20160615

オーガニック成分配合の無添加の日焼け止め。使ったことがあるものを紹介します。

昨日は強力な日やけ止めに環境ホルモン物質が含まれている話を書きましたが、今日はそこまで危なくない日焼け止めをご紹介したいと思います。

日焼け止めには、大きく分けて、
  • 紫外線を吸収する成分が入っているもの(強力なケミカルな日焼け止めはたいていこっち)
  • 紫外線を散乱させる成分が入っているもの(無添加のはこっちがほとんど)
の2種類があります。

無添加の日焼け止めによく含まれているのが紫外線を散乱させる成分で、よく使われているのが、酸化亜鉛と酸化チタンです。これらは天然の鉱物(ミネラル)だと言われています。でも、ほんとに土から取ってきたものなのか、亜鉛やチタンを工業的に酸化させたものなのか、ホントのところは私にはちょっとよくわかりません。書いてないことがほとんどなので。

日焼けをしないことを取るか、日に焼けても作られ方がよくわからないものは塗らないほうがいいか、何を優先するかは人ぞれぞれだと思います。私もヒリヒリしそうなくらい日光を浴びるときは、よくわからなくてもなるべく危なくなさそうな日焼け止めをつけます。ほんとに自然のものなのかどうかわからないはわからないのですが、酸化亜鉛や酸化チタンには毒性はないと言われています。

使ったことがある比較的安全と思われる日焼け止めをご紹介します。

Larネオナチュラル UVホワイトプロ SPF24 PA++ 30ml

私が使ったことのあるのは、厳密にいうと、この前のバージョンのSPF20のものだったのですが、いろいろパワーアップしているようです。使われているヘチマ水は岐阜県にある自社農場で無農薬栽培されたもの(詳しくはコチラ→)。

ネオナチュラルさんのことは、お世話になっている方に教えていただいたのですが、馬油のせっけんに始まり、今では岐阜県の母袋に有機栽培の自社農場を構えて社員さんみんなで汗を流すなど、日本で有機栽培された原料の使用を増やそうという本気が感じられます。会社の姿勢がとても好きだな~とファンになりました。この日焼け止めは、石けんで落とせるのもうれしかった。ただ、やっぱり鼻がかゆくなるので、毎日は使わなくなりました。かなり日差しが強いところにいくときにはだいぶお世話になりました(今はほぼシアバターオンリーなので新しいバージョンを使ったことがないのです)。

酸化チタンや酸化亜鉛が入っていない植物成分だけのものもあります。

アムリターラ ベリーズビューティーサンスクリーン トライアルサイズ 5mL

こちらはアムリターラさんのもの。オーガニックのビルベリーエキス、ラズベリーオイルなど、紫外線予防効果のある植物成分だけでできています(詳しくはコチラ→)。SPF10と低めですが、こまめに塗り直せばよいと思います(※)。これが肌にはとても合っていたのですが、やはり、ちょっとお高くて、使い続けるのは難しいかなぁという感じでした。いつか大金持ちになったらまた…。

※SPFとは
紫外線を浴びた際に皮膚が赤くなるまでの時間を何倍に長く出来るかを表したもの(NAVERまとめ「SPFとPAの違いは?日焼け止めを選ぶ時のポイントを知って美肌キープ」より)
ということなので、SPF10だと、SPFの時間単位が20分なので、紫外線を浴びて皮膚が赤くなるまでの時間を20×10=200分=3時間20分延ばすことができます。SPF20で、6時間40分という計算なので、普段使いにはSPF20くらいあればいいんじゃないのかなー。昔は何も知らなかったので、高ければ高いほどいいもんだと思って、SPF50とか使っていましたが、16時間40分も連続して日に当たることないのになーと、今思うとちょっと笑えます。

今日常的に日焼け止めにしているのはシアバターなのですが、特にお気に入りなのがこれです。

フェアトレ?ド マザーアース エクストラヴァージョン シアバター35g

フェアトレードなのがうれしいです。夏限定で、沖縄の月桃が入ったものが、東京時代、フェアトレードショップで販売されていて、特にこの月桃入りのが私はお気に入りでした。ちなみに、シアバターのSPFは6~8くらいらしいです。焼けても健康ですぐ戻るので、焼けないようにすることよりも、元に戻れる(焼けても傷まない、でも◎)肌の健康さのほうが大事です。

昨日も書いたのですが、私は、酸化亜鉛と酸化チタンが入っている(たいてい入っている)日焼け止めは無添加のものも、オーガニック成分配合のものも、なぜか鼻の頭がかゆくなるので使わなくなりました。酸化している金属を直接肌につけるということにはやや抵抗を感じるので、植物由来成分でコーティングされているほうを選んでいます。

ちなみに、友人や親戚の結婚式など、どうしてもお化粧をしなければいけないときだけはアムリターラさんのファンデーションを使います。

アムリターラ アメージングオーガニックファンデーション トライアル 04ノンチタンミディアム(SPF 10PA+)

アムリターラさんのファンデーションに含まれているミネラル分(酸化亜鉛、酸化鉄、マイカなど)は、やし油由来の成分でコーティングされているそうで(参照)、今のところ、かゆみが出たことはありません。…と言っても、めったに使わないので毎日のように塗ったらどうなるかは不明です。

紫外線を散乱してくれるミネラル成分の酸化亜鉛と酸化チタンがナノ粒子になっていることを謳っている製品もあるのですが、ナノ粒子ってめちゃくちゃ細かくて、肌から吸収してしまいそうで恐いなと思うので、私は使用を控えます。ナノテクノロジーも日の浅い技術なので、まだどんな副作用があるかもよくわからないですし。そもそも、10億分の1メートルなんて、そんなに細かくする必要があるのかどうか謎です。

私の判断基準をまとめてみると、
  • なるべく植物由来成分のみ
  • 酸化亜鉛や酸化チタンが入っている場合はナノ粒子でないもの
  • 酸化亜鉛や酸化チタンは植物由来成分でコーティングされているとなお◎
という感じです。紫外線予防効果があるラズベリーオイルやシアバターなどで、手作りしてみたいなーとも思っているところです。こういう日焼け止めだったら、環境ホルモン物質を水に流して、自然を破壊する心配もありません。何を優先するかは人ぞれぞれだと思うので、ご自身でよく調べられて、しっくりくる方法を選んでいただければと思います。

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