20141025

畑営業

【旧暦閏月二日 月齢 1.2 霜降 霜始降(しもはじめてふる

ある日、相方が畑仕事に精を出していたときのこと。

夕方、バイクでやってきたおじさんが、畑の北側の一段下がった面にある田んぼで、うちの稲穂を触ってまじまじと見ています。

「なにやつ??怪しいやつじゃ」と相方が畑から様子を見ていたら、おじさんは畑に登ってきて相方に話しかけました。

「すんませんー、あの稲は普通の稲と穂が違うけど何ていう米ですかー?聞いてもいいっすかね~」

福岡正信さんの育種したハッピーヒルだと答えると、ぴかーんと閃いた表情で人差し指をぴんと伸ばし、ズームインのポーズ(ズームイン朝という昔あった朝のニュースでアナウンサーの人たちがしていたポーズで、人差し指をぴんと伸ばした状態で前方に指を突き出す)。福岡さんを知っていて、相方も福岡さんを知っているのがうれしいようです。

栽培方法にも興味を持っていろいろ聞いてくれたので、川口由一さんのやり方で育てていると伝えると、またぴかーんとうれしそうな顔でズームインのポーズ。川口さんのやり方もご存知のよう。

おじさんは農業系の国際機関に勤めていて、有機栽培や草生栽培などに取り組んでいるものの、なかなか理解者が少なくて、地元では煙たがられることもあり、こんなところに理解者がいるなんてととても喜んでいた様子です。

相方が普段の仕事を聞かれて、翻訳の仕事をしていると答えたら、「犬も歩けば棒に当たるや~!」と、外国から研修生を受け入れるときに英語の資料を作らないといけなくて、翻訳をお願いできると助かる、とおじさんは喜んで帰っていったそうな。

せっかく香川にいて、香川に来るときもたくさんの人にお世話になったので、香川で素晴らしい活動をしている人たちの役にも立てたらいいなぁと常々思っていたところでした。畑で、こんな出会いがあるなんて。

信念を貫いて好きなことをしていたら、やりがいのある楽しい仕事が向こうからやってきてくれて、こんなことってあるんだね~と二人でびっくりしました。とはいえ、まだ口約束の段階なのですが。現実になるのかな~、なるといいなぁ~。