20140630

焚き火珈琲

自家焙煎の焚き火珈琲が最近の朝の楽しみです。毎朝、前の日に煎ったばかりの新鮮な珈琲を楽しんでいます。

自家焙煎の淹れたて珈琲

焚き火でご飯が炊けるのを待ちながら、焙烙に珈琲豆を入れて振り続けると、ふっくらした珈琲豆が煎りあがります。熱いので軍手は必需品です。煎るのは相方担当、煎り上がった豆からシルバースキンを吹き飛ばすのは私の担当です。

煎りたての珈琲豆
珈琲豆の焙煎は、相方が東京時代からよくやっていました。最初、図書館で本を借りてやってみたら、浅煎り過ぎたみたいで胃を痛くしてしまいましたが、トランジションタウン府中の集まりで名人のKさんに教えていただいたおかげで、上手にできるようになりました。煎ってから1日置いたほうが味が落ち着くそうなので、前日に煎ったものを一晩寝かせて翌朝いただいています。毎日のように焚き火で焙烙を振っているうちに、相方は焙煎名人になってきました。

焙烙はゴマ煎り用につきじ常陸屋さんで買ったもの。緑茶を煎れば焙じ茶にでき、豆を煎ればおやつにもお茶にもなり、かなり便利な昔の道具です。

珈琲の生豆は、自然栽培のフェアトレード珈琲を扱っている国分寺・ろばやさんから。胃が弱い私たちはカフェインの少ない深煎り専門で、深煎りに適した豆を教えてもらって、グァテマラとペルーの豆にしました。

生豆を買うと長期保存が可能で、しかも安くて、助かっています。コンビニコーヒー数杯分のお金で、ずっと高品質の新鮮珈琲が何杯も味わえてしまうという贅沢、焙煎の楽しさまでついてきます。おまけに燃料代はタダ。薪で作るとなんでもそうですが、ガスで作るよりおいしいです。自分でやるってやっぱりいいもんだぁー!

20140629

香川で見つけたおいしいもの

こちらに来て見つけたおいしいものをいくつかご紹介します。

●瀬戸内の早どれ海苔

味付け海苔ではないのに、これだけでもご飯のおかずになるほど味がします。12月に穫れる早どれ海苔は養分を最も多く吸収した海苔で最もおいしいとされているそうです。

●新宮わきの茶

愛媛県のわきの茶さんでは、無農薬でお茶を栽培しています。ほのぼのしたイラストとユーモラスな名前に惹かれました。粉末茶は蒸しケーキにも加えられて重宝しています。

●上勝 山の晩茶(阿波晩茶)


徳島の無農薬のお茶。番茶をこっちでは晩茶って書くんだぁと思ったら、番茶とは違うお茶でした。乳酸発酵したお茶で、淹れたては少し酸味があります。よく煮出すと酸味はしなくなり、中国茶に少し似た味です。春に花粉症で苦しんでいたときに飲んでみたら、軽く済んで、アレルギーにもよいかもと思いました。

●綾川のそば粉


地元綾川産の無農薬のそば粉(パッケージには書いてないけど、地元の情報誌の記事によると無農薬だそう。表示がないのはJAでも売ってるから??)。そばを打ったことはまだないですが、おやつに使っています。

そば粉をお椀に讃岐富士みたいに真ん中を高くして入れて、裾野に熱いお湯を注ぎ、少しずつ崩しながら練ると、即席蕎麦掻きになります。練りたてはフワフワの食感です。相方曰わく「"ねるねるねるね"より楽しいわ!」とのこと。“ねっておいしいねるねるねるね”、小さいときに食べたなぁ。クレープやパンケーキに使うと外側がかりっと焼けて、蒸しケーキに使うともっちりします。

20140628

おついたち参り

おついたち参りに行こうとしたら、ちびカマキリに先乗りされていた私の自転車。

この日一匹目は茶色

前にも乗られていたし、この日は一日に二回もカゴに乗っていて、カマキリの人気スポットみたいです。

二匹目はちょっとでかい緑
江戸時代の人々は新しい月に入ると、氏神さまの神社におついたち参りをしていたんだそうです。香川には神社が身近にあるので、移住して以来、日ごろの感謝を伝えにと、願い事をきいてもらいに、近所の神社におついたち参りをしています。

江戸時代のついたちは、旧暦のついたちなので、新月の日にあたります。引力の関係で、新月には願い事が叶いやすいと言われていて、江戸時代に倣って私も新月にお参りしています。

手を合わせた後で、今月のメッセージをくださいとお願いしておみくじを引くのですが、今月は相方と番号まで一緒の全く同じおみくじが出ました。相方と全く同じおみくじを引いたのはこれで3度目。いつか同じ大吉のおみくじを引いてみたいものです。

ちなみに今回は小吉で、今は辛抱のとき、神にすがりなさい、幸せがやってくる、というようなことが書かれていました。しょげる私に、「まだムカデも出るし、田植えも大変だしなぁ、まぁ幸せがやってくるってあるし、そんな悪い内容じゃないで」と相方。同じおみくじなのに前向きー。それもそうだと最後には、辛抱って言ったって、まぁ、仕事の不安はちょっとはあるにしても、おいしいものもこんなに食べられて、つくる喜びもあり、こんくらいなら辛抱って感じでもなく乗り切れるよね、と笑いました。

おついたち参りに行くと、気が引き締まり、新しい月を新鮮な気持ちで迎えられて気に入っています。神さまと顔馴染みになってきたような感じもしてきています。

20140627

蛇のたまご

「思いも寄らぬところに思いも寄らないものがいるもので」

近所のお米屋さんのお父さんは私と相方にとって、香川のお父さん的存在です。先日、いつものお米を買いに行ったら、お父さんはそう言って、そろそろ蛇に注意と教えてくれました。

相方が田んぼで草刈りをしていたら、ぷにゅっとした手触りがして、なにかと思ったら蛇だったと言っていました。黒っぽい細い蛇が草の中で丸まっていたのを知らずに草刈りして触れてしまったそうです。おとなしい蛇で、相方はまた会えるかなぁとちょっと期待していたらしいのですが、休憩後に田んぼに戻ったら、姿を消していたそうです。かなりかわいかったようです。お米やさんに赤い小さい蛇は毒蛇なので注意と教わりました。

その日から数日後、相方が田んぼから帰るなり、

「大変なことが起こったで」

と言うので、

「なになに?ついにマムシ出たん?」

ときくと、田んぼに蛇の卵らしきものが30個くらいあったといいます。お父さんの言葉通り「思いも寄らぬところに思いも寄らないものがいるもの」だなぁと思いました。

草が伸びすぎていたところではなく、きれいに刈ってあったところにあったそう。卵の下には刈ってあった柔らかめの草がベッドのように敷かれていて、蛇さん的にかなり居心地がよかったようです。

「それで、その卵どうしたん?」

と聞くと、小学生も通る道で、30匹も生まれたら危ないので、気の毒に思ったけれど、川へ捨ててきたとのこと。自然とともに生きるには、常に何がベストかを考える必要があるなぁと思いました。

「水の中でも生きるんかわからんけどなぁ。クモと競争やったわ」

クモも蛇の卵を運んでいたそうで、クモが蛇の卵を食べるなんて初めて知りました。相方の話では、蛇だけでなく、ミミズもクモもたくさんいて、見たこともない虫もいるらしく、耕さない田んぼは生態系が豊かになるって本当だったんだなぁと思いました。

同じ日の朝には、家の天井に大きなクモが、白い卵を抱えて止まっていて、家の中で生まれたら大変なので、相方に虫取り網でつついて外に出してもらいました。

その日はなんだか卵づいていた1日でした。対処法や生態がわからないから恐怖心が生まれるんだなぁと実感しています。虫や蛇のことも勉強しないとなぁ。

20140626

鳥が遊ぶ庭

実家のように鳥が遊びにくる庭がある家に住むのが前々から夢でした。

それは、香川に引っ越して叶った夢の一つです。春にはウグイスの声が輪唱のようでした。夏が近づき、ウグイスの声を聴く回数は減ってきましたが、キジバトが連れ立って遊びに来るようになりました。裏庭にぽてっと愛らしく座っていて、私が裏口から出てくると大慌てで飛んでいきます。

おくつろぎのご様子

鳩笛みたいにぽてっと
この間はキツツキが来てくれました。裏庭で蒸していたケーキを取りにいったら、木を小刻みに叩く音が聞こえて、もしかして?とワクワク。抜き足差し足でそーっと音のするほうに行ってみると、小さなキツツキがいました。すごくかわいかったです。

いつだったか、大日本社員食堂に行ったら、お店のテレビで「果たして、キツツキは、見られるの・か!? 」と迫力のナレーションが聞こえ、キツツキはそんなに珍しいんだなぁと思ったのですが、まさかこんな間近で見られるなんて。でも実は、卒業した大学のキャンパスでも見たことがあり、東京でも見られます。

来年はツバメの巣もできてくれたらうれしいなぁ。

20140625

自分たちで髪を切る—ペアーカット

ビッグイシューの藤村靖之さんの連載コラム「市民みな起業家」で、以前、ペアーカットのことを読みました。藤村さんの非電化工房に住み込みで弟子入りしている若者たちはお互いに自分の髪をカットしているそうで、だんだん上達して、気兼ねなく好きな髪型にできる様子に、「楽しそう!」と思っていました。

東京で相方とともにお世話になっていた美容師さんに、移住したらお互いにカットしあおうかと考えていて、できるだろうかと聞いてみたら、「けっこうできるものですよ」とのお答え。時間をかけてゆっくり切ればできるもの、とうかがって、「よし、やってみよう!」ということになりました。ソーラー発電システムを作ったり、味噌や梅干しを仕込んだり、自分でやる範囲が広がっていくと、プロがするようなことでも自分でやるという発想に抵抗がなくなるものだなぁと思いました。

移住して早いもので3カ月。そろそろ髪を切りたいなと思っていたころに、美容師さんがカットクロス(美容院で切った髪が服につかないようにつけてくれるツルツルしたクロス)を引越祝いに贈ってくれました。添えられていたメッセージにも勇気づけられました。

朝から雨が降った日に、初めてのカットに挑戦しました。

相方は前の晩、プロ向けの本(美容師さんがご厚意でくださったもの)を見ながら切り方の研究をしていて、立ち方の練習までしていましたが、手はカニで動きはタコでちょっと不気味(^_^;) 大丈夫だろうか…と不安になりましたが、変になったら美容院に駆け込もうと覚悟を決めて切ってもらいました。

すきバサミなのになぜか穴あけパンチのような音がしたり、ぎやぎやしながら、3時間ほどでどうにかなりました。なかなかの恐怖体験でしたが、まぁまぁいい感じになって、美容院に駆け込まずに済みました。東京で行った何軒かの美容院よりは上手でした。最初にしては上出来で、これからも、もう少し基本的な本から勉強して上達してくれるそうなので、期待したいと思います。

肌にも環境にも悪い合成シャンプーが嫌で、ムーンソープの石鹸をシャンプーに使い出してから、髪がとても健康になり、美容院でも化学物資を使われるのはイヤだなぁと思うようになりました。東京でお世話になっていた美容師さんは、化学物資をいっさい使わないし、とても素敵な方で行くのが楽しみな美容院だったのですが(私の友だち・知り合いの皆さんで、気になる方にはこっそりお知らせします、連絡ください)、香川ではまだそういう美容院が見つかっていません。美容院にムーンソープの石鹸を持参することも検討しましたが、美容院特有の化学物資のニオイが思い出すだけでもどよーんっとなるのと、ありのままを否定するパーマやカラーの勧誘が気詰まりでした。ペアーカットのことを知ることができて、お世話になっている美容師さんにも背中を押してもらえて本当に良かったです。

私は父の髪を切ったことがあったので、結構上手に切れて、相方も「うまいやん、やるなぁ!」と気に入ってくれました。相方は、田んぼの苗代の手入れでハサミを毎日使っていたおかげでハサミの扱いはなかなか上手でした。

やってみて、髪の留め方や、頭の触り方(下手に触るとくすぐったい)など、プロはやっぱりすごいなぁと思うことがたくさんありました。切るのでいっぱいいっぱいで、二人とも無言で切り続けていて(笑)、話しながら切るなんて神業のように思えました。

やってみての感想は、二人とも「髪切るの、おもしろいなぁ!」でした。また一つ楽しいことが増えました。

20140624

南部鉄器のお鍋

高松の民芸品店で見つけた南部鉄器のお鍋。


手に取ってみていると、お店の方が、30年ほど前に作られたもので、質のいい南部鉄器が作られていた一番いい時代だったと教えてくれました。焼き杉の蓋も珍しくて一目惚れ。

母に写真を送ったら、ばあちゃんが若い頃に使っていたような鍋だね(笑)と返事が返ってきて、いいものを使っていたんだなぁと思いました。

高尾に暮らす友人のお家でハウスウォーミングパーティがあったときに、ダッチオーブンで丸焼きにした野菜の味が忘れられないほどおいしくて、移住して焚き火料理ができるようになったら、やってみたいなぁと思っていました。鉄の鍋が手に入り、最近では毎日のようにやっています。

今が旬の新玉ねぎと新じゃがいも。無農薬・無化学肥料のものが近所で手に入ったので、じゃがいもは皮ごと、焚き火で無水調理しました。


じゃがいもは小さめのものをまるごと入れたら、栗のようでした。いんげんは天日干ししてセミドライにしてあったもので、瑞々しい新たまから出たエキスを吸ってさらにおいしくなりました。輪切りの人参を並べてハーブソルトをかけてもとろける甘さです。

焚き火をしているときは、蓋をあけてかき混ぜたりするのが熱くて難しいので、鍋をかけてほったらかしでおいしくできるこの調理法はかなり助かってます。

ガスではガス代が恐ろしくて、じゃがいもまるごとなんてとてもできませんが、焚き火ならではのごちそうです。

20140623

穴あき靴下

農作業は足に力が入るようで、相方の穴あき靴下が増えてきました。昔の人は直して大事に使う技術をたくさん持ってたんだろうなぁ。

親指のちょっとした穴を縫い合わせたことくらいしかなくて、こんなに大きな穴はどうしよう、と試行錯誤しながら自己流で直しています。頭の普段使わない部分が刺激される感じが心地よいです。

メイドインアースのオーガニックコットンの靴下なので、ひょいっと買い替える気にもならず…、いいお直し修行になります。親指の大きな穴に自然栽培綿の切れっ端をあてたら、なんだかペディキュアみたいでちょっとかわいくなりました。


安物買いの銭失いとはよく言ったものですが、高くてもいいものを買うと、大事に永く使うので、かえって経済的かもしれません。ワンガリ・マータイさんの“MOTTAINAI”の精神に則り、がんばります!あと何足あるのやら…

20140622

すてきな偶然

先日、仏生山温泉に行ったら、すてきな偶然がありました。

用事を済ませてから相方と合流する約束をしていて、先に相方は仏生山温泉に行き、ガラス張りの縁側の椅子で待っていました。

用事を済ませてから仏生山温泉に着き、駐車スペースから施設内を見ると、ガラス越しに難しい顔をして本を読む相方が見え、その横のベンチに同じ体勢で本を読む男性が見えました。

どこかで会ったような、と思っていたら、古民家の改装や火のある暮らしを実践するために、東京に住んでいた頃から参考にさせてもらっている本を書かれた方でした(本に写真が載っているのでお顔を知っていたんですね)。

ちょうと前日の夜にも、相方はその本を熱心に読んで、引き戸の直し方や囲炉裏について研究していたところで、すごい偶然だなぁと思いました。そっくりの姿勢で隣どおしに座り、本を読む二人を見て、数年後にはその方のようになるのだろうか、と思ったり。

隣どおしに掛けていたので、もしかしたら少し会話をしたのかなぁと思っていたら、相方は全く気がついていなくて(笑)。ちょうど私が入り口から入るときにお帰りになり、相方は私にこっそり聞いて、後ろ姿だけ見えたようでした。

高松ですてきな偶然でした。またお会いできるといいなぁ。

20140621

雨の日の繕いもの

藍染のサルエルパンツ(ズボンです)は相方のお気に入りです。しかし、あまりにも履きすぎて、ついに股の部分がやぶけてしまいました。

相方が一日中草刈りをして帰ってきた日、夕飯中にあぐらをかいたときに、見事な穴を発見しました。

「ついに破けてるやん!」
「えぇ〜気づかんかった!」

気づかんかったって(^_^;) こんな大きな穴あきズボンで外を歩いていたのかと思うとちょっとすごい。まぁ、サルエルだからたるんとしてて見えないかぁ。。

雨の日、お直しに挑戦しました。縫い合わせただけだとまたすぐ破けてしまいそうだったので、保多織りの余り布をあてて修繕。

笑ってるみたいに見えました
保多織りは香川の伝統工芸だそうで、高松のサンクラッケに行ったときにハギレを買ってあった残りです。縫い目が元の状態よりもちょっと内側に入ってしまいましたが、はいてみた相方「いけるいける!」とのことで、ほっ。

友人が手がけるブランドが一生懸命作ってくれた服でもあり、直して大事に永く着られるのはうれしいことです。裁縫はあんまりやったことがなくて、修繕の技術、もっと覚えたいなぁと思っています。

晴れの日は外の仕事、雨の日は手の仕事、やることはいっぱいありますが、ゆったり時間が過ぎていきます。

20140620

梅を漬けました

改装と田畑でやることたくさんで、今年は無理だなぁと思っていた梅仕事。

雨が降る前日に、近所の産直で無農薬の梅が1キロ300円で売られていました。なんてナイスなタイミング。

庭でほったらかしで育ちましたという感じがする梅ちゃんたち。「斑点がありますが無害です、農薬使っていません」というメモが入っていました。豊後梅という品種で実家の梅と同じ品種でした。これも何かの縁だと思い、3キロ漬けてみることにしました。

塩も同じ日に、イタリアの島で天日乾燥された粗塩を近所で見つけることができました。

しとしと降る雨の日、洗って、へたをとって、竹布のふきんで水気をよく拭いて、塩をまぶしてカメに並べ、塩をまんべんなくふりかけて…と準備は着々と進みました。

水分を拭いているところ。斑点もかわいい。
が、しかし、重石がなかったのです(>_<)本には重量の二倍くらいの重石を載せると書かれています。去年は2キロ漬けて、梅干しの前に2本漬けてあった梅酒の瓶がちょうど重量の二倍くらいで代用できたのですが、今年は3キロ。梅酒は1本飲んでしまったし、6キロの重さがあるものはあるかなぁ、と家中を大捜索です。

それで、こうなりました。

うちで一番重いもの=辞書タワー
数時間後、案の定倒れたっ。。。見てみると少し沈んでいて梅酢が上がってきたようだったので、倒れない程度に辞書を減らして2日おきました。

2日後、無事に梅が被るくらいまで梅酢があがったのでひと安心です。杏のような甘い香りがしました。辞書を全部戻して、あとは赤紫蘇が育つまで待ちます。土用干しも楽しみです。

20140619

手を動かす

雨の日の手の仕事。ヒマラヤンマテリアルさんの植物染めの手紡ぎ糸でネックレスを編みました。

石はヒマラヤ水晶とアマゾナイト
雨音を聴きながら黙々と編んで過ごす日も良いものですね。編むという作業、原始に近い感じがして好きです。手だけを動かして、手の中で糸が形を成していきました。

道具を操作して、どういう仕組みかよくわからないけど、自分はボタンを押しているだけで何かができている、という経験が多い現代の中で、編むという作業には新鮮な感じを受けます。道具に頼らなくても、手があればいい。人間本来の何かを呼び覚まされるような時間でした。

新しい編み方を覚えられたのも、お気に入りがまた一つ増えたのもうれしいことでした。作る喜び、なんとも言えないうれしさです。

20140618

電気代505円也

今月分の電気使用料のお知らせが来ていました。

先月までは同じ敷地内で友人が住むもう一軒の家と電気が共同だったのですが、この間、切り離し工事が済んで、今月から純粋に我が家だけの計算になりました。

見てみると505円。こんなに安かったのは初めてでちょっと衝撃でした。早いとこ、アンペアダウンして基本料も下げよう!

ソーラー発電のライト(通称イチロー。ソーラーパネル第一号だから)で過ごしていましたが、ムカデが出るようになり、イチローではムカデの発見が遅れるので蛍光灯を使うようになりました。なので、来月はもうすこし高いかなぁ…。

東京のアパートでは、照明はイチローで、東電の電気は冷蔵庫と洗濯機とパソコンでした。パソコンは今も変わらないので、冷蔵庫と洗濯機って結構電気を使うんですね。干し野菜と手洗い、ますますやる気がわいてきました(←ゲンキン)

改装が落ち着いてお金にも時間にも余裕ができたら、照明とパソコンも完全に自家発電にします。

20140617

焚き火で蒸しケーキ

焚き火で蒸しケーキを作りました。


土鍋にお湯を沸かして、生地が入ったほうろうタッパーを放り込んで蒸します(湯煎?)。焚き火だといい感じの対流ができるようで真ん中からふっくら蒸しあがります。

材料はいつも適当に目分量。小麦粉、粗糖、塩少々、重曹かアルミニウムフリーのベーキングパウダーを粉の状態でまんべんなく混ぜて、水を加えてホットケーキの生地くらいのゆるさにして、最後に植物油をスプーン一杯くらいたらしてよく混ぜます。マコモパウダーやいろんな粉末茶、きなこ、味噌or醤油+ゴマ、ココアパウダー、穀物コーヒー、くるみ、麻炭などを混ぜて、いろんな味にできるので、おやつは毎日蒸しケーキでもいけるくらいです(笑)

焚き火でクッキーが焼けるようになると日持ちしていいなぁ。焚き火で作るおやつ、レパートリーを増やしたいところです。

小麦粉は放射能汚染の心配のない有機栽培の全粒粉を滋賀の農家さんから直接送ってもらっています。とても素敵な農家さんで、送り状にいつもかわいいイラストを描いてくれたりと、ほっこりさせてもらっています。人間的な温かみのある買い物、いいものですねぇ。

自然食品店で買った小麦粉を、ちだいさんのブログで調べたら微量に検出されていたことが判明し、「まる一袋食べちゃった!まぁでも、0.6ベクレルか」と思ったことがありました。そのお店も自主検査はしていて、20ベクレル以下のものには「検査済不検出」とは書いてくれていました。国の基準よりはずっと厳しいです。

測定結果を全部書いてくれているお店や市民測定所の表を見ると、1ベクレル以下で不検出の東北・関東産のものもあり、全部書いてくれれば風評被害なんてなくなります。わからないから内部被曝したくなければ避けるしかありません。検出された場合には損害額を東電や国が賠償したらいいのに、本来は国や東電が賠償すべきものを「風評被害」で片付けて、測りもせずになにも知らない人にお金を払わせて食べさせようとするっておかしくないかなぁ。全部明らかにしてくれないから、産地で選ばざるをえないし、西日本産だって肥料の腐葉土や動物の糞に放射能汚染がないかどうか、本当に安全かどうはわかりません。産地偽装もあるし。。。

農家さんと直接つながって、農家さんの苦労も含めて食べ物を見る目を養うのは、今の時代を健康に生き抜くために大切なことだと思います。意外と苦しいことは少なくて、本当の幸せに気づいたり、家計が助かったり、いいことのほうが多いと感じています。物が人をつなぐ温もりあるやりとりは、昔の商いでは普通にあったものだったんだろうなぁ、きっと。

20140616

しろざ

畑に生えている「しろざ」という草。ほうれん草と同じアカザ科で、江戸時代には栽培作物として育てられていたらしいです。

クセのないほうれん草みたいな味で、食べやすくておいしかったです。種もまかず、手入れもせず、こんなにおいしい野菜(?)が食べられるとは。まだいっぱい生えていたので、しばらく食べられそうです。

奥に写っているのは秋田のじゅんさいです。イオンでたくさん売れ残っていて、ちょっと贅沢品ですが、買ってきてしまいました。お吸い物や酢の物にして食べるとおいしいんだけどなぁ。秋田県人はアピールが下手で商売下手とよく言われるのですが、パッケージがあんまりおいしそうじゃないし、なじみのないヌルヌル系の食べ物に香川の人は手が伸びなかったもよう。見切り品として半額以下になっていました^^; でも、香川でじゅんさいが食べられるなんてうれしかったです。私にとっては故郷のちょっと高級な味、相方にとっては旅先で知った好物です。

ちなみにしろざの食べ方ですが、良く洗って白い粉を落としてから茹でるだけで食べられます。野草にしては珍しく、灰汁抜きしなくて大丈夫です。

ただ、野草は放射性物質を集めやすく、関東近辺では放射能汚染が心配なので、検査したほうが安心だと思います。

20140615

ちびかまきり

出かけようとしたら自転車にちびカマキリが先に乗って待っていました。


庭で虫を食べといて欲しいので、降ろそうとしたらファイティングポーズ。ちびこいになかなかいかついです。

枝ではらったら案外すんなり降りてくれました。たまごがあちこちにあったのでこれから増えてきそうです。

季節はすっかり夏に向かっているんですね。最近、夜は蛙の大合唱のなか眠りにつきます。

20140614

我が家にないもの

冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、テレビ、お風呂は、今のところ家にありません。

なくてまだ慣れないのは、冷蔵庫と洗濯機。お風呂は温泉に通えるので、むしろ満足しています。

冷蔵庫なし生活は初めてで、4月までは大丈夫でしたが、5月中旬を過ぎて暑くなってきたら、野菜をだめにしてしまうことも出てきてしまいました。町の図書館に行ったら、干し野菜の本が揃っていて、干し野菜に挑戦することに。
干し野菜百科」と「干し野菜をはじめよう―太陽の香りがするレシピ100
人参の千切りと、大根の葉っぱを試してみたら、簡単でおいしくなって、保存もきいて、といいことばかりでした。人参は甘みと香りが増しました。今日はキャベツを干しています。

野菜は干し野菜で解消できそうなのですが、ご飯の保存は結構工夫がいりそうです。ときどき発酵してしゅわしゅわすることがあり、これはこれで好きな人もいそうな味ですが、私はちょっと苦手で、しゅわしゅわになったら雑炊にしています。雑炊にすれば普通のご飯の味に戻ります。そうなる前に、梅酢をかけて酢飯にしておくと、夜炊いたご飯が翌日のお昼までは持つことがわかりました(それ以上はやったことがなくてわかりません)。昔の人はどうやって保存していたのか知りたいです。(しゅわしゅわは放置したらお酒になるんだろうか・・・?)

冷蔵庫があった頃は、冷蔵庫があるから大丈夫と過信して、冷蔵庫の中で食べ物をダメにしてしまったり、冷凍庫で保存しすぎて変な匂いがしてしまったり、ということがありました。冷蔵庫がない今のほうがもしかしたら食べ物をムダにしていないかもしれません。
洗濯機なし生活は、洗濯物をためないことと、環境に優しい=手肌に優しく、すすぎが楽な洗剤を使うことがコツだと思いました。梅雨に入って、洗濯物がたまってしまい、昨日と今日は半日洗濯三昧でした

まじめに計算してみると手洗いのほうが洗濯機よりも効率がいいと、藤村靖之さんの「テクテクノロジー革命―非電化とスロービジネスが未来をひらく (ゆっくりノートブック) 」(確か)で読んだのですが、実際にやってみて、そうかも、と思います。汚れ落ちは速いし、使う水の量もちょっとで済みます。「きれいになったよ!」という感じの衣類の感触がまた気持ちいいです。

ちなみに、洗剤は「松の力」「たけ(旧:バンバンブーブー)」「海へ」を使い分けています(*)。一番よく使うのは「たけ」ですが、20分つけおきする必要があるので、すぐ洗いたいときは、松か海にしています。

手で絞る際、力を入れ過ぎると伸びてしまうし、弱すぎると乾かないしで、遠心力を使った脱水機はやっぱりあると楽。非電化脱水機、発明してみたいものです。

*洗剤については、「ほんもの手帖」のほうに詳細を書いています。それぞれにリンクをつけましたので、よかったらご覧ください。

20140613

自転車大爆発

近所のスーパーの自転車置き場には、ありがたいことに空気入れが置かれています。

私たちのメインの交通手段として大活躍中の自転車、ちょっと空気が減ってきたね、ということで、空気を入れさせてもらうことにしました。

相方が先に入れて、自転車置き場に停め、私の自転車に入れてもらっていると、大きな爆発音がして、相方の自転車が吹っ飛びました。

発砲事件みたいな音だったので様子を見にきたのか、勇敢そうなスーパーのおばちゃんが出てきて、

「あれ〜、自転車パンクしたん?吹っ飛んでるやーん!」

最初は爆発したのが、私のだったのか、相方のだったのかわからなかったのですが、やはり相方の自転車でした。

「空気入れてたん?あれ〜、入れすぎたんやなぁ。八分目にしとかなあかんなぁ。1000円くらいやなぁ(直すのに)。あれ、チューブちぎれてもてるやん。こら、四五千円はかかるやろなぁ。気の毒やなぁ」

と、おばちゃん。最近はいろいろ移行期で超節約中。四五千円はイタい(>_<)

「どうも、お騒がせしましたー」とおばちゃんと別れて、相方の自転車を買った近所の自転車やさんへ、パンクした自転車を引いて行きました。

事情を話すと、「ぱーんってゆうたん!? そら、あっかんなぁ〜」と自転車やさんのおじさんはテキパキと点検して、チューブに穴を発見。チューブを交換することになりました。

原因は空気の入れすぎではなくて、空気が抜けてしまったときにタイヤを動かし、チューブがホイールに噛んでしまって穴が空いたのが原因ではないかということでした。空気が抜けてしまったときは要注意です(>_<)

修理に1日くらい預けないといけないかなぁと思っていたのですが、30分もかからずに直してくれました。

冷や冷やしながら代金を聞くと、チューブ代だけでいいとのことで、「(うちで買ってもらってから)間もないからなぁ。500円引いときましょ」と言うおじさん。どちらの落ち度かわからないから、お互いに気持ちのいいお金のやりとりをする。安くしてもらった上に、誠実を貫く商いの心得まで教わりました。引っ越してきた日に買った自転車。覚えていてくれたのもうれしかったです。

頼りになる自転車やさんが近くにあると心強いですね!自転車の修理も身につけたいです。

おかげで相方は今日も木工教室へ行けました。私は一人でいるときにムカデが出たらたまらないので、カフェへ退避。途中、大きな夕陽が綺麗でした!

携帯の写真で見づらくてすんません

20140612

誰も見なくても

庭の片隅に発砲スチロールに入ったニラみたいな草。なんだろうなぁ〜、発砲スチロールがぼろぼろになる前に撤去しないとなぁ〜、と思っていたのですが、ふと見たら花が咲いていました。


ここは10年以上誰も住んでいなかった家。誰も見なくてもここで毎年咲いていたんだなぁ。水やりしなくても生き延びてきたということは、発砲スチロールを突き破って根を張っているのかもしれません。

誰にも見られなくても、逞しく生き、毎年のサイクルを繰り返して、立派な花を咲かせてきた見知らぬ草。なんだか生き方を教わったような気がしました。

勉強 勉強 勉強

“勉強 勉強 勉強 勉強のみよく奇跡を起こす”

武者小路実篤さんのこの言葉が書かれた色紙をときどき眺めます。東京に住んでいた頃に、机の絵と共にこの言葉が書かれた色紙を、仙川の実篤記念館で相方が買ってきました。机に飾って励みにしていて、香川にも連れてきました。

少し前に、お世話になっている方が雑誌のインタビューで英語の勉強について語られているのを読みました。ペーパーバックをたくさん読んだと書かれていて、やっぱり一朝一夕についた英語力ではなく、勉強の積み重ねの結果だったんだなぁと改めて思いました。

私もいろいろな英語をもっとたくさん読もうと思っていたところ、しばらくしてぴったりの本に出会えて、その本の中に引用されていた面白そうな本を見つけ、という感じで、順調に読めています。今読んでいるのは、“Autobiography of a Yogiこちらのページから無料でダウンロードできます。超人的過ぎて「本当にそう書いてあるんだよね?それとも読み違い?」と、ちゃんと理解できているのか不安になるところもあります・・。

学生時代、相方がペーパーバックを貸してくれたこともありましたが、人が死ぬシーンがあるものが苦手で挫折。授業で読んだ小説もそうでしたが、英語の小説だと人が死ぬのが多い気がします。日本語の本でも、フィクションよりも実話に面白さを感じるほうなので、失敗のない英語のノンフィクションとなると偉人系に傾いてしまい、語彙が難解になりますが、精神も語彙力も鍛えられてなかなか良いかもしれません。

次はガンジーを読みたいと思っています。

20140611

火のある日常

ある日の晩ご飯風景。


焚き火が大好きな相方、毎日ご飯を焚き火で炊いてくれます。玄米に小豆を入れて炊くことが多いです(塩をひとつまみ入れると、玄米のカリウムが中和されて苦味がなくなります)。土鍋で炊くだけでもおいしかったけど、焚き火で炊いた豆ご飯はさらにおいしくて、おかずがいらないくらいです。冷めても固くなりません。

火を絶やしさえしなければ大丈夫なようで、焚き火にまだ慣れなかった最初の頃は火加減なんて考える余裕すらありませんでしたが、失敗することなくおいしく炊けました。焚き火で作るとなんでもおいしくて、お茶も味噌汁も口当たりがまろやかで冷めにくいです。

鍋とやかんがすすで真っ黒になるのが難点ですが、もともと黒い鍋だったのでまぁいいかf^_^; お気に入りの土鍋だったので、最初は悲しかったけど、こんな暮らしになってからはあんまり細かいことを引きずらなくなりました。

火を見ていると、心の中のもやもやが、煙と一緒にいつの間にか空に行ってしまうような気がします。一見後退に見えることが起こって不安になっていた時も、火を見ていたら何かどうでもよくなって、後退にしてしまうのも、前進のためのステップにするのも自分次第だなぁ、なんて、前向きになれたものでした。

火のある日常、いいものですね。

20140609

うどん山田家さん

用事があって八栗へ行ったときのこと。地元のおいちゃんにおいしいお店を教えてもらいました。

教えてもらったのは山田家と言ううどん屋さん。東京のソラマチにも出店しているお店です。古民家を改装したような店内で、リフォームの勉強にもなりました。

うどんはざるぶっかけが名物だそうです。私は梅わかめうどんをいただきました。鳴門産のワカメがたっぷりでした。


テーブルにプロの「ちょうちょ」を発見(ちょうちょについてはコチラ)。見事でした。


ランプシェードも竹と障子紙で作れそう。


八栗駅の改札を出て相方の第一声は「タバコ臭いなぁ」でした。

駅の外に出て、見覚えのある風景だったらしく、「あれ?ここ来たことあるなぁ。イッカクあったやん」と言う相方。「イッカクって何?」と私。「あの鳥の丸焼きのよぉ」、「うちら鳥食べんやん」(注:二人とも基本的にベジ)などと話していたら、後ろから「イッカクはここちゃうで。もっと向こうやで」と言う声がしました。声の主は駅の前でタバコを吸っていたおいちゃんでした。

お昼を食べてから用事に向かおうかと話していたので、相方が「この辺でおいしいとこありますか?」て聞いてみると、おいちゃんはしばらく考えて「…ないわ。わし、料理人やけどな、この辺はないわ。しかも今日は日曜日やろ?日曜日はあかん。仕事が荒なる。わしは違うけどな」と教えてくれました。「日曜日は都会に行かな、店ないわ。この辺は香川カントリーやからな。しかも東やろ。うどんやったら西のほうがうまいとこあるからな」の言葉に少し残念そうな相方。お礼を言って歩き出すと、おいちゃんが閃いたように「あったわ!うどん屋やったら一軒あった!山田家やったら、こう、どーんとなっててな。看板出てるから、歩いてでも行けるで」

何がどーんとなっているのかはよくわかりませんでしたが、料理人のおいちゃんが勧めてくれたのできっとおいしいだろうということで行ってみることにしました。地元の人との会話は面白いです。歩きながら、「ええ人やったなぁ」と話しかけると、「タバコ臭いなぁって言ってもたのになぁ」と言う相方(笑)。ここが香川でなかったら、絡まれていたかもしれません。

大阪に行ったときも思いましたが、西日本では愛煙家は大事にされているようで、タバコを吸えるところが東日本より多いです。東京では駅構内は全面禁煙ですが、香川では駅に喫煙スペースがあります。マナーが悪い人も多くて、歩きタバコは当たり前にいるし、「喫煙禁止」のポールに空いた穴を灰皿代わりにタバコを吸うキレイにお化粧をした若い女性も見かけるし、私の自転車のカゴに吸い殻が入っていたこともあります。放射能も怖いけど、受動喫煙のリスクも避けたいところです。

香川によく出没する困ったさんをキャラ化してみる

なんでも笑いにするのが和歌山の県民性なんだとか。

香川で初めて見たちょっと特徴的な人々に、秋田県人の私はネガティブな印象を持ってしまっていましたが、相方がキャラ化してくれて、少しかわいく思えるようになりました。視覚的な特徴も整理できたので、用心できるようにもなりました。香川の人は、親切で穏やかな人が多くて、あくまでもときどき見かけるだけですが…。人間のレベルが高い人や、多種多様な人々の間で揉まれた経験のある人などは、相手の気持ちに配慮した話され方をしますし、素晴らしい人々もたくさんいます。

以下のようなタイプは、それでも一定数いるように感じていて、知っておけば心がここまで折れずに済んだなぁと感じています。香川に移住を検討中の方や、移住して私と同じようにカルチャーショックを受けている方もいるかもしれないので、ご参考までに紹介します。

●さぬきだぬき
・出没地:随所
・視覚的特徴:下腹が出ていて、たぬきの置物みたいな体型のおじさん。顔色が土色というか、なぜか病的に黒い。眼鏡をかけていることが多い。
・困った習性:噂話を大声でする。初対面でも他人のプライベートなことを聞きまくる。下ネタを言う。目がいやらしい。にやにやして全身をなめるように観察してくる。
・対処方法:なるべく早く逃げる

●さぬきつつき
・出没地:カフェ、電車
・視覚的特徴:ひょろっとして色白。テキストを広げている。
・困った習性:キツツキのような速度で、ノートや本をペンでドラミングする。膝の上に載せた足をキツツキ並みの速度で激しく揺する。
・対処方法:少しの間、我慢する。

●さぬきマグマ
・出没地:随所
・視覚的特徴:目が煮えたぎっている。
・困った習性:怒りまくる。怒りを爆発させる。キレても大丈夫そうな相手を選んで長時間キレる。
・対処方法:言うべきことは言いつつ、相手につられずに穏やかに接し、怒りが過ぎ去るのを待つ。

見知らぬさぬきだぬきに下ネタを言われて、相方に守ってもらったことがあり、以来警戒していたのですが、つい最近、駅で一人で電車を待っている時に別のさぬきだぬきに話しかけられました。ぞわーっとして逃げました。逃げたら追って来ないので、逃げるが勝ちです。

先日は、カフェで勉強していたら、店員さんとお客さんが話しているのが聞こえてきて、店員さんが困っている雰囲気を感じました。そのお客さん、その店員さんの家族構成(子どもが何人いてそれぞれ何歳でという詳細まで)からパートナーの帰宅時間まで、店員さんにプライバシーなしかよ!というほど知っているのです。他にお客さんがいるにも関わらず、大声で話し続けていました。「パブじゃなくカフェだよね?ここ?」と思うほどの会話でした。店員さんじゃ、逃げれないもんね(泣) 気の毒でした。私、バイトするにしてもここで客商売は無理だ。。。なんでそんなに他人のことが気になるんだろうなぁ。自分の人生に集中したら楽しいのに。

さぬきつつきは、別の場所で2日連続で遭遇してびっくりしました。東京でも貧乏ゆすりは見たことがありましたが、こんなに速いドラミングは香川で初めて見ました。集中できなくてすぐ帰ってしまうことが多いので、少し耐えれば聞こえなくなります。自分と戦っている音なのかもしれません。

さぬきマグマは初めて見たとき、3回立て続けだったので大変なところに来たものだと思いました。それらのケースは全て年配男性だったのですが、その後老若男女問わず見かけたので、年配男性だけではなさそうです。

初めて見たさぬきマグマは、産直で買った苗が育たなかったと優しそうな女性の店員さんに爆発して、店員さんが解決策を提案すると、論点をずらしてキレ続けていました。ただキレて鬱憤を噴出したいだけなんだよね、きっと。その店員さんはさぬきマグマに慣れているようで、相手の調子につられず、終始にこやかに穏やかに言うべきことは言っていて、見習うところが大きかったです。

ほかにも、イオンで停車していた消防車に車越しに罵声を飛ばして「お前名前なんていうんじゃあ!」と消防士さんに怒鳴るおじさんや、恋人にされた仕打ちを「も〜激おこプンプンやで!!」と友人に延々とキレながら話す若い女性など、さぬきマグマ遭遇率は結構高いかもしれません。温泉で「はーもうお客さんにキレられるのやだ〜(泣)」という悩みが聞こえてきたことも。自分にマグマが降りかかってきたのは今のところ2回で、自分の常識と違うからとマグマさんは噴火しました。秋田でもネチネチ言う人とかたまにいるけど、越してきて2カ月で2回って多くないかぁ( ̄○ ̄;)

移住を検討していた頃、ことでんのお客さまの声ボードを見て、「ずいぶん細かいことで怒るなぁ。こっちの人は怒りっぽいのかなぁ」と思ったのですが、こんなところに書く人は特殊だろうということで片づけていました。移住後、イオンのお客さまの声を見ても似たような感じだし、まわりの会話が耳に入るとき、マグマ級ではないにしても怒っていることの話が多い(なんでそんなことで怒るの?というのも結構ある)気がして、「怒り(おこり)」の文化なのかもと思いました。「怒り(おこり)」というのは「怒りっぽい人、いつも怒ってばかりいる人」を差す和歌山弁。和歌山では「怒り」は敬遠されますが、「うれし」(ささいなこともうれしがる人)は好かれるそうです。香川の人は、人が良くて断れなくて、怒りがたまって怒りを聞いてもらう、というタイプの人も多そうですが。そういう辛さを隠して一人で抱え込んでしまうのが秋田の人で、笑いにしてしまうのが和歌山の人かもしれません。

西日本に住むのは初めてなので、西日本の他の地域に共通するものもあるかもしれません。東京に住んでいた西日本出身の友人の何人かは東京に対して否定的な印象を持っていましたが、私も東日本から西日本へ来て落ち着かなさを感じていて、西日本と東日本ではやはりかなりの違いがあるなぁと思います。この違いはどこから来るんだろうか。。。

異なる文化圏に住んでみる経験は、まわりと同じように振る舞うようにという暗黙の圧力に屈することなく、自分のままでいながら、他者の違いをありのままに受け止め、社会に染まることなく彩りの一つになる、そのためのいい訓練かもしれません。その上でも、笑いやユーモアはかなりの救いになるものですね。下ネタとか、人をバカにしたり、叩いたりとか、そういう下品な笑いは嫌いですが…。

20140608

再会

今住んでいる古民家を紹介してくださった空き家活用研究会のメンバーで、家探しに香川を訪れた際も親切にしてくださったYさんが営む建設会社さんの感謝祭に遊びに行ってきました。

移住後初めて再会できて、とてもうれしかったです。ムカデがよく出る話をしたら、大工さんを呼んできてくださって、貴重なプロのアドバイスをいただきました。

新しい家でも出るところは出るそうです。古民家だから、というわけではなかったんですね。竹林に囲まれている地域は、笹の下にムカデが巣を作るので、ムカデが出やすいとのこと。うちの周りは竹だらけです。

備忘録も兼ねて、今日伺ったアドバイス:
・隙間なく天井を張る
・基礎をコンクリートにして、広めにしく
・煙で茅葺きを燻す
・鉢植えを地べたに直に置かない(ムカデの巣になる)
・ムカデは月桂樹の匂いが嫌い
・炭も湿気とりに効果あり(ムカデは湿気があるところが好き)
・粉末のムカデ駆除剤は、小さい手持ちのちりとりに移して線を引くようにまく(必ずマスクとゴム手袋をする)
・熱湯をかけると即死する
・噛まれたらアロエを貼ると効く
・ムカデは土の中は移動しない。瓦や葉の下につがいで巣を作っている

香川ではやはりポピュラーな虫のようで、ムカデが出ると話してもあまり驚かれないことに驚きました。秋田の家族は衝撃を受けていたので、反応が対照的です。みなさん、うまく付き合っているんだなぁ。

お話していたら「なんだかいい感じの顔になりましたね!」とYさん。前回お会いしたのは、まだ東京に住んでいた頃でした。今はムカデに怯える日々ですが(笑)、幸せに暮らせているみたいです。

私は虫が怖くて家にいられず、諸事情で畑にも行けずで、安全な場所で勉強させてもらっているのですが、相方は毎日動きまくってくれています。それでも「忙しい」ではなくて「充実した」毎日だと感じているようで、1日の締めくくりには決まって「はぁー今日もやりきった!毎日やることがありすぎてもの足りるわぁ」と言います。「忙しい」と「充実した」の違いをもたらすものは何なのだろう?やっぱり「心」が向かうかどうかなのかなぁ。「心」を「亡くす」で「忙しい」ですものね。

写真は途中で寄った喫茶店アンデルセンさん。グァテマラ・オーガニック珈琲をいただきました。

風呂通い

家のお風呂が壊れていて、仏生山温泉に通っています。

仏生山温泉 天平湯
http://busshozan.com/

仏生山温泉はぬるっとしたナトリウム炭酸泉で肌がツルツルになります。温泉なのに、値段は銭湯並で600円。回数券を買うと、10回分の値段で11枚ついてきて、表紙を5枚集めると券1枚分として使えます。ゆっくりできる縁側みたいなスペースや、食事ができるスペースもあり、仏生山へ行く日は小旅行気分です。

仏生山温泉の近くに「生目さん」と呼ばれる目の神様の神社があります。


目を撫でながら真言(忘れましたが、鈴のあたりに書かれています)を唱えると目が良くなるらしいです。目の病気をしている親類がいるので、ときどき目を撫でながらお参りしています。

電車代を節約しようと思って、2回くらい自転車で行きましたが、せっかくさっぱりしたのに帰り道で汗をかいてしまうし、途中でくたびれて買い食いしてしまうしで、やっぱり電車で行くことにしました。家から一番近くの温泉は相方曰わく汚いらしく(^_^;)、せっかく入るなら清潔なほうがいいなぁと思い、多少回数は減らしても仏生山に通っています。

お風呂も早く直したいところ。実家で使っていたような薪と灯油の両方が使えるボイラーを探しているのですが、まだ見つかっていません。ムカデが怖いし、家でお風呂に入るのはまだしばらくよしたほうがいいかなぁ(^_^;) 昨日の夜も隣の部屋から変な音がして、相方が恐る恐る点検に行ってくれ、何かと思っていると「過去最大級のムカデー!」だったそう…。安心できる日はくるのだろうか…。

脱線してしまいましたが、太陽熱温水器を自作することも検討中です。詳しい本「ペットボトル太陽熱温水器の作り方」によるとだいたい10万円くらいかかるよう。五右衛門風呂のキットもあったと相方が言っていました。一番お金がかからなくて、エネルギー効率がよくて、早く作れるのはなんだろう?もっと情報を集めて比較してみたいと思っています。

20140606

高松へ

雨の日、ちょっと別な空間に行きたくなりました。

というわけで、ことでんでふらりと高松・瓦町へ。高松の商店街は広くて、いろんなお店があって楽しいです。まちのシューレ民芸福田さぬき産業工芸館 サン・クラッケなど、素敵なお店がいろいろあってワクワク。長ーいアーケードはガラスでできていて、昼間は電気なしでも明るいし、晴れた日は空がキレイです。

商店街にある「大日本社員食堂」は、地元産の野菜がたっぷりいただける食堂。お店の前では愛情たっぷりの地元野菜と、お惣菜も売っています。



高松に行く日は、昼も夜もここというほど大のお気に入りです。たしか、お店の名前は、大日本という社会を構成する全ての人を支える食堂でありたいという思いから、だったように記憶しています。その名の通り、値段も良心的。粋です。野菜もりもりの健康的な和食におかあちゃーんって気分になるお店です(注:と言ってもお店の人たちは若い)。

高松は都会。私にとっては、人混みのストレスフリーな吉祥寺みたいな感じです。紀伊國屋書店もあるし、無印良品も、タワレコも、ビレッジバンガードも(綾川にもあるけど)、東京にあったようなお店が結構あります。

瓦町のエキナカなど高松でよく見かけるドーナツやさんは、不健康な某全国チェーンではなく、健康的なフロレスタさん。北海道産小麦や長野以西産大豆の豆乳、アルミニウムフリーのベーキングパウダーなど原料の安全性に配慮していて、イートインで飲めるコーヒーもオーガニックです。フロレスタに行くと、吉祥寺のはらどーなっつ、よく食べたなぁ、と懐かしくなります。

香川にまだ見つけられていなくて困っているのは、PC電源が使えるカフェと、フェアトレードショップ。フェアトレードのお店。でも、丸亀グリーンのアーバン・リサーチ・ドアーズにちょびっとピープル・ツリーのハーブティなどが置かれていてうれしかった。

相方がインタビューの仕上げに集中したいと言うので、スターバックスに入ってみたら、壁に伝統のうちわが飾られていました。香川県丸亀市はうちわの名産地。竹を輪切りにしたものに、麻ひもで固定されていて、ナチュラルなアートでした。



地方に外国の有名店が出店、と言えば、ちょっと前だったら、異国らしい珍しさを売りにしようと外国っぽいものばかり飾っていたような気がしますが、時代も変わりつつあるなぁと思いました。出店する地域の伝統に敬意を表して文化が融け合っているという印象を受けました。

と、いう話を相方にしたら、関東の友人のモノマネをしながら、「やはりこの時代、グローバル企業もローカル化が重要、ということですね」とコメント。勉強中の会社員が多い静かな店内にも関わらず、似すぎていて爆笑。相方にモノマネされた友人が懐かしくなりました。

東京にあって香川にないものばかり見つけてしまう自分がいますが、逆に香川にあって東京にない素晴らしいものもたくさんあります。相方が便座を作りに通っている山一木材さんが新聞に載っていました。



地元産の木材を使った机を小学校に寄贈なさったそう。こんな机で勉強したら気持ちいいだろうなぁ。こんな机で勉強したかったなぁ。

香川ならではのすてきなところ、きっともっとたくさんあるはず。また見つけたら、紹介しますー!

20140605

ほんもの手帖

お気に入りのものを紹介しているブログを再開しました。

ほんもの手帖
http://honmono-techo.blogspot.jp/

よく使うものを並べた自分用のカタログみたいなブログなのですが、もしかしたら、だれかの探しているものかもしれないと思い、公開しています。よろしければ、こちらもご笑覧ください。

トイレの床、ほぼ完成!

四国は梅雨入り。今日は一日、しとしと雨でした。雨の日は改装に集中できるという相方、今日はトイレの床張りをほぼ完成させてくれました。


自転車で3本ずつ運んできたFSC認証の板がきれいに並びました。無垢の木はすべすべしてほんのり温かく気持ちいいです。色の組み合わせも考えてあるのだとか。相方は、トントン・ギコギコの間じゅう、超至近距離で、でっかいクモさんに見守られていました。よく怖くないな~と私は思ってしまうんですが、もうお友達になったようです。

もともと故障していた小便器は取り外しました。跡地に棚を製作予定。花を飾ったり、観葉植物を置いたり、虫除けのハーブサシェを置きたいねと話しています。

汚れたマットなど、大量のゴミが出てしまったので、処分しないといけません。大量のゴミを見て、自然のものを使えば、燃やして燃料や煮炊きの熱に利用したり、畑の肥やしにできるので、自分たちが家を建てるときはなるべく自然のものを使いたいなぁと思いました。

終わってから晩ご飯を食べて、上機嫌の相方。スピッツの「田舎の生活」をギターで弾き語りしようとしていたら、古民家の砂壁が崩れた粉がたくさんギターについていて、くしゃみを連発。鼻をかみながら、「田舎の生活にホコリはつきものやのぅ」の言葉に笑いました。

私たちの田舎の生活、虫にびびりつつも、愉快な毎日です。

20140604

木製便座、つくってます

製作中のコンポストトイレ用の木製便座を作っています。

参考にさせていただいたのは、「安曇野パーマカルチャー塾」の臼井健二さんという方が開発されたコチラ↓のトイレ。
【alterna】台所用コンポストがバイオトイレに変身!「使い心地も快適」

上記の記事のものはIKEAの木製便座を使っていたのですが、こちらは生産終了でした。ほかのを探したら1万円くらいするのしかなくて、「僕、つくるわぁ」と、相方が国産の天日乾燥の無垢材を使って自作しています。

材料を探しに、我が家から自転車で40分ほどの山一木材さんへ。「便座とは予想もつかなかった」と驚かれながら、いい香りのする杉の板を出してきてくださいました。「毎週ここで木工教室があるから、来たら教えてもらえるよ」と教えていただき、相方が板を担いで通っています。親切な方ばかりでたくさん手伝っていただいているそうです。

板を丸くカットしていてひびが入ってしまい、ひびが広がらないようにするためにチョウチョ型の板をはめこむことに。木工教室で、こういう対処法も教えてもらえて良かったです。ぴったりのチョウチョを作るのがなかなか難しくて、形を逆に写しとってしまったり、もう少しのところで削りすぎてしまったり…。チョウチョ3つめにしてようやくはまりました!


日没まで田んぼで草取りをして、夜中に少しずつやすりがけをコツコツしてきた相方。なんだか感動的でした。自分でやる醍醐味ですね。製作を始めてから1カ月ほどになります。田畑と平行して進めているので、ゆっくりではありますが、着実に完成に向かっています。フタもこれからつくります。

水洗トイレに慣れっこでしたが、「排泄物は一瞬で消えるけど、一体どこへいくんだろう?」と思っていたときに、図書館で「そしてウンコは空のかなたへ」という本を見つけました。パラパラと読んだだけなのでうる覚えですが、確か、いろいろな薬品を使って処理して川や海へ流し、雨になって降り、結局また上水になるというようなルポだったかと。なんだか複雑な気持ちになりました。エネルギーをたくさん使ってきれいにした水を大量に使って排泄物を流す。排泄物を処理するのに薬品を投入し、その薬品は水環境に悪影響はないのか?土に返すのが一番合理的では?と思うようになりました。

それに、どんなクスリを投与されているかも、何を食べているかわからない鶏や牛の糞は、鶏糞、牛糞として肥料にし、値段がついて売られてさえいるのだから、何を食べているか一番よくわかる自分たちの排泄物を土に返すのに抵抗を感じる必要はないんじゃないかと思いました。未熟堆肥ではなく、完熟堆肥(長期間寝かせて完全に土に分解すること)にすれば、匂いもしないし、ばい菌もありません。吉祥寺には動物の糞を堆肥化した土を前に食事をする料理店さえありました。

コンポストトイレは、微生物の働きで排泄物が速やかに分解されて匂いはしないそう。災害時や、介護などでも役立ちそうですね。

ハエが入らないようにカバーをかけたほうがいいかな?と思っています。うまくいくまで試行錯誤を重ねます。

20140603

先住者

我が家には手のひらくらいの大きな蜘蛛がいます。最初に出たときは相当びびりましたが、ムカデみたいに噛みついてこないので、同じ家に住む仲間として共存しています。「彼らからしたら僕らのほうが侵入者やで!」と言う相方。うーん、確かにそうかぁ。

ネットで調べたら、人間に害はないと書かれているのがほとんどで、大きいのは女の子らしいと聞いたら少しはかわいく思えてきました。夜パソコン仕事をしていたら、真後ろでぼとっと大きな音がしてひっくり返ったときにはぞわーっとしましたが( ̄○ ̄;) ガラス戸を上っていて滑って落ちたもよう。意外と間抜けなところもあると思うとかわいい?? うーん、でもあんまり近くに来られるとやっぱしまだ怖いです。子どもが生まれたのか、昨日は大きな蜘蛛ではなく、小さい蜘蛛が3匹、配備されていました。蜘蛛さんたち、ムカデも食べてくれるのかな?

ムカデは相変わらず出ていて(泣)、昨日もさぁ寝るか〜という時に10センチくらいのが這ってきました。「ぎゃあああ!」から「出たっ!」くらいのびびり具合になってきましたが、やっぱりまだ怖いです。黒い細長いものを見るとびくっとしたり、何も動いてないのに動いたみたいに見えたり、ちょっと神経衰弱かもしれません(^_^;)慣れる日は来るのかな〜。

テント型の蚊帳が買えたので、夜はよく眠れるようになりました。今まで安心して過ごせる家を当たり前のように思っていましたが、1日を無事に切り抜けられるということがこんなにありがたいことだとはと思うようになりました。そういう意味では幸福度アップかなぁ。

友だちが自然のものを使ったムカデ除けの方法について調べて教えてくれて、ティーツリーが効くらしいので、蚊帳に吹きかけて寝ています。困ったときの友こそ真の友という諺を思い出しました。いい友だちがいてくれて幸せです。

教えてくれたのが英語のサイトで、英語でもムカデはcentipede=百足なんだぁ、というのも発見でした(centipedeのcenti-は「百」を表す接頭辞、-ped(e)は「足」を表す語根)。人類共通の感性してるなぁなんて思ったりもしました。

石を積んだだけのファイアプレイスで煮炊きしているのですが、5月の初め頃、ファイアプレイスの上の木に黒い毛虫の集団が出て、ここも一時、私は近づけなくなりました。恐ろしかった! 短期間の間に姿を消したので、何かに食べられたのかもしれません。あんなにたくさんいたのに、生き延びるのは大変なんですね。

黒い毛虫がうじゃうじゃいる下で、つばの広い麦藁帽子を被っとけば大丈夫、とご飯を作ってくれる相方。大学の時、二人とも勤めていた塾で蝉が迷い込んできたときには逃げまくりだった相方が、こんなに逞しくなるなんて、変われば変わるものだなぁと思ったものでした。

田舎暮らし、ほどよい大変さかと思いきや、なかなかのサバイバル生活です。暑くなってきましたが、網戸が壊れているので、虫対策的にも防犯的にも窓も開けられず、時間的にもお金的にも直す余裕もなく…。アルミサッシにしようと思ったら、結構かかるんだな〜。近くにアパートを借りようかなぁとか逃げ出したくなることもあるけど、快適な家に改装した暁に、「最初の頃は大変だったね、あれはあれで楽しかったけど!」と笑えるようにコツコツがんばります。

田んぼのこと

ここ1カ月ほどの田んぼの記録です。

稲作は初めてで、自然農の川口由一さんの本を読みながら、試行錯誤しています。品種は福岡正信さんが育成した品種のハッピーヒル。強靭で草に強いそうです。

田んぼに苗代を作る方法で稲を育苗中です。草取りや鳥除けなどに少し手間がかかりますが、このほうが強い苗ができるそうです。

苗代を作るのがなかなかの作業でした。まず草を根際で刈り、モグラ除けに苗代の周りに深さ20センチくらいの溝を掘ります。これだけでも2人で丸2日くらいかかったかなぁ。種もみを間隔を空けて並べて、上から薄く土をかけ、穂がまだ出ていない草をかけました。穂が出ていると草の種をまくことになってしまいます。

その後、雀に種もみを食べられないように対策をするのですが、何度も雀に食べられて、やり直しました。なるべく自然に還るものだけを使いたくて、まずは本の通りに竹を立てかけて様子を見たところ、雀に食べられたので、また種もみを播きなおして、麻紐を張り巡らせて竹を置いてもまた食べられてやり直し。本にあった雀が集まりやすい場所にばっちり当てはまっていたので、仕方なしに化学繊維の鳥除けネットを張りました。昼休みから戻ってみると、少し張りに余裕があったところに雀が引っかかっていて、間一髪で救出。危ないところでした。ぴっちりに張らないといけないと知りました。

なかなか芽が出なくて心配になり、保険として育苗箱でも育てておこうと、種もみを水に浸しておいたら、水の中で激しく根が生えました。すごい生命力!

そうこうしているうちに、苗代の種もみが無事に芽を出して、育苗箱でやる必要がなくなってしまいました。芽出たし愛でたしではあるのだけど、根が出てる種もみくんたちはどうしよう?

鳥に食べられてもいいくらいあるね!ということで、直播きにすることにしました。苗が余ったら畑に植えて陸稲として育てます(^^)

苗代の稲さんたちのまわりに生えた草を丹念にとっています。この辺から私は畑に行けなくなったので、相方が頑張ってくれていて、昼過ぎから日没まで3日通って、やっと半分終わったところだとか。土手の草も伸びてきてこれも刈らねばと、暗がりで鎌を片手に眺めていたら、近所のおじさんが窓から不審そうに眺めていたそうな。夕闇に浮かぶ鎌男のシルエット。確かに不審な光景です。

一段落したら今度は畦塗りです。まだ先ですが、本によると、土を水で練りながら畦に塗っていく作業、重たいそうです。今一般的なやり方では機械で代掻きをするときに畦も同じ機械で塗ると近所のおじさんが言っていました。

初めてのことなので回り道も多いですが、うちの田んぼに合うやり方がよくわかったので、来年はもっとスムーズにできそうです。田植えまでに苗さんたちが大きくなりますように!

20140601

生活の百姓

百姓=百の仕事。たくさんのさまざまな仕事するのがお百姓さんだと聞いたことがあります。

相方がこの間、自転車で走りながら、「僕は書くし、畑も田んぼもやるし、大工もやる。生活の百姓で行くよ」と言いました。私は今、虫が怖くて、ひとりで家にいられず、諸々の事情で畑にも行けず(詳細はコチラ)、相方に何でもやってもらっていて、「頼りきりですまんよ〜」と言うと、「君は見事に逃げ切ったらええ。好きな勉強しといたらええんよ。それが役割や」と言われ、だいぶ気持ちが楽になりました。

東京に住んでいた頃は、私がお母さんで、相方が息子みたいだね、と言われることもあったほどでしたが、今ではすっかり立場が逆転していて、相方が物知りのじっちゃんで私はひ弱な孫娘みたいになっています。申し訳ないと思ったり、自分が情けなく思えてくることもありますが、元気が出ないときに休ませてもらって、得意なことでカバーしてもらって、しかも見返りを要求してくることもなく、なんともありがたいことです。

相方は今、苗代の手入れ(幼い稲が草より早く成長するように草を手で取る作業)にかかりきりで、畑も草を刈らないと、と焦りながらも、日が暮れたら大工さんになっています。近くのホームセンターでFSC認証(持続可能な森林管理のもとで生産された木材に与えられる認証)のSPF材が売られているので、自転車で運べる上限の3本ずつ、ちょこちょこと買っては運び込んでいます。右脇に長い板を抱えて左手で自転車を片手運転する後ろ姿はなかなか頼もしく、こちらに来て男らしさが開花したようです。トイレの床(下の写真)も上手に張ってくれました。


次は縁側と台所の床を張る予定でしたが、どうやら、一つだけ茅葺き屋根がむき出しで天井のない部屋(正確に言うとほんの少しだけベニヤが張ってある。なんで途中でやめてあるんだろう?)からムカデが出てくるようで、早急に天井をはろうということになり、これも相方が一人でやると言っています。うーん、すごい。身体は大丈夫かなぁと不安がよぎりますが、まぁ、大丈夫と信じることにします(>_<)

正直なところ、お金があればプロにお願いできるのになぁ、プロに頼んだら早く快適な暮らしにできるんだろうけどなぁ、なんて、思ってしまうのですが、自分で手を動かして技術を身につけ、一つ一つ自分で調べることで学ぶことも大きいと言う相方。確かにそうかも。相方に実地の勉強を頑張ってもらって、私も今できる勉強を頑張って、次の段階がさらによくなるように今できることをしようと思います。