20151220

伊方原発再稼働をめぐり―高知の市町村議会約82%反対、愛媛でも住民投票求める署名に賛同1万人超

【旧暦霜月十日 大雪 鱖魚群(さけのうおむらがる)

小さき声のカノンに登場する福島県二本松市のお母さん佐々木るりさん(*)。
福島に住む方の生の声を聞きたくて、東京に住んでいたころ、るりさんの講演会を池袋の立教大学に聞きに行きました。
*佐々木るりさんのインタビューはコチラ

るりさんは、

「一番つらいのは、原発が再稼働されること。」

涙をこらえるような震えた声でおっしゃっていました。

子どもたちを放射能汚染から守るために、食品を測りまくり、終わらない除染を続け、子どもたちを転地保養に連れていき、真実を封殺しようとする権力と戦い続け…。それだけでも本当に苦しい思いをしているのに、一番の願いは、自分たちを助けてくれ!ではなく、

「こんな目に遭うのは自分たちで最後にしてほしい」

という利他的な切なる願いでした。あれ以来、


「原発が再稼働されるのが一番つらいです。」

というるりさんのその言葉を何度も思い出します。

東京も汚染されたことがわかり、西日本へ移住しました。原発から少しでも遠いところを探してみると、既存の原発から200キロ離れている中核都市は、高松、岡山、高知しか日本にはありませんでした。

四国にも伊方原発があります。愛媛県のさきっちょの「はな」と呼ばれている伊方半島にそれはあります。

東電福島原発から東京までは230キロくらい。東京までも放射能は飛んできました。350キロくらい離れている静岡でもお茶から放射性物質が検出されています。(お住まいのところから、既存の原発の距離はコチラで測れます。)

愛媛県知事も、伊方町議会も、再稼働を容認。
「原発が再稼働されるのがいちばんつらいです。」
というるりさんの言葉が何度もよみがえってきます。

地元の人たちも、だまっているわけではありません。何をしたらいいんだろう?できることは何でもやっていこう!という思いで、いろんなアプローチが試されています。

伊方原発の風下になる高知県では、安芸郡安田町と、高岡郡日高村では、議会のみなさんがまともな人ばかりらしく、再稼働反対の意見書を可決しています。
高知県の安田町、日高村議会も伊方原発再稼働反対意見書を可決 高知新聞 2015年12月12日08時36分
この記事によると、梼原町と吾川郡仁淀川町も、伊方原発の再稼働に反対する意見書をすでに可決しているそうです。

地元の方のブログによると、高知県の34市町村中28市町村で原発再稼働反対の意見書が可決されていて、これは市町村全体の約82%になるそうです。(前述の安田町は残念ながら、委員会で不採択になってしまったようです)

高知の市民の意識の高さがうかがえます。自分の問題としてしっかり考えて、自ら行動されているのでしょう。

さらに高知はすごいと思った記事。
高知県の窪川原発は知恵で止めた 明治学院大・猪瀬准教授が著書 高知新聞 2015年11月29日08時06分
伊方原発のある愛媛県の市民は黙りこくってるのかというと、そうではありません。愛媛県八幡市の住民のみなさんも立ち上がっています。

八幡市は、伊方町のすぐ隣。



伊方原発再稼働の賛否を問う住民投票を市議会に請求する署名を実施しました。集まった署名は、直接請求に必要な有権者の1/50(616人)を遥かに超える、1万1,175人分。有権者の約3分の1が住民投票の実施に賛同しました。

愛媛)伊方再稼働、住民投票求め署名簿提出 1万超分 朝日新聞 2015年12月8日03時00分
私にできることってなんだろう。こうした情報発信もできることの一つだと思うので、アンテナを高くして、続けていきたいと思います。

全国の原発再稼働に反対する署名を、環境団体グリーンピースさんのウェブサイトで募集しています。

グリーンピースさんのウェブサイトより
グリーンピースが再稼働すべきでないと考える5つの理由より
情報もとてもわかりやすく、くわしく書かれているので、ぜひ読んでみてください。

#とめよう再稼働―二度と原発を動かさないために今、あなたの声が必要です

)関連記事:
20130413 脱原発を願うようになった経緯