20160712

2016年参議院選、感想と振り返り

2016年参議院選、感想と振り返りを書いておきたいと思います。

まず、結果からお話ししますと、憲法の改悪に前向きな勢力が3分の2議席を超えましたが、改憲4党では追加公認1議席を入れてぴったり3分の2(77議席)、自民党の単独過半数には1議席足りませんでした。野党共闘がなかったらと思うと本当にぞっとします。野党共闘の実現のために、政党にお願いしてまわってくれたSEALDsのみなさんには本当に感謝しています。

SEALDsのまとめ、「事実上の延長戦」とは言い得て妙です。わかりやすいのでぜひこちらも読んでみてください。
2016年参院選のまとめ | SEALDs POST
今回の選挙は、憲法の改悪を阻止するために、これまではばらばらに候補者を立ててきた4野党(民進党・共産党・社民党・生活の党と山本太郎と仲間たち)が、今回は初めて、野党共闘という形で、統一候補を立てた歴史的な選挙でした。

残念ながら、憲法の改悪が争点であることは、ひた隠しにされ、テレビでも新聞でも矮小化されていたため、有権者には憲法が危機に瀕していることがほとんど伝わらず、高知新聞の調査では、8割以上が「3分の2」の意味を知らなかったそうです。選挙が終わった途端、こうですよ。
日本の国民のみなさんは、何回この手にひっかかったらわかるんでしょうか。投票率はあいかわらず50%台。前回からは微増したそうですが、戦後4番目に低い54.7%でした。

テレビも新聞もちゃんと事実が伝わるように伝えてないからでしょうが、「平和が好き。私は保守だから自民党」とおっしゃるおばあちゃまも。でも、保守だから自民党って完全に思考停止だと思います。今の自民党は保守ではなく、やっていることは破壊ばかりです。TPPで国民皆保険制度と農業を破壊、派遣法改悪で働き方を破壊、今はこっそり憲法を破壊しようとしている…枚挙に暇がありません。

マスコミは選挙が終わってから、選挙前にやるべきことを放送している。池上さんの特番もいいツッコミだけど、それ、選挙前にやらなきゃだめでしょ。この点、弁護士の太田啓子さんがソフトに的確に書いてくださっているので、引用します。


マスコミには今後も期待はできないので、個人がメディアになって伝えていく努力をしていかなければと改めて思っています。憲法改悪のための国民投票が早ければ1年後には来るだろうという予測もあります。落ち込んでいる暇はありません。少しでも多くの人に、自民党の憲法改正草案のひどさを伝えて、懐憲を阻止する努力をしていきたいです。

今回の選挙結果でよかったことは…

  • 比例代表で生活の党と山本太郎と仲間たちの青木愛さんが当選(政党要件を満たし、これからも山本太郎さんの国会質問が見られる)
  • 社民党の福島みずほさんが当選
  • ヘイト問題にずっと取り組まれてきた民進党・有田芳生さんが当選
  • 野党統一候補が秋田を除く東北5県で当選
  • 福島と沖縄で、野党統一候補が現職大臣を抑えて当選
  • 共産党が改選3→6議席に倍増

かなぁと。

野党統一候補が大差で当選しているのは沖縄と福島くらいで、一番苦しめられているところです。沖縄は基地問題、福島は東電の原発と放射能の問題。ここまで差し迫って追い詰められないとわからないんだろうかと、他の県の投票率や結果を見ていると非常に暗澹たる気持ちがします。

どうしたら、無関心な人に関心を持ってもらえるのか、いろいろ探っていきたいと思います。自分も、ものすごく無関心な人間だったんだけど、事実を知ったら、もう無関心ではいられなくなりました。そういうきっかけさえあれば、ほとんどの人は動くと思うんだけどなぁ。