20220417

本紹介『木をかこう』『太陽をかこう』(ブルーノ・ムナーリ・作/須賀敦子・訳/至光社・刊)

ブルーノ・ムナーリさんの絵本『木をかこう』『太陽をかこう』を読みました。

『木をかこう』
(ブルーノ・ムナーリ・作/須賀敦子・訳/至光社・刊)


『太陽をかこう』
(ブルーノ・ムナーリ・作/須賀敦子・訳/至光社・刊)

『木をかこう』は線で形を作るレッスンに、『太陽をかこう』は色使いのレッスンによさそうな感じがしました。

『木をかこう』はページを追って木を書く練習をしながら読みました。形を捉えるのが少し上達したような気がします。絵が描けないという人でもYの字が書けるならその組み合わせで木が描けるという提案に、それならちょっとチャレンジできるかもしれないと思いました。シンプルな線で描いていたのが、だんだん発展して、紙を切ったものになったり、針金になったり、アイディアが膨らんでいくのもおもしろかったです。

『太陽をかこう』は最後のページに「画家たちも、じつにいろいろな太陽をかいているけれど、ほんとうは、きみのすきなようにするのが、いい。」という言葉が書かれていて、自由に描く楽しさを教えてくれる本でした。

絵を描いてみたいけど、どこから始めたら、と思ったときに、手にとって見ると楽しいきっかけを与えてくれる2冊かもしれません。