20151122

祈りの力を信じつつ

【旧暦神在月十一日 立冬 金盞咲(きんせんかさく)】

このまえ東京に行ったとき、帰りの飛行機が着陸できない事態になりました。空港上空が悪天候のため、視界不良で着陸できなかったのです。

機長さんが緊迫した声で、「高松空港東の上空を旋回して、天候の回復を待ちたいと思います。1時間ほど飛行する燃料は十分に積んであります」とアナウンスしました。

昔「水は答えを知っている」という本で、念を送って雲を消す話を読み、やってみたら、実際に雲が消えたことが何回も(たぶん毎回?)あったので、祈りの力を信じています。あんまり力まずに、すでにそうなった状況をはっきりと思い浮かべることが大切なんだとか。早く帰りたくて仕方なかったこともあって、一か八か、今回も飛行機の上でやってみました。天のことなので天使さんたちに聞いたら聞いてくれるかなぁとか、いつも助けてくれる近所の神社の神様にもお願いしてみようかなぁとか、思い浮かぶことをいろいろしました。

そうしたら30分くらいして、「今から最終の着陸体制に入ります」と、無事に着陸することができました。諦めずに粘ってくれた機長さんに感謝です。飛行機を降りて、「まーただの偶然かなー」(天使さんと近所の神社の神様に失礼…)と思いつつ、ゲートを出ると、なんと、たった5分の差でJALは羽田に引き返していたことがわかりました。

私が乗っていたのはANA
祈るのはタダですし、やってみる価値はあると思います。自分の出している波動が高いと発する念が実現するのも早いみたいですが、私の波動はまだ全然普通レベルなので、結構時間がかかったんだと思います。みんなでやったら、きっともっと早く晴れたんじゃないかと思います。

こんなことを言ってしまうくらい、祈りの力を私は信じているんですが、一方で、祈りの力だけでは間に合わないこと、不十分なこともあると思っています。人間が肉体を持って生まれているのは、物質的に何かを動かすことで、世界をよりよく変えていく必要があるからだと思います。だから、祈りだけではなくて行動も大事だと考えています。

ときどき、スピリチュアル系の人たちのなかには、祈りが全てで、実際に起こっている問題に目を向けず、いいことだけを思い描けばそれが実現すると思っている人がいます。問題を提起したり、苦しみの最中にいる人たちのことを思って助けたり、不正にNOと伝えたり、行動を起こしている人のことを愚かだと批判する人もいます。悪いことを思い浮かべると悪いことが実現されるから、考えないようにするべきだという考え方なんだと思います。

私はその辺のことはどっちが正しいかわからないので、なんとも言えないけど、行動を起こしている人のことも尊敬するし、行動を起こしたほうが早いこともあるし、祈りだけが万能だと思っている人たちに行動を起こせとは言いませんが、それと同じように、行動を起こしている人たちを蔑むのはよしてほしいと思います。私は人間だから、祈りもするけれど、行動も起こします。思いやりをもってNOと言い、行動で示します。

まだ修行の足りない私は自分のこの感覚にあんまり自信を持てずにいたのですが、私より遥かに波動が高いであろうダライ・ラマもパリでの襲撃事件に寄せて、こう言っていました。
"We cannot solve this problem only through prayers. I am a Buddhist and I believe in praying. But humans have created this problem, and now we are asking God to solve it. It is illogical. God would say, solve it yourself because you created it in the first place."
(この問題[=パリの襲撃事件や憎しみの連鎖のこと]を祈りだけで解決することはできません。私は仏教徒として祈りの力を信じています。しかし、この問題を作ったのは人間です。それなのに私たちは神にこれを解決してくれと言っている。道理がありません。神はこう言うでしょう。そもそもこの問題を生んだのはあなたたちなのだから、自分で解決しなさいと)
Dalai Lama on Paris attacks: 'Work for peace, and don't expect help from God and governments'
なにかに頼りだすと、自分の感覚が曇ります。私は祈りの力も信じているから、祈りもしますが、肉体を持った人間として、物質的に物事を動かす行動もしていこうと思うし、そうしている人たちの応援もしていきたいと思っています。