20140630

焚き火珈琲

自家焙煎の焚き火珈琲が最近の朝の楽しみです。毎朝、前の日に煎ったばかりの新鮮な珈琲を楽しんでいます。

自家焙煎の淹れたて珈琲

焚き火でご飯が炊けるのを待ちながら、焙烙に珈琲豆を入れて振り続けると、ふっくらした珈琲豆が煎りあがります。熱いので軍手は必需品です。煎るのは相方担当、煎り上がった豆からシルバースキンを吹き飛ばすのは私の担当です。

煎りたての珈琲豆
珈琲豆の焙煎は、相方が東京時代からよくやっていました。最初、図書館で本を借りてやってみたら、浅煎り過ぎたみたいで胃を痛くしてしまいましたが、トランジションタウン府中の集まりで名人のKさんに教えていただいたおかげで、上手にできるようになりました。煎ってから1日置いたほうが味が落ち着くそうなので、前日に煎ったものを一晩寝かせて翌朝いただいています。毎日のように焚き火で焙烙を振っているうちに、相方は焙煎名人になってきました。

焙烙はゴマ煎り用につきじ常陸屋さんで買ったもの。緑茶を煎れば焙じ茶にでき、豆を煎ればおやつにもお茶にもなり、かなり便利な昔の道具です。

珈琲の生豆は、自然栽培のフェアトレード珈琲を扱っている国分寺・ろばやさんから。胃が弱い私たちはカフェインの少ない深煎り専門で、深煎りに適した豆を教えてもらって、グァテマラとペルーの豆にしました。

生豆を買うと長期保存が可能で、しかも安くて、助かっています。コンビニコーヒー数杯分のお金で、ずっと高品質の新鮮珈琲が何杯も味わえてしまうという贅沢、焙煎の楽しさまでついてきます。おまけに燃料代はタダ。薪で作るとなんでもそうですが、ガスで作るよりおいしいです。自分でやるってやっぱりいいもんだぁー!

20140624

南部鉄器のお鍋

民芸品店で見つけた南部鉄器のお鍋。


手に取ってみていると、お店の方が、30年ほど前に作られたもので、質のいい南部鉄器が作られていた一番いい時代だったと教えてくれました。焼き杉の蓋も珍しくて一目惚れ。

母に写真を送ったら、ばあちゃんが若い頃に使っていたような鍋だね(笑)と返事が返ってきて、いいものを使っていたんだなぁと思いました。

高尾に暮らす友人のお家でハウスウォーミングパーティがあったときに、ダッチオーブンで丸焼きにした野菜の味が忘れられないほどおいしくて、移住して焚き火料理ができるようになったら、やってみたいなぁと思っていました。鉄の鍋が手に入り、最近では毎日のようにやっています。

今が旬の新玉ねぎと新じゃがいも。無農薬・無化学肥料のものが近所で手に入ったので、じゃがいもは皮ごと、焚き火で無水調理しました。


じゃがいもは小さめのものをまるごと入れたら、栗のようでした。いんげんは天日干ししてセミドライにしてあったもので、瑞々しい新たまから出たエキスを吸ってさらにおいしくなりました。輪切りの人参を並べてハーブソルトをかけてもとろける甘さです。

焚き火をしているときは、蓋をあけてかき混ぜたりするのが熱くて難しいので、鍋をかけてほったらかしでおいしくできるこの調理法はかなり助かってます。

ガスではガス代が恐ろしくて、じゃがいもまるごとなんてとてもできませんが、焚き火ならではのごちそうです。

20140623

穴あき靴下

農作業は足に力が入るようで、相方の穴あき靴下が増えてきました。昔の人は直して大事に使う技術をたくさん持ってたんだろうなぁ。

親指のちょっとした穴を縫い合わせたことくらいしかなくて、こんなに大きな穴はどうしよう、と試行錯誤しながら自己流で直しています。頭の普段使わない部分が刺激される感じが心地よいです。

メイドインアースのオーガニックコットンの靴下なので、ひょいっと買い替える気にもならず…、いいお直し修行になります。親指の大きな穴に自然栽培綿の切れっ端をあてたら、なんだかペディキュアみたいでちょっとかわいくなりました。


安物買いの銭失いとはよく言ったものですが、高くてもいいものを買うと、大事に永く使うので、かえって経済的かもしれません。ワンガリ・マータイさんの“MOTTAINAI”の精神に則り、がんばります!あと何足あるのやら…

20140620

梅を漬けました

改装と田畑でやることたくさんで、今年は無理だなぁと思っていた梅仕事。

雨が降る前日に、近所の産直で無農薬の梅が1キロ300円で売られていました。なんてナイスなタイミング。

庭でほったらかしで育ちましたという感じがする梅ちゃんたち。「斑点がありますが無害です、農薬使っていません」というメモが入っていました。豊後梅という品種で実家の梅と同じ品種でした。これも何かの縁だと思い、3キロ漬けてみることにしました。

塩も同じ日に、イタリアの島で天日乾燥された粗塩を近所で見つけることができました。

しとしと降る雨の日、洗って、へたをとって、竹布のふきんで水気をよく拭いて、塩をまぶしてカメに並べ、塩をまんべんなくふりかけて…と準備は着々と進みました。

水分を拭いているところ。斑点もかわいい。
が、しかし、重石がなかったのです(>_<)本には重量の二倍くらいの重石を載せると書かれています。去年は2キロ漬けて、梅干しの前に2本漬けてあった梅酒の瓶がちょうど重量の二倍くらいで代用できたのですが、今年は3キロ。梅酒は1本飲んでしまったし、6キロの重さがあるものはあるかなぁ、と家中を大捜索です。

それで、こうなりました。

うちで一番重いもの=辞書タワー
数時間後、案の定倒れたっ。。。見てみると少し沈んでいて梅酢が上がってきたようだったので、倒れない程度に辞書を減らして2日おきました。

2日後、無事に梅が被るくらいまで梅酢があがったのでひと安心です。杏のような甘い香りがしました。辞書を全部戻して、あとは赤紫蘇が育つまで待ちます。土用干しも楽しみです。

20140619

手を動かす

雨の日の手の仕事。ヒマラヤンマテリアルさんの植物染めの手紡ぎ糸でネックレスを編みました。

石はヒマラヤ水晶とアマゾナイト
雨音を聴きながら黙々と編んで過ごす日も良いものですね。編むという作業、原始に近い感じがして好きです。手だけを動かして、手の中で糸が形を成していきました。

道具を操作して、どういう仕組みかよくわからないけど、自分はボタンを押しているだけで何かができている、という経験が多い現代の中で、編むという作業には新鮮な感じを受けます。道具に頼らなくても、手があればいい。人間本来の何かを呼び覚まされるような時間でした。

新しい編み方を覚えられたのも、お気に入りがまた一つ増えたのもうれしいことでした。作る喜び、なんとも言えないうれしさです。

20140618

電気代505円也

今月分の電気使用料のお知らせが来ていました。

先月までは同じ敷地内で友人が住むもう一軒の家と電気が共同だったのですが、この間、切り離し工事が済んで、今月から純粋に我が家だけの計算になりました。

見てみると505円。こんなに安かったのは初めてでちょっと衝撃でした。早いとこ、アンペアダウンして基本料も下げよう!

ソーラー発電のライト(通称イチロー。ソーラーパネル第一号だから)で過ごしていましたが、ムカデが出るようになり、イチローではムカデの発見が遅れるので蛍光灯を使うようになりました。なので、来月はもうすこし高いかなぁ…。

東京のアパートでは、照明はイチローで、東電の電気は冷蔵庫と洗濯機とパソコンでした。パソコンは今も変わらないので、冷蔵庫と洗濯機って結構電気を使うんですね。干し野菜と手洗い、ますますやる気がわいてきました(←ゲンキン)

改装が落ち着いてお金にも時間にも余裕ができたら、照明とパソコンも完全に自家発電にします。

20140617

焚き火で蒸しケーキ

焚き火で蒸しケーキを作りました。


土鍋にお湯を沸かして、生地が入ったほうろうタッパーを放り込んで蒸します(湯煎?)。焚き火だといい感じの対流ができるようで真ん中からふっくら蒸しあがります。

材料はいつも適当に目分量。小麦粉、粗糖、塩少々、重曹かアルミニウムフリーのベーキングパウダーを粉の状態でまんべんなく混ぜて、水を加えてホットケーキの生地くらいのゆるさにして、最後に植物油をスプーン一杯くらいたらしてよく混ぜます。マコモパウダーやいろんな粉末茶、きなこ、味噌or醤油+ゴマ、ココアパウダー、穀物コーヒー、くるみ、麻炭などを混ぜて、いろんな味にできるので、おやつは毎日蒸しケーキでもいけるくらいです(笑)

焚き火でクッキーが焼けるようになると日持ちしていいなぁ。焚き火で作るおやつ、レパートリーを増やしたいところです。

小麦粉は放射能汚染の心配のない有機栽培の全粒粉を滋賀の農家さんから直接送ってもらっています。とても素敵な農家さんで、送り状にいつもかわいいイラストを描いてくれたりと、ほっこりさせてもらっています。人間的な温かみのある買い物、いいものですねぇ。

自然食品店で買った小麦粉を、ちだいさんのブログで調べたら微量に検出されていたことが判明し、「まる一袋食べちゃった!まぁでも、0.6ベクレルか」と思ったことがありました。そのお店も自主検査はしていて、20ベクレル以下のものには「検査済不検出」とは書いてくれていました。国の基準よりはずっと厳しいです。

測定結果を全部書いてくれているお店や市民測定所の表を見ると、1ベクレル以下で不検出の東北・関東産のものもあり、全部書いてくれれば風評被害なんてなくなります。わからないから内部被曝したくなければ避けるしかありません。検出された場合には損害額を東電や国が賠償したらいいのに、本来は国や東電が賠償すべきものを「風評被害」で片付けて、測りもせずになにも知らない人にお金を払わせて食べさせようとするっておかしくないかなぁ。全部明らかにしてくれないから、産地で選ばざるをえないし、西日本産だって肥料の腐葉土や動物の糞に放射能汚染がないかどうか、本当に安全かどうはわかりません。産地偽装もあるし。。。

農家さんと直接つながって、農家さんの苦労も含めて食べ物を見る目を養うのは、今の時代を健康に生き抜くために大切なことだと思います。意外と苦しいことは少なくて、本当の幸せに気づいたり、家計が助かったり、いいことのほうが多いと感じています。物が人をつなぐ温もりあるやりとりは、昔の商いでは普通にあったものだったんだろうなぁ、きっと。

20140615

ちびかまきり

出かけようとしたら自転車にちびカマキリが先に乗って待っていました。


庭で虫を食べといて欲しいので、降ろそうとしたらファイティングポーズ。ちびこいになかなかいかついです。

枝ではらったら案外すんなり降りてくれました。たまごがあちこちにあったのでこれから増えてきそうです。

季節はすっかり夏に向かっているんですね。最近、夜は蛙の大合唱のなか眠りにつきます。

20140614

我が家にないもの

冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、テレビ、お風呂は、今のところ家にありません。

なくてまだ慣れないのは、冷蔵庫と洗濯機。お風呂は温泉に通えるので、むしろ満足しています。

冷蔵庫なし生活は初めてで、4月までは大丈夫でしたが、5月中旬を過ぎて暑くなってきたら、野菜をだめにしてしまうことも出てきてしまいました。町の図書館に行ったら、干し野菜の本が揃っていて、干し野菜に挑戦することに。
干し野菜百科」と「干し野菜をはじめよう―太陽の香りがするレシピ100
人参の千切りと、大根の葉っぱを試してみたら、簡単でおいしくなって、保存もきいて、といいことばかりでした。人参は甘みと香りが増しました。今日はキャベツを干しています。

野菜は干し野菜で解消できそうなのですが、ご飯の保存は結構工夫がいりそうです。ときどき発酵してしゅわしゅわすることがあり、これはこれで好きな人もいそうな味ですが、私はちょっと苦手で、しゅわしゅわになったら雑炊にしています。雑炊にすれば普通のご飯の味に戻ります。そうなる前に、梅酢をかけて酢飯にしておくと、夜炊いたご飯が翌日のお昼までは持つことがわかりました(それ以上はやったことがなくてわかりません)。昔の人はどうやって保存していたのか知りたいです。(しゅわしゅわは放置したらお酒になるんだろうか・・・?)

冷蔵庫があった頃は、冷蔵庫があるから大丈夫と過信して、冷蔵庫の中で食べ物をダメにしてしまったり、冷凍庫で保存しすぎて変な匂いがしてしまったり、ということがありました。冷蔵庫がない今のほうがもしかしたら食べ物をムダにしていないかもしれません。
洗濯機なし生活は、洗濯物をためないことと、環境に優しい=手肌に優しく、すすぎが楽な洗剤を使うことがコツだと思いました。梅雨に入って、洗濯物がたまってしまい、昨日と今日は半日洗濯三昧でした

まじめに計算してみると手洗いのほうが洗濯機よりも効率がいいと、藤村靖之さんの「テクテクノロジー革命―非電化とスロービジネスが未来をひらく (ゆっくりノートブック) 」(確か)で読んだのですが、実際にやってみて、そうかも、と思います。汚れ落ちは速いし、使う水の量もちょっとで済みます。「きれいになったよ!」という感じの衣類の感触がまた気持ちいいです。

ちなみに、洗剤は「えがおのちから(旧:松の力)」「ラレシーブオーバンブー(フランス語で「たけで洗う」という意味。旧商品名:たけ/バンバンブーブー)」「海へ」を使い分けています(*)。一番よく使うのは「たけ」ですが、20分つけおきする必要があるので、すぐ洗いたいときは、松か海にしています。

手で絞る際、力を入れ過ぎると伸びてしまうし、弱すぎると乾かないしで、遠心力を使った脱水機はやっぱりあると楽。非電化脱水機、発明してみたいものです。

20140613

自転車大爆発

近所のスーパーの自転車置き場には、ありがたいことに空気入れが置かれています。

私たちのメインの交通手段として大活躍中の自転車、ちょっと空気が減ってきたね、ということで、空気を入れさせてもらうことにしました。

相方が先に入れて、自転車置き場に停め、私の自転車に入れてもらっていると、大きな爆発音がして、相方の自転車が吹っ飛びました。

発砲事件みたいな音だったので様子を見にきたのか、勇敢そうなスーパーのおばちゃんが出てきて、

「あれ〜、自転車パンクしたん?吹っ飛んでるやーん!」

最初は爆発したのが、私のだったのか、相方のだったのかわからなかったのですが、やはり相方の自転車でした。

「空気入れてたん?あれ〜、入れすぎたんやなぁ。八分目にしとかなあかんなぁ。1000円くらいやなぁ(直すのに)。あれ、チューブちぎれてもてるやん。こら、四五千円はかかるやろなぁ。気の毒やなぁ」

と、おばちゃん。最近はいろいろ移行期で超節約中。四五千円はイタい(>_<)

「どうも、お騒がせしましたー」とおばちゃんと別れて、相方の自転車を買った近所の自転車やさんへ、パンクした自転車を引いて行きました。

事情を話すと、「ぱーんってゆうたん!? そら、あっかんなぁ〜」と自転車やさんのおじさんはテキパキと点検して、チューブに穴を発見。チューブを交換することになりました。

原因は空気の入れすぎではなくて、空気が抜けてしまったときにタイヤを動かし、チューブがホイールに噛んでしまって穴が空いたのが原因ではないかということでした。空気が抜けてしまったときは要注意です(>_<)

修理に1日くらい預けないといけないかなぁと思っていたのですが、30分もかからずに直してくれました。

冷や冷やしながら代金を聞くと、チューブ代だけでいいとのことで、「(うちで買ってもらってから)間もないからなぁ。500円引いときましょ」と言うおじさん。どちらの落ち度かわからないから、お互いに気持ちのいいお金のやりとりをする。安くしてもらった上に、誠実を貫く商いの心得まで教わりました。引っ越してきた日に買った自転車。覚えていてくれたのもうれしかったです。

頼りになる自転車やさんが近くにあると心強いですね!自転車の修理も身につけたいです。

おかげで相方は今日も木工教室へ行けました。私は一人でいるときにムカデが出たらたまらないので、カフェへ退避。途中、大きな夕陽が綺麗でした!

携帯の写真で見づらくてすんません

20140612

誰も見なくても

庭の片隅に発砲スチロールに入ったニラみたいな草。なんだろうなぁ〜、発砲スチロールがぼろぼろになる前に撤去しないとなぁ〜、と思っていたのですが、ふと見たら花が咲いていました。


ここは10年以上誰も住んでいなかった家。誰も見なくてもここで毎年咲いていたんだなぁ。水やりしなくても生き延びてきたということは、発砲スチロールを突き破って根を張っているのかもしれません。

誰にも見られなくても、逞しく生き、毎年のサイクルを繰り返して、立派な花を咲かせてきた見知らぬ草。なんだか生き方を教わったような気がしました。

20140611

火のある日常

ある日の晩ご飯風景。


焚き火が大好きな相方、毎日ご飯を焚き火で炊いてくれます。玄米に小豆を入れて炊くことが多いです(塩をひとつまみ入れると、玄米のカリウムが中和されて苦味がなくなります)。土鍋で炊くだけでもおいしかったけど、焚き火で炊いた豆ご飯はさらにおいしくて、おかずがいらないくらいです。冷めても固くなりません。

火を絶やしさえしなければ大丈夫なようで、焚き火にまだ慣れなかった最初の頃は火加減なんて考える余裕すらありませんでしたが、失敗することなくおいしく炊けました。焚き火で作るとなんでもおいしくて、お茶も味噌汁も口当たりがまろやかで冷めにくいです。

鍋とやかんがすすで真っ黒になるのが難点ですが、もともと黒い鍋だったのでまぁいいかf^_^; お気に入りの土鍋だったので、最初は悲しかったけど、こんな暮らしになってからはあんまり細かいことを引きずらなくなりました。

火を見ていると、心の中のもやもやが、煙と一緒にいつの間にか空に行ってしまうような気がします。一見後退に見えることが起こって不安になっていた時も、火を見ていたら何かどうでもよくなって、後退にしてしまうのも、前進のためのステップにするのも自分次第だなぁ、なんて、前向きになれたものでした。

火のある日常、いいものですね。

20140605

ほんもの手帖

お気に入りのものを紹介しているブログを再開しました。

ほんもの手帖
http://honmono-techo.blogspot.jp/

よく使うものを並べた自分用のカタログみたいなブログなのですが、もしかしたら、だれかの探しているものかもしれないと思い、公開しています。よろしければ、こちらもご笑覧ください。

トイレの床、ほぼ完成!

梅雨に入り、今日は一日、しとしと雨でした。雨の日は改装に集中できるという相方、今日はトイレの床張りをほぼ完成させてくれました。


自転車で3本ずつ運んできたFSC認証の板がきれいに並びました。無垢の木はすべすべしてほんのり温かく気持ちいいです。色の組み合わせも考えてあるのだとか。相方は、トントン・ギコギコの間じゅう、超至近距離で、でっかいクモさんに見守られていました。よく怖くないな~と私は思ってしまうんですが、もうお友達になったようです。

もともと故障していた小便器は取り外しました。跡地に棚を製作予定。花を飾ったり、観葉植物を置いたり、虫除けのハーブサシェを置きたいねと話しています。

汚れたマットなど、大量のゴミが出てしまったので、処分しないといけません。大量のゴミを見て、自然のものを使えば、燃やして燃料や煮炊きの熱に利用したり、畑の肥やしにできるので、自分たちが家を建てるときはなるべく自然のものを使いたいなぁと思いました。

終わってから晩ご飯を食べて、上機嫌の相方。スピッツの「田舎の生活」をギターで弾き語りしようとしていたら、古民家の砂壁が崩れた粉がたくさんギターについていて、くしゃみを連発。鼻をかみながら、「田舎の生活にホコリはつきものやのぅ」の言葉に笑いました。

私たちの田舎の生活、虫にびびりつつも、愉快な毎日です。

20140604

木製便座、つくってます

製作中のコンポストトイレ用の木製便座を作っています。

参考にさせていただいたのは、「安曇野パーマカルチャー塾」の臼井健二さんという方が開発されたコチラ↓のトイレ。
【alterna】台所用コンポストがバイオトイレに変身!「使い心地も快適」

上記の記事のものはIKEAの木製便座を使っていたのですが、こちらは生産終了でした。ほかのを探したら1万円くらいするのしかなくて、「僕、つくるわぁ」と、相方が国産の天日乾燥の無垢材を使って自作しています。

材料を探しに、我が家から自転車で40分ほどの山一木材さんへ。「便座とは予想もつかなかった」と驚かれながら、いい香りのする杉の板を出してきてくださいました。「毎週ここで木工教室があるから、来たら教えてもらえるよ」と教えていただき、相方が板を担いで通っています。親切な方ばかりでたくさん手伝っていただいているそうです。

板を丸くカットしていてひびが入ってしまい、ひびが広がらないようにするためにチョウチョ型の板をはめこむことに。木工教室で、こういう対処法も教えてもらえて良かったです。ぴったりのチョウチョを作るのがなかなか難しくて、形を逆に写しとってしまったり、もう少しのところで削りすぎてしまったり…。チョウチョ3つめにしてようやくはまりました!


日没まで田んぼで草取りをして、夜中に少しずつやすりがけをコツコツしてきた相方。なんだか感動的でした。自分でやる醍醐味ですね。製作を始めてから1カ月ほどになります。田畑と平行して進めているので、ゆっくりではありますが、着実に完成に向かっています。フタもこれからつくります。

水洗トイレに慣れっこでしたが、「排泄物は一瞬で消えるけど、一体どこへいくんだろう?」と思っていたときに、図書館で「そしてウンコは空のかなたへ」という本を見つけました。パラパラと読んだだけなのでうる覚えですが、確か、いろいろな薬品を使って処理して川や海へ流し、雨になって降り、結局また上水になるというようなルポだったかと。なんだか複雑な気持ちになりました。エネルギーをたくさん使ってきれいにした水を大量に使って排泄物を流す。排泄物を処理するのに薬品を投入し、その薬品は水環境に悪影響はないのか?土に返すのが一番合理的では?と思うようになりました。

それに、どんなクスリを投与されているかも、何を食べているかわからない鶏や牛の糞は、鶏糞、牛糞として肥料にし、値段がついて売られてさえいるのだから、何を食べているか一番よくわかる自分たちの排泄物を土に返すのに抵抗を感じる必要はないんじゃないかと思いました。未熟堆肥ではなく、完熟堆肥(長期間寝かせて完全に土に分解すること)にすれば、匂いもしないし、ばい菌もありません。吉祥寺には動物の糞を堆肥化した土を前に食事をする料理店さえありました。

コンポストトイレは、微生物の働きで排泄物が速やかに分解されて匂いはしないそう。災害時や、介護などでも役立ちそうですね。

ハエが入らないようにカバーをかけたほうがいいかな?と思っています。うまくいくまで試行錯誤を重ねます。

20140603

先住者

我が家には手のひらくらいの大きな蜘蛛がいます。最初に出たときは相当びびりましたが、ムカデみたいに噛みついてこないので、同じ家に住む仲間として共存しています。「彼らからしたら僕らのほうが侵入者やで!」と言う相方。うーん、確かにそうかぁ。

ネットで調べたら、人間に害はないと書かれているのがほとんどで、大きいのは女の子らしいと聞いたら少しはかわいく思えてきました。夜パソコン仕事をしていたら、真後ろでぼとっと大きな音がしてひっくり返ったときにはぞわーっとしましたが( ̄○ ̄;) ガラス戸を上っていて滑って落ちたもよう。意外と間抜けなところもあると思うとかわいい?? うーん、でもあんまり近くに来られるとやっぱしまだ怖いです。子どもが生まれたのか、昨日は大きな蜘蛛ではなく、小さい蜘蛛が3匹、配備されていました。蜘蛛さんたち、ムカデも食べてくれるのかな?

ムカデは相変わらず出ていて(泣)、昨日もさぁ寝るか〜という時に10センチくらいのが這ってきました。「ぎゃあああ!」から「出たっ!」くらいのびびり具合になってきましたが、やっぱりまだ怖いです。黒い細長いものを見るとびくっとしたり、何も動いてないのに動いたみたいに見えたり、ちょっと神経衰弱かもしれません(^_^;)慣れる日は来るのかな〜。

テント型の蚊帳が買えたので、夜はよく眠れるようになりました。今まで安心して過ごせる家を当たり前のように思っていましたが、1日を無事に切り抜けられるということがこんなにありがたいことだとはと思うようになりました。そういう意味では幸福度アップかなぁ。

友だちが自然のものを使ったムカデ除けの方法について調べて教えてくれて、ティーツリーが効くらしいので、蚊帳に吹きかけて寝ています。困ったときの友こそ真の友という諺を思い出しました。いい友だちがいてくれて幸せです。

教えてくれたのが英語のサイトで、英語でもムカデはcentipede=百足なんだぁ、というのも発見でした(centipedeのcenti-は「百」を表す接頭辞、-ped(e)は「足」を表す語根)。人類共通の感性してるなぁなんて思ったりもしました。

石を積んだだけのファイアプレイスで煮炊きしているのですが、5月の初め頃、ファイアプレイスの上の木に黒い毛虫の集団が出て、ここも一時、私は近づけなくなりました。恐ろしかった! 短期間の間に姿を消したので、何かに食べられたのかもしれません。あんなにたくさんいたのに、生き延びるのは大変なんですね。

黒い毛虫がうじゃうじゃいる下で、つばの広い麦藁帽子を被っとけば大丈夫、とご飯を作ってくれる相方。大学の時、二人とも勤めていた塾で蝉が迷い込んできたときには逃げまくりだった相方が、こんなに逞しくなるなんて、変われば変わるものだなぁと思ったものでした。

田舎暮らし、ほどよい大変さかと思いきや、なかなかのサバイバル生活です。暑くなってきましたが、網戸が壊れているので、虫対策的にも防犯的にも窓も開けられず、時間的にもお金的にも直す余裕もなく…。アルミサッシにしようと思ったら、結構かかるんだな〜。近くにアパートを借りようかなぁとか逃げ出したくなることもあるけど、快適な家に改装した暁に、「最初の頃は大変だったね、あれはあれで楽しかったけど!」と笑えるようにコツコツがんばります。

田んぼのこと

ここ1カ月ほどの田んぼの記録です。

稲作は初めてで、自然農の川口由一さんの本を読みながら、試行錯誤しています。品種は福岡正信さんが育成した品種のハッピーヒル。強靭で草に強いそうです。

田んぼに苗代を作る方法で稲を育苗中です。草取りや鳥除けなどに少し手間がかかりますが、このほうが強い苗ができるそうです。

苗代を作るのがなかなかの作業でした。まず草を根際で刈り、モグラ除けに苗代の周りに深さ20センチくらいの溝を掘ります。これだけでも2人で丸2日くらいかかったかなぁ。種もみを間隔を空けて並べて、上から薄く土をかけ、穂がまだ出ていない草をかけました。穂が出ていると草の種をまくことになってしまいます。

その後、雀に種もみを食べられないように対策をするのですが、何度も雀に食べられて、やり直しました。なるべく自然に還るものだけを使いたくて、まずは本の通りに竹を立てかけて様子を見たところ、雀に食べられたので、また種もみを播きなおして、麻紐を張り巡らせて竹を置いてもまた食べられてやり直し。本にあった雀が集まりやすい場所にばっちり当てはまっていたので、仕方なしに化学繊維の鳥除けネットを張りました。昼休みから戻ってみると、少し張りに余裕があったところに雀が引っかかっていて、間一髪で救出。危ないところでした。ぴっちりに張らないといけないと知りました。

なかなか芽が出なくて心配になり、保険として育苗箱でも育てておこうと、種もみを水に浸しておいたら、水の中で激しく根が生えました。すごい生命力!

そうこうしているうちに、苗代の種もみが無事に芽を出して、育苗箱でやる必要がなくなってしまいました。芽出たし愛でたしではあるのだけど、根が出てる種もみくんたちはどうしよう?

鳥に食べられてもいいくらいあるね!ということで、直播きにすることにしました。苗が余ったら畑に植えて陸稲として育てます(^^)

苗代の稲さんたちのまわりに生えた草を丹念にとっています。この辺から私は畑に行けなくなったので、相方が頑張ってくれていて、昼過ぎから日没まで3日通って、やっと半分終わったところだとか。土手の草も伸びてきてこれも刈らねばと、暗がりで鎌を片手に眺めていたら、近所のおじさんが窓から不審そうに眺めていたそうな。夕闇に浮かぶ鎌男のシルエット。確かに不審な光景です。

一段落したら今度は畦塗りです。まだ先ですが、本によると、土を水で練りながら畦に塗っていく作業、重たいそうです。今一般的なやり方では機械で代掻きをするときに畦も同じ機械で塗ると近所のおじさんが言っていました。

初めてのことなので回り道も多いですが、うちの田んぼに合うやり方がよくわかったので、来年はもっとスムーズにできそうです。田植えまでに苗さんたちが大きくなりますように!

20140601

生活の百姓

百姓=百の仕事。たくさんのさまざまな仕事するのがお百姓さんだと聞いたことがあります。

相方がこの間、自転車で走りながら、「僕は書くし、畑も田んぼもやるし、大工もやる。生活の百姓で行くよ」と言いました。私は今、虫が怖くて、ひとりで家にいられず、諸々の事情で畑にも行けず(詳細はコチラ)、相方に何でもやってもらっていて、「頼りきりですまんよ〜」と言うと、「君は見事に逃げ切ったらええ。好きな勉強しといたらええんよ。それが役割や」と言われ、だいぶ気持ちが楽になりました。

東京に住んでいた頃は、私がお母さんで、相方が息子みたいだね、と言われることもあったほどでしたが、今ではすっかり立場が逆転していて、相方が物知りのじっちゃんで私はひ弱な孫娘みたいになっています。申し訳ないと思ったり、自分が情けなく思えてくることもありますが、元気が出ないときに休ませてもらって、得意なことでカバーしてもらって、しかも見返りを要求してくることもなく、なんともありがたいことです。

相方は今、苗代の手入れ(幼い稲が草より早く成長するように草を手で取る作業)にかかりきりで、畑も草を刈らないと、と焦りながらも、日が暮れたら大工さんになっています。近くのホームセンターでFSC認証(持続可能な森林管理のもとで生産された木材に与えられる認証)のSPF材が売られているので、自転車で運べる上限の3本ずつ、ちょこちょこと買っては運び込んでいます。右脇に長い板を抱えて左手で自転車を片手運転する後ろ姿はなかなか頼もしく、こちらに来て男らしさが開花したようです。トイレの床(下の写真)も上手に張ってくれました。


次は縁側と台所の床を張る予定でしたが、どうやら、一つだけ茅葺き屋根がむき出しで天井のない部屋(正確に言うとほんの少しだけベニヤが張ってある。なんで途中でやめてあるんだろう?)からムカデが出てくるようで、早急に天井をはろうということになり、これも相方が一人でやると言っています。うーん、すごい。身体は大丈夫かなぁと不安がよぎりますが、まぁ、大丈夫と信じることにします(>_<)

正直なところ、お金があればプロにお願いできるのになぁ、プロに頼んだら早く快適な暮らしにできるんだろうけどなぁ、なんて、思ってしまうのですが、自分で手を動かして技術を身につけ、一つ一つ自分で調べることで学ぶことも大きいと言う相方。確かにそうかも。相方に実地の勉強を頑張ってもらって、私も今できる勉強を頑張って、次の段階がさらによくなるように今できることをしようと思います。