アーユルヴェーダのスープの本に引き続き、お弁当の本も読みました。
からだを整えるアーユルヴェーダ式 毒出しベジ弁当(著:蓮村誠・青山有紀/刊:PHP研究所)
「ベジ弁当」というタイトルですが、卵と乳製品、じゃこやエビなどが入っているレシピもあり、菜食でない人でも取り入れやすいメニューだと思います。
どのお弁当にもスープが付いているのが特徴的だと思いました。アーユルヴェーダでは最も消化力の強いお昼の時間に食べる食事を一日のメインの食事に位置づけるとよいとされていて、スープを必ず取り入れるのが理想だそうです。旬のものをふんだんに取り入れた季節ごとのお弁当のレシピは、ごはんやチャパティなどの主食、おかず数品、スープという構成になっています。デザートが付くときもあります。
どれもおいしそうで、手数もそれほど何工程に渡るわけでもなくて作りやすいものが多かったです。食材やスパイスを、新たにたくさん揃えなければならないとなると大変ですが、このくらいなら使いこなせそう、というくらいのバリエーションで、料理の幅がぐんと広がりました。
消化力を高めるには、スパイス使いが決め手のようです。クミンシードやジンジャー、ターメリック、シナモン、ブラックペッパーとホワイトペッパー(黒こしょうと白こしょう)もともとよく使っていたスパイスだったのですが、今回、新たに仲間入りしたのがコリアンダーパウダーとフェンネルパウダー。消化を促進する作用があるということで取り入れてみることにしました。載っていたレシピ以外にも普段の料理でも何に入れてみていますが、何に入れてもおいしくて、風味がぐんとアップします。(それぞれのスパイス名のところに、お気に入りのオーガニックのスパイスの商品ページのリンク[amazonにあるものはamazonのもの]を付けておきました。リンク切れの際はご了承ください)
食材の選び方のポイントや、食べたものをエネルギーにしやすい「食べ方」、どの体質の人にもおすすめの野菜やナッツ、ドライフルーツ、スパイスの解説もありました。また、食材だけではなく、アーユルヴェーダ的におすすめのお弁当箱の材質まで(!)。やはり、プラスチックなど不自然なものよりも、曲げわっぱなどの自然素材、せめてステンレスといった金属などのほうが適しているようです。
こちらの本にも、スープの本と同様、ギーと白湯の作り方も載っています。