20140627

蛇のたまご

「思いも寄らぬところに思いも寄らないものがいるもので」

近所のお米屋さんのお父さんは私と相方にとって、香川のお父さん的存在です。先日、いつものお米を買いに行ったら、お父さんはそう言って、そろそろ蛇に注意と教えてくれました。

相方が田んぼで草刈りをしていたら、ぷにゅっとした手触りがして、なにかと思ったら蛇だったと言っていました。黒っぽい細い蛇が草の中で丸まっていたのを知らずに草刈りして触れてしまったそうです。おとなしい蛇で、相方はまた会えるかなぁとちょっと期待していたらしいのですが、休憩後に田んぼに戻ったら、姿を消していたそうです。かなりかわいかったようです。お米やさんに赤い小さい蛇は毒蛇なので注意と教わりました。

その日から数日後、相方が田んぼから帰るなり、

「大変なことが起こったで」

と言うので、

「なになに?ついにマムシ出たん?」

ときくと、田んぼに蛇の卵らしきものが30個くらいあったといいます。お父さんの言葉通り「思いも寄らぬところに思いも寄らないものがいるもの」だなぁと思いました。

草が伸びすぎていたところではなく、きれいに刈ってあったところにあったそう。卵の下には刈ってあった柔らかめの草がベッドのように敷かれていて、蛇さん的にかなり居心地がよかったようです。

「それで、その卵どうしたん?」

と聞くと、小学生も通る道で、30匹も生まれたら危ないので、気の毒に思ったけれど、川へ捨ててきたとのこと。自然とともに生きるには、常に何がベストかを考える必要があるなぁと思いました。

「水の中でも生きるんかわからんけどなぁ。クモと競争やったわ」

クモも蛇の卵を運んでいたそうで、クモが蛇の卵を食べるなんて初めて知りました。相方の話では、蛇だけでなく、ミミズもクモもたくさんいて、見たこともない虫もいるらしく、耕さない田んぼは生態系が豊かになるって本当だったんだなぁと思いました。

同じ日の朝には、家の天井に大きなクモが、白い卵を抱えて止まっていて、家の中で生まれたら大変なので、相方に虫取り網でつついて外に出してもらいました。

その日はなんだか卵づいていた1日でした。対処法や生態がわからないから恐怖心が生まれるんだなぁと実感しています。虫や蛇のことも勉強しないとなぁ。