20140305

めぐりあわせ

とても不思議な巡りあわせがあった。

よく遊びに行くフェアトレードショップに友だちを連れて遊びに行った。少し遠くに住んでいる友だちなのだが、お店で働いている友だちと波長が合いそうな気がして二人が知り合いになったら、きっと素敵なことがあると思い、前々からお引き合わせしたいなと思っていた。やっと念願が叶った。

友だちと、お店で働いている友だちと3人でアナスタシアの話をしていたら、アナスタシアが好きだというお客さんがお店に入ってきた。アナスタシアは、香川に旅行に行ったときに知り合った人から教えてもらった本で、ロシアのタイガで自然と共に生きる叡智に溢れた女性の物語。フィクションではないかという人もいるが、著者はアナスタシアに会って実際に起こったことを書いたと述べている。私も読んでいて実話だと思った。でも、フィクションでも実話でもどちらでもいい。真実だと思ったら、そんな風に生きられたらいいなと思ったら、受け入れたらいい。今はそう思う。

そのアナスタシアつながりのお客さんとは、どこかで会ったような気がした。Mさんと呼ばれていて、名前が、前に遠くで会った人と同じだった。でも、まさかここにいるはずはないと思った。

1時間ほど話し込んで、じゃあ、また、とお店を去ろうとしたときに、呼び止められた。

「もしかして、わたしのワークショップを受けてくれた人?」

以前、うちから遠いところで開かれたお祭りで、自分で綿を紡いだ糸で機織りをするワークショップがあった。のんびりしていたら、ワークショップの予約がいっぱいになって、キャンセル待ちになった。それでもいっかと電車を乗り継いで、相方と一緒にでかけていった。一緒に行こうかと話していた友だちはワークショップの予約が取れたと言っていたのだが、都合が悪くなって来られなくなった。その友だちが、この日、一緒にフェアトレードショップに来てくれた友だちだった。そのキャンセルのおかげで、相方がワークショップを受けることができることになり、たまたま、講師の先生が道具を一つ多く持ってきてくれていたので、私も一緒に受けられることになった。

とにかくなんでも自分で作ってしまう先生で、どこまででも織れる機織り機も竹で自分で作ってしまったという。買ってきたら、梱包など、自然に還らないゴミが出てしまうから、自然に還るもので自分で作りたいと思って、とおっしゃっていた。とても素敵な人だなぁと思った。またお会いしたいなと思っていたのに、なかなか連絡せずに月日が経ってしまっていた。タイムオーバーで持ち帰ったコースターも、未完成のままになっていて、できあがりの写真を送るときにでも、と思っているうちに、コースターの続きごと延び延びになっていた。

またお会いしたいと思っていたそのときの講師のMさんと、馴染みのお店で1時間も話していたのだった。

なぜ私だとわかったのかと思ったら、私の服の裾についていたロゴを見て、思い出されたのだそうだ。私はこの日も、ワークショップの日も、ある草木染め作家さんの服を着ていて、ワークショップの日にも、Mさんが私の服のロゴを見て、その作家さんとの縁について話してくれたのを覚えている。

いろいろな偶然が重なって、私とMさんは出会うことになり、再び出会い、お互いを認識することができた。友だちと3人で夕飯を食べに行って、その席で、先生も私と相方にまた会える気がすると思ってくれていたことを聞いた。連絡先を伝えて、引越し前にまた会う約束をした。とても不思議だった。友だちと友だちを引き合わせようとしたら、私も会いたかった人と引き合わせられた。

そして、Mさんから「神との対話」という本を薦めてもらった。実は、これまでに何人かの方の書棚で見たことがあり、相方も美容師さんに借りて読んで良かったと言っていたのだが、分厚いのと、タイトルの怪しさに、ずっと手が出なかった本だった。「これも何かの縁。読んでみようかな」と思い、帰りに書店に寄った。なかったら読まないでおこうと思ったら、小さな本屋さんなのに、3部作が3部ともあった。ついに覚悟を決めて手を出したのだが、すごくいい本だった。

開いてすぐに心に飛び込んできたのは「偶然などない」という言葉だった。