20140223

うわさばなし

【旧暦1月24日 月齢 23.3 雨水 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)】

思わず笑ってしまったうわさばなし。

何年かぶりに会った知人が相方に聞いた。
「ちょっとうわさできいたんですけれど、…酒豪なんですか?」

相方は確かにお酒の味は好きだが、ほんの少ししか飲めない。少量ですぐに眠たくなってしまうし、不自然な方法で作られている普通のお酒だと、探知機のように頭が痛くなってしまう。下戸とうわさされることはありそうなものだが、酒豪のうわさが立っているとは面白かった。

「なんでそういうことになっているんですか?」と私は聞き返した。
「いえね、なんでも床に何本もお酒の瓶がゴロゴロ転がっていると聞いたもので」

相方と私は、農薬や化学肥料を使わずに栽培された原料を天然の菌で醸したお酒の味が好きで、百薬の長として、日常的にデミタスカップに一杯ほど飲んでいる。寒い日には、オーガニックワインをチャイで割ったシェルパティも身体があたたまって良い。

そういうお酒は珍しいので、扱っているお店に行ったときや、旅行やマルシェで見つけたときに買っておくようにしているのだが、結果、家に何本もお酒が並ぶことがある。そのときにたまたま家に来ただれかが、瓶が並んでいるのを見てそう思ったのかもしれない。

少しずつ飲むので、飲み差しばかりになり、転がっているということはないのだが、口から口へと伝わるうちに、「何本もゴロゴロ転がっている」ということになったのだろう。うわさとはこんなふうにしてできるものなのだと可笑しかった。

世の中で言われている話も、一次情報に辿り着くまでは真実かどうかはわからない。そういう話がある、というにとどめて、知人のように、直接本人に聞いてみるのはいいことだなぁと思った。まぁ、本人が嘘をつくという場合もあるのだが、直接会って目を見て話せば、嘘ならたいていわかるものだ。