鹿児島県川内原発の再稼働が決まったかのような論調の新聞もありますが、8月15日(金)まで、パブリックコメントを受け付けています。たくさんの反対の声が集まったら、無視はできないと思うので、私も以下を参考にしながら書こうと思っています。
パブコメ出そう、川内原発とまるほど
パパラギという大好きな本に、新聞はこう考えろと命令してくるのが気に入らない、というようなことが書かれてありました。
見出しの大きさや、記事の配置などで、巧妙に雰囲気が作られているように思います。ただ無批判に見出しだけさっとみてふーん、と思っていたのでは、簡単に流されるので、新聞を読むときは用心して読んでいます。景気の話も、散歩をしていて身の回りで観察した結果と、新聞とでは大きな開きがあります。景気がよくなったような記事が並んでいますが、実際に足を使って歩いてみると、消費税増税後、閉店に追いやられた店が多いことに気がつきます。イオンの中だけでもざっと7-8店はありました。唯一近所だった手芸店も閉まってしまい、閉店セールには店じまいを惜しむ人たちが集まっていました。
新聞もテレビも、メディアというのはある程度「こう考えろ」と命令してくるものだと思います。人間が作るものに真に中立なんていうものはありえないと思っています。フリージャーナリストの方が書かれたものは、どういう考え方の方で、どういうバックグラウンドがあって、こういう論考をしているのか、というのがわかりやすいのですが、新聞など企業が作ったものになると、どんな人間が書いているのかわからないので、中立そうに見えて、政府や大企業に都合のいい主張が仕込まれていたりします。個人としてそう思って書いているのか、それとも会社に染まっているのか、書いた人間がどういう考えで、どういう事情があって、それを書いているのかがわかりません。批判的に読まないと論調に流されてしまうので、自分でも観察してみることがとても大事だと思っています。なかには自分で観察しにいくことは難しいものもあるので、そういうものは、今はインターネットで調べられる時代なので、多種多様なソースをあたってみることも心がけています。
引き寄せの法則ではないですが、集団の思考というのは、世の中に影響を与えると感じています。「原発が再稼働されるんだなぁ」「自分には何もできないなぁ」と思う人が多かったら、再稼働されてしまうんだと思います。パブリックコメントなど、できることはまだまだあるのに、新聞にはパブリックコメントを受け付けていることは見当たりませんでした。見落としたのかもしれませんが、「秋にも再稼働へ」ほど、目につくようには書かれていませんでした。新聞に流されてできあがってしまっている集団の思考から、私は抜け出て、できることをしたら止まると考えるようにします。