20141014

作る暮らしは自由をくれる

【旧暦長月廿一日 月齢 19.9 寒露 菊花開(きくのはなひらく

東京時代にお世話になった洋裁教室の先生のブログに、「手作りは自由をくれます。」という話が書かれていて、とても共感しました。

香川に来るにあたり、パートタイムの仕事をやめてしまったので、収入ががくっと減り、私も「なぜこれで食えているんだろう?」という状況になりました。「お金がかからない暮らしになった」とは言っても、国保税や電車賃など、かかるお金はかかるので、何度か危機的状況が訪れ、そのたびになぜか助け舟がやってきて、助かるという不思議。情けないとまでは思いませんが、もう少し、自分が好きで得意なことを社会の役に立てて、喜んでもらった結果のお礼としてのお金をもっともらえているといいのだけどなぁ、と思ったりもします。

それでも、毎日は楽しくて楽しくて。時間は自分の自由に使えるし、出て行くお金が少ないから、やりたくないことまでお金のためだけにやる必要がない。どこかの組織で働き続けるためにと、組織の考え方に無理に合わせる必要がないから、自分を失わないで済み、思考の自由があります。

炊飯器でなく、土鍋でご飯を炊く。珈琲豆を自分で炒る。おやつを手作りする。洗濯機でなく手で衣類を洗う。野菜を育ててみる。ほつれたものも補修して大事に使う。アクセサリーを編む。コンポストトイレを作る。自分たちで家のリノベーションをする。

手作りをしたり、シンプルな道具で手作りに時間をかけたりすると、もともとできあがったものを買うよりも、かかるお金はずっと少なく、自分の眠っていた技術が呼び覚まされることもあります。

疲弊するほどなんでも自分でやろうとするとしんどくなってしまいます。今は少しずつシフトしていっているところです。自分が得意で、人に喜んでもらえることをして、それでお金になるのなら、そのことに集中してお金に換えて、そのお金で、自分がしてほしいこと、手伝ってほしいことを、好きで得意な人にやってもらえる、というくらいが私にはちょうどいいように感じています。

香川で自給自足の暮らしをしている人が、お金がたまってから自給自足の暮らしをする、と思っていては、いつまで経ってもできないとおっしゃっていて、とても納得しました。こちらでもバイトをしようかとも思いましたが、やりたくないことまでお金のためだけにやってどうするんだろうと思い、節約を頑張ることにしました。東京時代はあんなに続かなかった家計簿も続けられるようになったし、めんどくさがりも治ってきたし、体力もついてきたし、おやつのレパートリーも増えたし、と、できることが増えました。それがそのまま、自給自足の暮らしに必要な基礎体力になるので、ちょっとくらい苦しくても頑張ります^^