『Vege&Spice―野菜、スパイスで世界の菜食ごはん』(iina・著/グラフィック・刊)を読みました。
『Vege&Spice―野菜、スパイスで世界の菜食ごはん』 (iina・著/グラフィック・刊) |
野菜もスパイスも大好きで、タイトルに引かれました。カバー写真のグリルされた野菜がまたおいしそうです。
自然栽培や育てられた在来種の野菜など、おいしい野菜は塩を軽く振っただけでとてもおいしいのですが、スパイスを加えることで消化吸収を良くすることができることもあるので、スパイスはよく使っています。スパイス使いの幅を広げられるかもと期待して手に取りました。
自家製マスタードの作り方が載っていて、意外にシンプルな材料で作れることがわかり、近所で生えているからし菜のタネを集めて来年の初夏に作ってみたいと思いました。
クミンシードと白ごまのデュカは、家にある材料ですぐに作れる手軽さだったので、早速作ってみました。レシピでおすすめされていたおむすびにしていただいてみました。もう最高においしくて、これはリピート決定だ!と思いました。カレーやサラダ、スープにもおすすめとのことです。ひよこ豆の料理にも合うそうだと思いました。
オールスパイスグラノーラはフライパンでできる作り方なのがうれしかったです。オーブンを使う方向けにも説明があります。好みのスパイスとドライフルーツと穀類でお気に入りを研究したいです。
旅人のたかのてるこさんの本『ダライ・ラマに恋して』を読んでいたときに、野菜だけの餃子のような料理「モモ」が出てきて、それがとてもおいしそうな描写で、いつか作ってみたいと思っていました。それでレシピを探していたのですが、ネパール料理の本を開けてみてもお肉が入る「モモ」ばかりで、「これじゃないんだけどなー」とずっと探し続けていました。ようやくこの本の中で見つけたときは「やったー!!」と思いました。包み方もたかのさんの本で見たのとそっくりです。時間があるときに挑戦してみようと思っています。
手に入りやすいスパイスがほとんどで、クミンシードやコリアンダー、カルダモン、シナモン、ジンジャー、ターメリックなどなど、すでになじみのあるスパイスも多くて、すぐに作ってみられるのもうれしいところでした。巻頭のスパイスの種類と一覧も勉強になりました。
ちなみにスパイスは、我が家ではアリサン、N Harvest、vox spiceのスパイスをよく使っています。最近ではS&Bでもオーガニックのスパイスの取り扱いがあり、一般的なスーパーでも手に入りやすくなってきてありがたいです。
インド、ネパール、ハワイ、フランス、モロッコ、日本、スペイン、タイ、ベトナム、アメリカ、中国、台湾を料理でめぐる旅も楽しめる1冊になっています。