20151010

日本のオーガニック給食の都市

【旧暦葉月廿八日 寒露 鴻雁来(こうがんきたる)】

私立幼稚園へのアンケートをもとに、無農薬の食材を使っている幼稚園のリストと、充実した情報をまとめた「ハッピーランチガイド」。グリーンピース・ジャパンが発行しています。


(幼稚園のリストが載っている完全版は、コチラから無料でダウンロードできますが、メールアドレスなどの入力が必要です。)

学校給食でも、子どもたちに安全な食べ物を食べてもらいたいという想いで、オーガニック給食を推進してきた自治体があります。

高知県の四万十市では15年以上も前から、学校給食に有機栽培の食材を取り入れてきたそうです。
(1) 一番大切なのは、市民が思いを伝えること。高知県・四万十市の食育
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/53548/
小学校の給食で、米の100%(完全米飯)と野菜の約30%が市内産の無農薬、減農薬農産物になっているとのこと。

将来、子育てするときのことを考えると、子どもの健康を本当に大事に思ってくれている都市は、定住を考える場所としてとても魅力的です。

愛媛県の今治市でも、地元の有機農産物を給食に取り入れる取り組みを始めているそうです。
(2)愛媛県今治市を訪ねて~その(1)有機の給食はこうして始まった
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/1/blog/50300/
保護者の方々が粘り強く行政に働きかけを続けた結果、行政が動くことになったようです。成功事例として、行政担当者さんのお話が参考になりました。

鹿児島県の志布志市でも、平成25年4月から地元の有機農産物に切り替え始めているとのこと。
(3) 志布志市産有機野菜を学校給食へ
http://www.city.shibushi.lg.jp/docs/2013101000136/
農家の方がいらして、野菜についてお話しされるのもすてきだなーと思いました。少しずつ、広がっていくといいですね~。

(1)の記事で紹介されていた、この↓映画の予告編もとても考えさせられるものでした。



冒頭で紹介されている「今の子どもたちは親の世代に比べて健康的に劣るかもしれません」という科学者の指摘は、確かにそうかもしれません。私も食べ物を変えて、すごく健康になったので、気づいたときから変えても絶対遅いことはないとは思いますが、子どもたちにはなるべく、いいものを食べさせたいもの。そういう動きを応援したいなーと思います。