20230221

紅茶の魔法

今日はつれづれです。

もやもやする気持ちになったある日のこと、家にずっといても気持ちが晴れそうにないので、こんなときは出かけるに限る!と気分転換に街へでかけました。

自然のあるところが普段は好きなのですが、もやもやしているときは、自然のあるところにいると内省的になってしまい、余計に自分を責め出したり、ぐるぐると考えがちなので、楽しい刺激がいっぱいある、街に出かけたほうが気分転換になることが多いです(私の場合)。おもしろいもの、きれいなもの、かわいいもの、触り心地のよいもの、いろんな本、明るい色彩、次々といろいろなものを見て回っているうちに、いらいらやもやもやが消えてきます。

何年かぶりに無農薬野菜のカレーと紅茶がおいしい喫茶店に行ってみたら、何年も行っていないうちに、野菜のカレーがお肉入りのカレーになっていて大ピンチ(ずっと菜食でいたらお肉が食べられない体質になってしまいました)。お店の方にお願いしたら、お肉がなるべく入らないようにしてもらえるということで、どうにかお昼ごはんが食べられることになりました。

食後に出してくださる紅茶は、何年か前と変わらず、相変わらず絶妙なタイミングでした。

この紅茶が、ついさっき「ピンチ!」と焦った気持ちも、もやもやしていた心の曇りも、一気にぶっ飛ばしてしまうくらいおいしくて、紅茶には魔法のような力があると思いました。こんなにおいしく紅茶が淹れられるお店の方もすごいと思いました。ここの紅茶を初めて飲んだとき、紅茶ってこんなにおいしいものだったのか!と感動したのを思い出しました。

お店の方は、紅茶が好きで、紅茶について学びを深めてこられて、お店を出すまでにもなられて、本当に好きで紅茶を入れてくださっているのだと思います。そういう好きでなさっていることのおかげで、心のもやもやが一気に晴れたという体験をして、そういうお仕事ってとても素敵だと思いました。

帰り道、ふとまた「お昼の紅茶おいしかったなー」と思い出して、好きでやっていることが知らず知らずのうちに、だれかの生きる希望につながったりということも大げさではなしにきっとあるんだろうなーとか、仕事に限らなくても、いつも自分が好きでしていることが、だれかの救いになったり、喜びになったり、そういうのが広がっていったら素敵だろうなーと思ったりしました。