20160131

トマト缶は食べてはいけない?「ビスフェノールA」について調べてみました

【旧暦師走廿二日 大寒 末候 鶏始(にわとりはじめてとやにつく)】

先日、カレーの作り方の話をしていて、アルチェネロのトマト缶を使うと言ったら、友人が、「トマト缶は『食べたらいけない食品』に入ってるで!」と教えてくれました。

理由は「トマトの酸でアルミが溶けるから」ということでしたが、帰ってから、「ん?じゃあアルミじゃなくてスチールならいいってこと?」と思って、調べてみると、アルミが問題なのではなくて、コーティング剤として使われている樹脂(プラスチックみたいなもの)の、「ビスフェノールA」という成分が溶け出すので良くないということでした。

20160129

選挙に行っても変わらないんじゃない。変わらないのは選挙に行かないから。

【旧暦師走廿日 大寒 次候 水沢腹堅(さわみずがこおりつめる)】

「自分1人が投票に行ったところで何も変わらない」と、大学生のときに思っていました。

たしかにそうかもしれない。

でも、「まずは自分から行かなければ、変化は始まらない」と思う人が、今は増えてきているように思います。


【自民党支持者が少なすぎて驚く】2014年の衆議院選挙の比例ブロックでの得票数は、自民党はたった1,765万票。棄権はその約3倍の4922万人。
Posted by 緑茶会(脱原発政治連盟) on 2016年1月17日

この数字をご覧になって、この投稿のタイトルどおり、「少なすぎて驚く」でしたか?

私は、身近に自民党支持者が全くいないので、むしろ、こんなにいるの?と思ってしまいました。

今の政治に辟易としている人が選挙に行かないのだと思います。現政権の恩恵に預かっていると感じている人たちは、雪が降ろうと、槍が降ろうと、選挙に行くでしょうから。

今の政治が嫌だと思うのなら。

戦争に行きたくない、自分の恋人や子ども、兄弟を戦争に行かせたくないと思うのなら。

富める者はどんどん富を吸い上げ、普通の人たちはどんどん生活が苦しくなる、人間らしい生き方・働き方ができなくなる、その状況を変えたいと思うのなら。

ほかにも、国による影響で変えたいところがあるのなら。

まずは自分から選挙に行くことが、第1歩。

君が戦争を欲しないならば (岩波ブックレット)
おかしいことに対して、「おかしい」と言ってこなかったから、今、こんな状況になっているのだと思います。

身近な人に自分の思いを語ること、ブログやSNSで意見を発表すること、デモに行って声を上げること、メディアを通じて意見を述べること、自ら立候補して議会で意見を言うこと、これらの行動はハードルが高いかもしれません。

それに比べたら、選挙に行ってNOを表明することは、簡単なことではないでしょうか。

自分の意志を誰にも知られることなく、確実に国政には声が届く。

「選挙に行っても変わらない」と嘆いて、いつまでも選挙に行かずにいたら、世の中が変わるときは永遠に来ないと思います。

選挙へ行くところから、みんなで世直しを始められたらいいなと願っています。

20160128

福島とチェルノブイリの今を伝える写真展。写真は語ります。

【旧暦師走十九日 大寒 次候 水沢腹堅(さわみずがこおりつめる)】

週刊STというジャパンタイムズが発行する学習者向けの英字新聞に、
『流転・福島&チェルノブイリ世界巡回展』の記事が載っていました。
東京・銀座ニコルサロンでの展示会ほか、2月3日から全国を巡回するそうです。
<Japan Timse ST>ジャパンタイムズSTさんに今回のプロジェクトの記事を掲載していただきました。STとはStudentの略。学生向けに対訳等も配した英字新聞です。記事はカラーページでビジュアルも満載です。記者のAさんは2011年に拙著「チェルノブイリ春」の翻訳を担当してくださいました。震災以前より原発の危険性をテーマにした記事を多数執筆されてきた方です。
Posted by 2016年 流転・福島&チェルノブイリ世界巡回展 on 2016年1月18日

今年度の国内展示予定は以下の通りです(1月28日現在)。

  • 2月3日〜16日/東京・銀座ニコンサロン
  • 3月2日〜7日/和歌山・県民文化会館ギャラリー
  • 3月11日〜16日/東京・パルテノン多摩ギャラリー
  • 4月15日〜26日/広島・旧日本銀行広島支店
  • 7月23日〜27日/北海道・函館市芸術ホール
  • 8月2日〜7日/北海道・札幌市民ギャラリー
  • 翌1月11日〜16日/長崎・県立美術館

ほかにも新潟、愛知、京都、横浜で会場交渉中とのことです。
最新情報は、こちらのプロジェクトのフェイスブックページ
https://www.facebook.com/2016Fukushima.Chernobyl/
をご覧ください。

20160127

自力と他力のバランス

【旧暦師走十八日 大寒 次候 水沢腹堅(さわみずがこおりつめる)】

自力と他力のバランス。
これは、ものすごく繊細で難しいと感じています。

私自身は、なるべくなんでも自力でどうにかしようとする率が高いほう。
自分でも、かわいげがないと思うし、
だれかが助けようかと言ってくれても、
「悪いな」という遠慮が先行してしまい、なかなか素直に頼れません。
よくない癖だと思います。

でも、人は誰かの助けなしに生きていくことができないのも事実です。

下心なしに助けを差し伸べてくれる優しい人たちに囲まれるようになり、
誰かに頼ることには、昔よりも抵抗が減ってきたようには思います。

かと言って、だれかをあてにして、
本来は自分ですべきことをだれかにやってもらうのも、
あんまりいいことには思えません。

反対に、自分が誰かを助けたいとき、
恐縮されすぎたり、遠慮されすぎたりすると、
ちょっとさみしかったりもします。
私を助けようとしてくれる人も、もしかしたら
そういう気持ちになるのかもしれません。

何かできることがあるならしたいな、と私が思うのは、

20160124

statesmanとpoliticianの違い

【旧暦師走十五日 大寒 初候 款冬華(ふきのはながさく)】

たまには翻訳者(※)らしく、英語のお話も書いてみようと思います。

今、ある英語学習書の訳と注釈を書いています。

英文に"statesman"という単語が出てきました。
辞書を引くと「政治家」と出てくるのですが、
"politician"とはどう違うのか、注釈を書いておきたいな、と思いました。

英英辞典を引いて比べてみると、

20160123

女性だけに課された離婚後「300日規定」が引き起こす、戸籍の持てない日本人―無戸籍問題を考える

【旧暦師走十四日 大寒 初候 款冬華(ふきのはながさく)】

岩波書店の『世界』という月刊誌。読むたびに、みんなで考えるべき重大な問題を教えてくれます。その多くは、重大な問題であるにも関わらず、一般的なメディアではあまり大きくは取り上げられず、埋没してしまっているものです。

無戸籍問題についても、『世界』の11月号を読んで知り、今まで知らなくて申し訳なく思いました。
無戸籍問題というのは、女性だけに課されているいわゆる「300日規定」、
「離婚後300日以内に生まれた子は、前夫の子と推定する」(民法772条)
のせいで、戸籍を持てない子どものことを指します。

20160122

日本のマスコミの低俗さは、日本人の平均的なレベルの低さを示している

【旧暦師走十三日 大寒 初候 款冬華(ふきのはながさく)】

「マスゴミ」とマスコミを非難する言葉がある。マスコミを「マスゴミ」にしているのは誰、もしくは、何なのだろうか。

ジャーナリストの志葉玲さんが以下の記事で、鋭く指摘している。
誰がマスコミを「マスゴミ」にしたのか―SMAP解散危機、ベッキー騒動は「ニュース」なのか?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20160118-00053528/
SMAPの解散報道を見ていて、堤未果さんの「社会の真実の見つけかた(岩波ジュニア新書)で読んだことを思い出した。こんなに騒ぎ立てることだろうか?と思うような、
ゴシップ的ニュースが騒がれているときは、政府が国民に知られたくないことを進めようとしている可能性がある。

20160113

ナチュラルライフのお買い物事情。田舎に移住しても自然と調和した買い物、できています。

【旧暦師走四日 小寒 次候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)】

東京から地方への移住を考えたときに、一番心配だったのが、東京でいつも買っていたような、無添加・無農薬・無化学肥料の食品や生活用品が入手しやすいかどうかでした。

基本的には自給自足になるし、なきゃつくればいいだけさーという気でいましたが、いざ住んでみると予想以上にナチュラルライフが送りやすい環境でした。近所のイオンの産直コーナーにも無農薬・無化学肥料の野菜が少しあるし、自然食品店も数店舗あります。

東京のときほど、「あ、あれ忘れた!買ってこよう!」と気軽にちょいちょい買い物に行くことはできませんが、実店舗と通販で結構乗りきれています。

今日は、よくお世話になっているサービスと通販のお店をご紹介したいと思います。