>買ったものの記録をつける「買い物日記」を筆子さんはおすすめされていました。これは私も家計簿のような形で買ったものの記録をつけていますが、かなり効果があると感じています。筆子さんはGoogleのスプレッドシートに、買ったものが家に入ってきた日付と、買った場所、金額を記入しているそうです。やりやすくて続けられる方法で自分で把握できれば何でもよいと思います。私は手書きのほうが空き時間にさっと開けて便利なので方眼のルーズリーフにひたすら買ったものと場所と金額を書いています。これをするようになってから、お金をさらに意識的に使うようになったと感じます。</p>
<p>記録をつけるといいことは他にもいろいろあります。例えば、我が家では、オーガニックの豆乳やナッツ、小麦粉、醤油や天日塩など、まとめ買いをしているものがいくつかあるのですが、それが一定期間にどのくらい必要かを把握できるので、賞味期限内に使い切れないという事態を防ぐことができています。あとは、月にどのくらいのお金が必要なのかを把握して、欲しい物があるときにそれは今買えるものなのかどうかを検討できたり、何を買いすぎる傾向があるのか分かったり。ちょっと面倒ではありますが、何かと役に立っていて、かれこれ5年ほど続いています。</p>
<p>ちなみにまとめ買いについては、筆子さんはおすすめされていませんでした。コーラを例にしてわかりやすく説明してくださっています。単価は安くても一回に支払う金額が高い、保管しておかなければならないので空間が必要になる、一定期間に消費しなければならないというタスクが発生する、変化に対応できなくなる、など、どれも「納得!」な理由が並んでいます。それから、単価が安くなるのとたくさん家にあることから消費のスピードが早くなるとも。身に覚えが…。</p>
<p>変化に対応できなくなるというのは、私も何度が経験しています…。つい最近もこんなことがありました。我が家ではオーガニックはちみつもセールのときにまとめ買いしていたのですが、ある日のこと、アーユルベーダの本を読んでいると、はちみつは40℃以上の熱を加えるとアーマ(毒素)になるという話に遭遇。ネットで調べてみると、科学的にも、はちみつは加熱すると最終糖化産物(AGEs)が増えるという話が出てきました。うちにまだたくさんあるハチミツを確認してみると、処理温度については記載がありません。「まだこんなにあるのにどうしよう!」という事態になりました。</p><p>購入した時点では本当に使うことが分かっていても、こんなことも起こりうるので、まとめ買いはたしかに、なかなかリスクの高い買い方だと思います。</p>
<p>本の中で、子どものときに「お金は大切に使おう」とはよく言われるものですが、学校で計算は習っても、具体的にお金を上手に使う方法は学ばないと指摘されていて、まさに!と同感でした。上手に主体的にお金を使う方法を早い段階で身につけておくことはとても重要だと思いました。お金をたくさん稼がなければならないという呪縛から自由になるためにも、本当に大切なものにお金を使えるようになるスキルをなるべく早く身につけたいものです。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-47224057769064886062022-01-03T07:00:00.003+09:002022-01-03T07:00:00.150+09:00[本紹介]『食べられる図鑑』(良原リエ・著/アノニマ・スタジオ・刊)<p>先日、ずっと読みたかった『食べられる庭図鑑』をようやく読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%BA%AD%E5%9B%B3%E9%91%91-%E8%89%AF%E5%8E%9F%E3%83%AA%E3%82%A8/dp/4877588191?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%BA%AD%E5%9B%B3%E9%91%91&qid=1636343032&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=ccdbed58b9dde75b8f3fc59e46889ab2&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4877588191&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><span style="text-align: left;">『食べられる庭図鑑』<br /></span>(良原リエ・著/アノニマ・スタジオ・刊)</td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4877588191" style="border: none; margin: 0px;" width="1" /></p>
<p><span></span></p><a name='more'></a>図書館でしばらく借りられていて、なかなか読めずにいたのですが、ようやく棚に戻ってきていました。手元に置いておきたいくらい楽しくて美しい本でした。庭と植物への愛がにじみでています。著者の良原リエさんのことは、別の本<a href="https://amzn.to/3EY9R1l" rel="nofollow" target="_blank">『たのしい手づくり子そだて』</a>で初めて知りました。こちらもとても楽しい本です。<p></p>
<p>良原リエさんは音楽家で、コンサートで海外へ出かけられることもあるそうで、音楽のお仕事をされながら、こんなに庭仕事をやっているなんてすごいなあと思いました。タイムのページに、海外へ演奏にでかけたときに火山の噴火の影響で移動にすごく時間がかかってしまい、疲労困憊していたときに、コンサートのスタッフの方がその様子を見て心配して、タイムを香り付けに使ったスープを作ってくれたエピソードが書かれていて、感動しました。そのレシピも紹介されているのですが、きっと、このスープを作るたび、食べるたびに、そのときの思い出が一緒に蘇るのだろうなあと思いました。そういうレシピは素敵だと思います。</p>
<p>お子さんも専用の花壇を手入れしているそうで、立派なガーデナーなのだなあと思いました。食べ方や飲み方、薬用酒にする方法、遊び方など、庭の草木の楽しみ方も育て方と一緒に紹介されていて、何かを育ててみたくなってきます。</p>
<p>うちの畑にも植えている水前寺草(金時草、ハンダマとも呼ばれます)も掲載されていたのですが、とってもかわいい花の写真が載っていて、「ええーこんなにかわいい花が咲くんだ!」とびっくりしました。うちではまだ花は咲いたことがありません。冬の寒さが足りないのかも。いつか咲くかなと楽しみです。</p>
<p>紹介されている植物はほとんどが手のかからない植物ばかり。しかもどれも食べたり、お茶にしたり、お酒に浸けたり、化粧水にしたり、見る・触れる以外の楽しみもあります。純粋にエッセイとして読んでもおもしろくて、写真もきれいなので、庭仕事をする余裕のない人でも楽しめるのではないかと思いました。キッチンでの水栽培(これも載っています)だけでもやってみたくなりそうな予感もします。</p>
<p>読み終わった今、サフランが育ててみたくてうずうずしています。</p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7231668699317514027.post-69213790974410448752021-12-20T07:00:00.001+09:002021-12-20T07:00:00.148+09:00[本紹介]『Vege&Spice―野菜、スパイスで世界の菜食ごはん』(iina・著/グラフィック・刊)<p><a href="https://amzn.to/3qhu4uD" rel="nofollow" target="_blank">『Vege&Spice―野菜、スパイスで世界の菜食ごはん』(iina・著/グラフィック・刊)</a>を読みました。</p>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/VEGE-SPICE-%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%80%81%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%A7-%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E8%8F%9C%E9%A3%9F%E3%81%94%E3%81%AF%E3%82%93-iina/dp/4766126882?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=Vege%26Spice%E2%80%95%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%80%81%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E8%8F%9C%E9%A3%9F%E3%81%94%E3%81%AF%E3%82%93&qid=1636343619&sr=8-1&linkCode=li3&tag=pomodoro06-22&linkId=db199bc8338c5f3be6bf87e727ef38af&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4766126882&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pomodoro06-22&language=ja_JP" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">『<a href="https://amzn.to/3bOImui" rel="nofollow" target="_blank">Vege&Spice―野菜、スパイスで世界の菜食ごはん</a>』<br />(iina・著/グラフィック・刊)</td></tr></tbody></table><p><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pomodoro06-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4766126882" style="border: none; margin: 0px;" width="1" />野菜もスパイスも大好きで、タイトルに引かれました。カバー写真のグリルされた野菜がまたおいしそうです。</p><p><span></span></p><a name='more'></a><p></p>
<p>自然栽培や育てられた在来種の野菜など、おいしい野菜は塩を軽く振っただけでとてもおいしいのですが、スパイスを加えることで消化吸収を良くすることができることもあるので、スパイスはよく使っています。スパイス使いの幅を広げられるかもと期待して手に取りました。</p><p>自家製マスタードの作り方が載っていて、意外にシンプルな材料で作れることがわかり、近所で生えているからし菜のタネを集めて来年の初夏に作ってみたいと思いました。</p>
<p>クミンシードと白ごまのデュカは、家にある材料ですぐに作れる手軽さだったので、早速作ってみました。レシピでおすすめされていたおむすびにしていただいてみました。もう最高においしくて、これはリピート決定だ!と思いました。カレーやサラダ、スープにもおすすめとのことです。ひよこ豆の料理にも合うそうだと思いました。</p><p>オールスパイスグラノーラはフライパンでできる作り方なのがうれしかったです。オーブンを使う方向けにも説明があります。好みのスパイスとドライフルーツと穀類でお気に入りを研究したいです。</p>
<p>旅人のたかのてるこさんの本<a href="https://amzn.to/3H0We35" rel="nofollow" target="_blank">『ダライ・ラマに恋して』</a>を読んでいたときに、野菜だけの餃子のような料理「モモ」が出てきて、それがとてもおいしそうな描写で、いつか作ってみたいと思っていました。それでレシピを探していたのですが、ネパール料理の本を開けてみてもお肉が入る「モモ」ばかりで、「これじゃないんだけどなー」とずっと探し続けていました。ようやくこの本の中で見つけたときは「やったー!!」と思いました。包み方もたかのさんの本で見たのとそっくりです。時間があるときに挑戦してみようと思っています。</p>
<p>手に入りやすいスパイスがほとんどで、クミンシードやコリアンダー、カルダモン、シナモン、ジンジャー、ターメリックなどなど、すでになじみのあるスパイスも多くて、すぐに作ってみられるのもうれしいところでした。巻頭のスパイスの種類と一覧も勉強になりました。</p>
<p>ちなみにスパイスは、我が家ではアリサン、N Harvest、vox spiceのスパイスをよく使っています。最近ではS&Bでもオーガニックのスパイスの取り扱いがあり、一般的なスーパーでも手に入りやすくなってきてありがたいです。</p>
<p>インド、ネパール、ハワイ、フランス、モロッコ、日本、スペイン、タイ、ベトナム、アメリカ、中国、台湾を料理でめぐる旅も楽しめる1冊になっています。</p>Unknownnoreply@blogger.com