ブルーノ・ムナーリさんの絵本『木をかこう』と『太陽をかこう』を読みました。
『木をかこう』 (ブルーノ・ムナーリ・作/須賀敦子・訳/至光社・刊) |
『太陽をかこう』 (ブルーノ・ムナーリ・作/須賀敦子・訳/至光社・刊) |
『木をかこう』は線で形を作るレッスンに、『太陽をかこう』は色使いのレッスンによさそうな感じがしました。
『木をかこう』はページを追って木を書く練習をしながら読みました。形を捉えるのが少し上達したような気がします。絵が描けないという人でもYの字が書けるならその組み合わせで木が描けるという提案に、それならちょっとチャレンジできるかもしれないと思いました。シンプルな線で描いていたのが、だんだん発展して、紙を切ったものになったり、針金になったり、アイディアが膨らんでいくのもおもしろかったです。
『太陽をかこう』は最後のページに「画家たちも、じつにいろいろな太陽をかいているけれど、ほんとうは、きみのすきなようにするのが、いい。」という言葉が書かれていて、自由に描く楽しさを教えてくれる本でした。
絵を描いてみたいけど、どこから始めたら、と思ったときに、手にとって見ると楽しいきっかけを与えてくれる2冊かもしれません。